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レノボ、磁石でドッキングするThinkPadの重箱型アクセサリ
~Bluetoothスピーカー、モバイルバッテリ、ルーター、HDD機能を搭載
(2015/6/30 11:00)
レノボ・ジャパン株式会社は、2015 International CESにて発表されたThinkPadシリーズのアクセサリ「ThinkPad Stack」を発売した。
既報の通り、Bluetoothスピーカー、モバイルバッテリ、ワイヤレスルーター、ポータブルHDDの4つのデバイスからなる重箱タイプのアクセサリで、縦に積み重ねて使用するユニークな設計が特徴。ワイヤレスルーターとポータブルHDDはセットで販売される。なお、本製品はThinkPad以外のPCでも問題なく使用できる。
各デバイスの上面にポゴパッド、底面にポゴピンコネクタが用意されており、全て同一位置に配置されている。それぞれのデバイスはこのポゴパッド/ポゴピンを通して通信や電力供給などを行なえ、最大5台積み上げて使用することができる。
本体底面には小さな足が4本あるが、この部分にマグネットが組み込まれており、ドッキング時にそれぞれのデバイスが簡単に外れないような仕組みになっている。
それぞれの特徴は以下の通り。
ThinkPad Stack Bluetooth スピーカー
「ThinkPad Stack Bluetooth スピーカー」の税別直販価格は11,000円。Bluetooth 4.0をサポートし、本体前面には再生/一時停止ボタン、ミュートボタン、ボリューム+/-ボタンを備えている。ノイズ低減機能を搭載しており、電話会議などでの会話をクリアに認識できるとしている。
インターフェイスは、Micro USB 2.0(充電用)、2W+2Wスピーカー、ノイズキャンセリングマイク端子。
バッテリ容量は1,500mAhで約8時間の連続再生が可能。後述するモバイルバッテリと組み合わせることで、連続48時間再生できるようになる。
本体サイズは136×76.8×28mm(幅×奥行き×高さ)、重量は242g。付属品として、充電用のMicro USBケーブル、AUX INケーブルを同梱する。
ThinkPad Stack 10000mAh パワーバンク
「ThinkPad Stack 10000mAh パワーバンク」の税別直販価格は7,500円。製品名通り、10,000mAhの容量を備えたモバイルバッテリで、5V/4Aのポゴピンを通してほかのThinkPad Stackデバイスに電力を供給することができる。
また、給電用のUSBポートを2基備え、2つのデバイスに同時充電可能(合計5V/2Aまで)。バッテリ残量は正面のLEDインジケータから確認でき、4つの点灯で100%、3つで75%、2つで50%、1つで25%となる。
本体サイズは136×76.8×16mm(同)、重量は250g。付属品として、給電用のMicro USBケーブルを同梱。
ThinkPad Stack ワイヤレス ルーター/1TB ハードドライブキット
「ThinkPad Stack ワイヤレス ルーター/1TB ハードドライブキット」の税別直販価格は27,000円。ワイヤレスルーターと1TBのHDDがセットになっており、それぞれ単体でも使用できるが、組み合わせて使うことでNASとして利用可能。専用ソフト「ThinkPad Stack Assistant」を使えばPCだけでなく、Android/iOSを搭載したスマートフォンからもアクセスできる。
ワイヤレスルーターは、IEEE 802.11a/b/g/n/ac無線LANに対応し、5GHz(433Mbps)と2.4GHz(150Mbps)をサポートする。インターフェイスは、Ethernet端子、モデム用USBポート。1TB ハードドライブのインターフェイスはUSB 3.0となる。
ワイヤレス ルーターの本体サイズは136×76.8×16mm(同)、重量は138.5g。1TB ハードドライブキットの本体サイズは136×76.8×14mm(同)、重量は211.6g。付属品として、USB 3.0ケーブル、給電用のMicro USBケーブル、10W電源アダプタを同梱。