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Windows 11 24H2でスタートメニューやエクスプローラーがクラッシュする問題

  • 劉 尭

2025年11月28日 12:18

　Microsoftによれば、Windows 11 24H2の2025年7月累積的更新プログラム「KB5062553」を適用した環境において、プロビジョニングを行なった後、スタートメニューやエクスプローラーがクラッシュする問題が発生しているという。

　この不具合は、累積的な更新プログラムを適用した後にユーザーが初めてログオンしたり、仮想デスクトップインフラストラクチャ(VDI)を利用してユーザーがログオンした際に発生。Explorer.exeやshellhost.exe、StartMenuExperienceHostといったシェルコンポーネントが失敗し、画面上にエラーが表示され、サイレントモードで実行できないといった症状が起きる。また、エクスプローラーのクラッシュ、スタートメニューの起動失敗と重大なエラーメッセージの表示といった症状も発生する。

　この不具合は、更新プログラムインストール後に、時間内に登録されないXAMLパッケージに依存するアプリケーションによって引き起こされる。その具体的なXAMLパッケージとは、

  • MicrosoftWindows.Client.CBS_cw5n1h2txyewy
  • Microsoft.UI.Xaml.CBS_8wekyb3d8bbwe」
  • MicrosoftWindows.Client.Core_cw5n1h2txyewy

　の3つだ。

　問題は特定済みで、解決に向けて取り組んでおり、準備でき次第案内するとしている。回避策としては、不足しているパッケージをユーザーセッションに手動で登録することを挙げている。 

Add-AppxPackage -Register -Path 'C:\Windows\SystemApps\MicrosoftWindows.Client.CBS_cw5n1h2txyewy\appxmanifest.xml' -DisableDevelopmentMode

Add-AppxPackage -Register -Path 'C:\Windows\SystemApps\Microsoft.UI.Xaml.CBS_8wekyb3d8bbwe\appxmanifest.xml' -DisableDevelopmentMode

Add-AppxPackage -Register -Path 'C:\Windows\SystemApps\MicrosoftWindows.Client.Core_cw5n1h2txyewy\appxmanifest.xml' -DisableDevelopmentMode

　また、非永続的な環境の場合、ログインスクリプトを利用するよう案内している。 

@echoオフ
REM Register MicrosoftWindows.Client.CBS

powershell.exe -ExecutionPolicy Bypass -Command "Add-AppxPackage -Register -Path 'C:\Windows\SystemApps\MicrosoftWindows.Client.CBS_cw5n1h2txyewy\appxmanifest.xml' -DisableDevelopmentMode"

REM Register Microsoft.UI.Xaml.CBS

powershell.exe -ExecutionPolicy Bypass -Command "Add-AppxPackage -Register -Path 'C:\Windows\SystemApps\Microsoft.UI.Xaml.CBS_8wekyb3d8bbwe\appxmanifest.xml' -DisableDevelopmentMode"

REM Register MicrosoftWindows.Client.Core

powershell.exe -ExecutionPolicy Bypass -Command "Add-AppxPackage -Register -Path 'C:\Windows\SystemApps\MicrosoftWindows.Client.Core_cw5n1h2txyewy\appxmanifest.xml' -DisableDevelopmentMode"