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Android 16公開。通知の改善やセキュリティ機能の追加など
2025年6月11日 12:17
Googleは、スマートフォン向けOSの最新バージョン「Android 16」を順次提供開始した。対応のPixelデバイスではすでに導入でき、それ以外のデバイスでも2025年後半以降利用可能となる見込み。
通知周りでは、通知内の進捗バーと通じて進行状況が確認できるライブ更新機能を追加。まずはライドシェアとフードデリバリーのアプリ向けに展開し、配車や配達などの状況を通知から簡単にチェックできる。単一のアプリからの通知を自動的にグループ化し、整理してくれる機能も実装する。
また、セキュリティ機能の強化として、Advanced Protectionを新たに搭載。有害なアプリや安全でないWebサイト、詐欺電話などからデバイスを保護できる。
アクセシビリティ関連では、補聴器を使うユーザーに向けた機能強化として、LE Audioに対応する補聴器を使って通話している場合に、補聴器のマイクに代わってスマートフォンのマイクを使用する機能を追加。騒がしい環境でもよりクリアな音声を届けられるようになる。補聴器をコントロールする機能もネイティブで実装している。
そのほか、HDRスクリーンショット、アダプティブリフレッシュレートといった機能も搭載。また、2025年後半に実装予定の機能として、新たなUIデザインとなるMaterial 3 Expressiveや、Samsungと共同開発したというデスクトップウィンドウ機能の展開も予告している。
タブレットの大画面で利用可能となるデスクトップウィンドウでは、単一アプリや画面分割モードに加え、アプリをウィンドウで表示し、サイズや位置を自在に動かせるようになる。あわせて、カスタムキーボードショートカット機能やタスクバーがいっぱいになった場合でもアプリを見つけやすくするタスクオーバーフロー機能も導入される予定。