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ノイキャン&DSP内蔵の配信者向けマイク「Razer Seiren V3 Pro」USB/XLR対応
2026年6月10日 11:00
Razerは、内蔵DSPでノイズ除去や、EQ、コンプレッサーなどの高音質化をリアルタイム処理可能な配信者向けマイク「Razer Seiren V3 Pro」を発売した。価格は4万2,800円。
接続インターフェイスとして、USB Type-CとXLRの2つを装備する。両対応の製品は数こそ少ないがすでに市場には存在している。USB接続の場合は、すべてのPCにケーブル1本でつなげて即座に利用できるメリットがある。ただし、多くのアプリは複数のUSBマイクに対応しておらず、複数つないでもどれか1つしか利用できない。また、1つのUSBマイクの音を分岐させるのも困難だ。
一方、XLRマイクの場合、接続に際してオーディオインターフェイスが別途必要となる。一方でこちらは、複数のXLRマイクをつなげられるオーディオインターフェイスや、XLRのスプリッターなどの機材も存在しており、柔軟な取り回しが可能だ。
今回Razerが発売したRazer Seiren V3 Proも、この両方の恩恵を受けられる。しかし、本製品がおもしろいのは、接続形態によってつなぎ方や取り回し方だけでなく、ターゲットユーザーも明確に異なってくるという点だ。
本製品にはUSB接続時のオーディオ処理用のDSPが搭載されており、ノイズ除去や高音質化が簡単にできる。しかも、リアルタイム処理されるため、本製品のイヤフォン端子にイヤフォン/ヘッドフォンをつないだ場合は、DSPで処理された音を遅延なくモニタリングできる。つまり、複雑なことを考えずに手軽に高品位な音声を得たいユーザーがターゲットとなる。
一方で、XLR接続の場合は、このDSP処理の恩恵を受けられない。XLRとUSBを同時接続することで、XLRマイクとして使いながら、本体のLEDによるカラーリングや、ワンタッチミュートボタンは利用できる。しかし、音声については、マイクカプセルが捉えたそのままの音がXLR端子から出力される。つまり、EQやコンプレッサーなどは手持ちのものを使って処理したいというプロフェッショナルなユーザーがターゲットとなるのだ。
共通の仕様としては、特別設計の30mmダイナミックマイクカプセルを搭載。大型カプセルにより、際⽴った低⾳レスポンスと⾃然な温かみを提供するとしている。また、カプセルの固有設計により、マイク正面以外(オフアクシス)の除去性能も向上し、過度な処理を⾏なうことなく環境ノイズや室内反射を⾃然に抑制できるとしている。
ショックアブソーバーも内蔵するほか、堅牢な亜鉛ユニボディ構造を採用することで、デスクやスタンドから伝わる振動や共鳴がカプセルに伝わりにくいという。付属の台座を取り付けると簡易なマイクスタンドになるが、汎用のマイクアーム(5/8インチ)にも取り付け可能だ。
周波数特性は50Hz~16kHz、感度は-50dB(1V/Pa at 1kHz)、最大SPLは150dB(XLR)/125dB(USB)、インピーダンスは300Ω、S/N⽐は74dB、調整可能ゲインは40dBとなっている。
USB接続時のDSP機能として、EQ、ノイズゲート、コンプレッサー、リミッター、AIノイズリムーバー、リバーブを利用可能。リバーブ以外の機能はデフォルトでオンになっているので、プラグアンドプレイで高音質化できるが、細かい調整も可能。各機能のオン/オフ、細かい調整はRazer製ソフトSynapse上で行なう。また、32bitフロートにも対応し、ダイナミックレンジが広いため音割れ(クリッピング)が極めて発生しにくい。
本体底面には、USB Type-C、XLR、3.5mmイヤフォン端子に加え、ダイヤルが1つある。デフォルトではこれでゲインを調整できるが、Synapseで切り替えるとイヤフォンの音量調節になる。
このほか、Synapseで「ストリームミキサー」機能を有効にできる。有効にすると、GAMEやVOICE CHATなど最大6つ(内1つはサウンドエフェクト用)の仮想オーディオチャンネルをOSに追加できる。これを使うことで、配信に載せる音、載せない音の選別や、自分でのモニタリング音量と、配信に載せる音量を個別に調節したりといったことができるようになる。
本体サイズは62×257mm(マイク径×高さ)、重量は926g。USB Type-Cケーブル(Type-A変換付き)が同梱される。





























