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パナソニック、誤飲対策で苦味成分を塗布したコイン型リチウム電池
2025年8月29日 16:15
パナソニックは、国内メーカーとしては初めて誤飲対策として苦味成分を塗布したコイン型リチウム電池「CR2032E」「CR2025E」「CR2016E」3製品を10月10日に発売する。価格は1個363円。CR2032Eのみ2個入りをラインナップし726円。
今回発売されるコイン型リチウム電池3製品は、いずれも国内メーカーとしては初めて電池本体の負極面に苦味成分である安息香酸デナトニウムを塗布した。これにより乳幼児がコイン形リチウム電池を誤飲する事故のリスクを低減する。同時に、使用推奨期限を従来の5年から10年に延長したのも特徴となっている。
コイン形リチウム電池やボタン電池を誤飲すると、体内で化学反応を起こし、食道などの内臓に深刻な損傷を与える可能性があり、命に関わる重大な事故につながるおそれがある。このため、同社はこれまで乳幼児が簡単に開封できないようなパッケージの採用、注意喚起のピクトグラムの刻印といった安全性の向上に取り組んできた。今回はもう一歩進んだ対策として、電池本体に苦味成分を塗布した製品を開発したという。
開発にあたって乳幼児を対象とした検証を通じて、誤飲を抑制するために効果的とされる苦味成分の適切な塗布量を確認した上で製品設計しているとしている。
近年は家庭内でのコイン形リチウム電池の使用頻度が増加しており、それに伴い電池に関する誤飲事故リスクも増加。東京消防庁管内で2020年から2024年までの5年間、5歳以下の子ども5,285人が窒息や誤飲などで医療機関に救急搬送され、このうち200件は電池が関連しているとの報告がある。











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