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日本HP、2.4GHz無線/Bluetooth両対応のエントリーゲーミングヘッドセット

Cloud Jet Dual Wireless

 日本HPはHyperXブランドから、ゲーミングヘッドセット「Cloud Jet Dual Wireless」および「Cloud III S Wireless」を発表した。発売時期および価格はそれぞれ、販売中/1万1,980円、6月13日予定/2万2,980円。

【訂正】初出時、「Cloud III S Wireless」をすでに販売中としておりましたが、メーカーより訂正が入り、正しくは6月13日発売予定となりました。

Cloud Jet Dual Wireless

 HyperXのヘッドセット製品では、Stinger、Flight、Cloud、Alphaシリーズをこれまで展開してきたが、新たにエントリーグレードとなるJetシリーズを追加。Cloud Jet Dual WirelessはこのJetシリーズの製品として投入される。

 カジュアルゲーマー向けに、必要な機能は搭載しつつ価格を抑えた製品だとしており、2.4GHz無線およびBluetoothのどちらでも接続できるデュアルワイヤレスに対応。低遅延が求められるゲームでは2.4GHz無線、スマートフォンなどで音楽を聞く際などにはBluetoothといったように、シーンによって使い分けもできる。

新たにエントリー向けのJetシリーズを追加
必要な機能を搭載しつつ価格を抑えた製品となる
2.4GHz無線とBluetoothの両方に対応

 40mm径の大型ネオジムドライバを搭載するほか、HyperXの音響エンジニアによる音響チューニングも施すことで高音質を実現。フリップ式のブームマイクも装備しており、マイクをはね上げるとミュートになる機能も備える。

 伸縮性のあるヘッドバンドやファブリック素材の柔らかいクッションなども特徴。2.4GHz無線用ドングルはUSB Type-A接続で、本体の充電はUSB Type-Cポート経由で行なう。

40mm径の大型ネオジムドライバを採用。HyperXによるチューニングも
主な特徴
操作部分には2.4GHz無線とBluetoothの切り換えスイッチも備える(写真左側の上方)
ブルーのモデルも用意

Cloud III S Wireless

Cloud III S Wireless

 Cloud III S Wirelessは、既存の「Cloud III Wireless」に改良を施したアップグレード版に相当する製品。大きな変更点として、2.4GHz無線とBluetoothによるデュアルワイヤレスのほか、HP独自のインスタントペアリングに対応した点が挙げられる。

 インスタントペアリングは、USBドングルを使わず2.4GHz無線による低遅延接続を利用できる機能。同社製の対応PCとの組み合わせで利用でき、USBポートを占有せずともアクセサリを接続できる。現状では本機のほか、16型ゲーミングノート「OMEN MAX 16」、ゲーミングマウス「Pulsefire Saga Pro Wireless」、「Pulsefire Haste 2 Pro 4K Wireless」でサポートしている。

 また、着脱式のブームマイクは引き続き採用しているが、新たに本体にも内蔵マイクを用意。ブームマイクを外した状態でも、音声入力が利用できるようになった。

Cloud III Wireless(左)からCloud III S Wireless(右)への改良点
対応PCであればUSBドングルなしで2.4GHz無線接続できるインスタントペアリング
主な特徴
各種スイッチ
ブームマイクは着脱が可能

OMEN AIのパフォーマンス最適化機能がエーペックスレジェンズでも利用可能に

新たにエーペックスレジェンズとLeague of Legendsをサポート。今後も拡大予定

 あわせて、AIを利用して簡単にゲームの設定を最適化できる「OMEN AI」をアップデート。既存のCounter-Strike 2に加え、エーペックスレジェンズとLeague of Legendsでも最適化が行なえるようになった。対応タイトルは拡充予定で、現状ではVALORANT、フォートナイト、Call of Duty:Modern Warfare III、Red Dead Redemption IIのサポートを計画しているという。

 OMEN AIは、同社が提供するユーティリティ「OMEN Gaming Hub」内から利用できる機能で、ハードウェア構成やゲーム内設定、OS設定などさまざまな要素をAIが分析し、ゲームタイトルに合わせて設定を最適化してくれるもの。ユーザーの承諾のもと集めたテレメトリーデータをAIがマシンラーニングし、フレームレート優先のゲーム設定を導き出す。

 同社の説明によれば、全く同じハードウェア構成であってもユーザーによってフレームレートには大きなばらつきがあり、本来のパフォーマンスが引き出せていないケースもあるという。一方で、ゲーム内設定は項目が多く、最適な設定を見つけ出すのが難しいが、AIを活用することでこの課題を解消できるとしている。

OMEN AI
パフォーマンスを気にするゲーマーのうち、20%はフレームレートを重視(左)。また、同じ構成のPCにも関わらず、パフォーマンスが十分に引き出せていないケースもあるという(右)
ゲーム設定は項目が多く、組み合わせも膨大。OMEN AIなら機能をオンにするだけで、簡単に最適化が行なえるという