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NEC PC、15.6型ノート「LAVIE Note Standard」をマイナーチェンジ

4K対応のLAVIE Note Standard「NS850」

 NECパーソナルコンピュータ株式会社は、LAVIEブランドの2016年春モデルを発表した。ここでは15.6型のスタンダードノートPC「LAVIE Note Standard」シリーズを紹介する。ほかの2016年春モデルについては別記事を参照して欲しい。

 LAVIE Note Standardでは従来通り15.6型のクラムシェルノートをグレードごとに展開。筐体の改良は行なわれず、基本的な仕様も2015年秋冬モデルを踏襲する。これらの中で唯一更新内容が目立つのは映像や音質にこだわったプレミアムモデルの「NS850」のみで、CPUが上位版に変更され、容易にペアリングできるNFC接続のマウスが付属するようになった。Note Standardシリーズはそれぞれ1月中旬に発売を予定している。

 プレミアムノートは前述のNS850とNS750の2機種をラインナップ。NS850は4K(3,840×2,160ドット)解像度のIGZO液晶を採用。NS750の画面解像度はフルHDとなる。税別店頭予想価格は順に244,800円前後、214,800円前後の見込み。

 両製品ともヤマハ製のサテライトスピーカー(2W+2W)とサブウーファー(4W)を搭載。「YAMAHA Active Servo Technology 」やウーファーの「ハニカムウォール」構造などにより、低音域に迫力を与え、最適化を施している。また、ウーファーを搭載しつつ、厚みを26.2mmに抑えたスリム筐体も健在。

 キーボードはおなじみの「フローティングキーボード」を採用。透明色のキーのトップのみに印刷を施すことで、視認性を向上しているほか、防滴機能も取り入れている。

 NS850の主な仕様は、CPUがCore i7-6567U(3.3GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ8GB、SSHD 1TB、15.6型4K(3,840×2,160ドット)光沢タッチ操作対応IGZO液晶ディスプレイ、BDドライブ、OSはWindows 10 Home、Office Home & Business Premium プラス Office 365サービスが付属する。本体色はクリスタルブラックの1色。

 インターフェイスは、USB 3.0×3、USB 2.0、SDXCカードスロット、NFC、HDMI出力、IEEE 802.11a/b/g/n/ac無線LAN、Bluetooth 4.0、200万画素Intel RealSenseカメラ、音声出力などを装備。

 一方、NS750はCPUにCore i7-6500U(2.5GHz、ビデオ機能内蔵)を搭載し、ディスプレイがフルHD(1,920×1,080ドット)光沢タッチ操作対応液晶となり、カメラは92万画素となる。それ以外は共通。インターフェイスについても、NFC非搭載であることと、Webカメラが92万画素になっていること以外は変わらない。ただ、本体色は豊富でクリスタルブラック、クリスタルレッド、クリスタルホワイト、クリスタルゴールドの4色が用意されている。

 両製品の本体サイズ/重量は、382×270×26.2mm(幅×奥行き×高さ)/約2.7kg。

 バッテリ駆動時間は、執筆時点ではNS850が測定中となっており不明。NS750は約4.3時間となっている。

「NS750」(クリスタルブラック)
クリスタルレッド
クリスタルホワイト
クリスタルゴールド

「NS700」(クリスタルブラック)

 スタンダードノートは、Core i7-6500U(2.5GHz、ビデオ機能内蔵)搭載の「NS700」、Core i5-6200U(2.3GHz、同)の「NS550」、Core i3-6100U(2.3GHz、同)の「NS350」の3機種をラインナップ。前述の通り、2015年秋冬モデルを踏襲しており、この3機種に関しては変更点がない。

 NS700の主な仕様は、メモリ8GB、HDD 1TB、15.6型フルHD光沢液晶ディスプレイ、BDドライブ、OSはWindows 10 Home、Office Home & Business Premium プラス Office 365サービスが付属。本体色はクリスタルブラック、クリスタルレッド、クリスタルレッドの3色。税別店頭予想価格は194,800円前後の見込み。

 NS550とNS350の搭載メモリ容量は4GBになっており、NS350はディスプレイの解像度がHD(1,366×768ドット)となっている。それ以外の仕様は前述のCPUを除いてNS700と共通。本体色も同様の3色から選択できる。税別店頭予想価格は順に179,800円前後、159,800円前後の見込み。

 インターフェイスは共通で、USB 3.0×2、USB 2.0、SDXCカードスロット、HDMI出力、IEEE 802.11a/b/g/n/ac無線LAN、Bluetooth 4.0、92万画素Webカメラ、音声出力などを装備。

 本体サイズ/重量は、382×270×25.7mm(同)/約2.5kg。バッテリ駆動時間はNS700が約5.6時間、NS550が約5.7時間、NS350が約6.2時間。

クリスタルレッド
クリスタルホワイト

「NS150」(スターリーブラック)

 LAVIE Note Standardのローエンドモデルは「NS150」と「NS100」の2機種。こちらも2015年秋冬モデルを踏襲するが、NS150はヤマハ製のハイレゾ音源対応再生ソフト「HiGrand Music Player」が付属するようになり、Flac/m4a/dsfなどを再生可能になったという違いがある。

 NS150の主な仕様は、CPUがCeleron 3215U(1.7GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB、HDD 1TB、15.6型HD光沢液晶ディスプレイ、DVDスーパーマルチドライブ、OSはWindows 10 Home、Office Home & Business Premium プラス Office 365サービスが付属。本体色はスターリーブラック、ルミナスレッド、エクストラホワイトの3色。税別店頭予想価格は134,800円前後の見込み。

 一方のNS100は、CPUがCeleron 3215U(1.7GHz、ビデオ機能内蔵)、HDD 500GBを搭載し、それ以外の仕様はNS150と共通。ただし、付属ソフトがOffice Personal Premium プラス Office 365サービスになっているOffice違いのモデルが用意されている。税別店頭予想価格はOffice Home & Business Premium プラス版が114,800円前後、Office Personal Premium プラス版が111,800円前後の見込み。

 インターフェイスは共通となり、USB 3.0×2、USB 2.0、SDXCカードスロット、HDMI出力、IEEE 802.11a/b/g/n/ac無線LAN、Bluetooth 4.0、92万画素Webカメラ、音声出力などを装備。

 本体サイズ/重量はNS150とNS100ともに、385.6×258×22.6mm(同)/約2.4kg。バッテリ駆動時間も同じで約6.2時間となる。

「NS150」(ルミナスレッド)
「NS150」(エクストラホワイト)
「NS100」(ホワイト)

(中村 真司)