ChatGPTを騙るフィッシング攻撃に注意喚起

報告されたフィッシングメール

　フィッシング対策協議会は12月2日、OpenAIのChatGPTを騙るフィッシングが報告されたとして注意喚起した。

　これによれば、「You'll lose access to your account」などといった件名のメールを通じて、ユーザーをフィッシングサイトに誘導し、個人情報を盗み出そうとするものだという。12月2日15時時点では該当のフィッシングサイトは稼働中で、JPCERT/CCが閉鎖に向けた調査を進めている。あわせて、類似のフィッシングサイトにも注意するよう呼びかけた。

　同協議会では、フィッシングサイトを見分けることは非常に困難だとした上で、サービスへのログインや個人情報の入力を求められた場合は、メールやSMSのリンクからではなく、公式アプリやWebブラウザのブックマークなどからアクセスし直すことを推奨している。

　また、フィッシングメールが届くのは、メールアドレスがどこかで漏洩していることを意味しており、迷惑メールフィルタなどを使っても大量にフィッシングメールが届く場合は、新たなメールアドレスへの移行も検討するよう勧めている。