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オムロン、1枚のシートと1個のLEDだけで空間に立体投影できる技術
(2014/10/2 17:29)
オムロン株式会社は2日、LEDの光を透明なプレートまたはシートから出射させ、3次元の静止映像を空間に投影できる「透明プレート型空間投影技術」を世界で初めて実現したと発表した。
同社の携帯電話液晶ディスプレイ向け点光源用バックライトやシート型バックライトなどに使われる技術を応用。1枚のシートとLED 1個のみで空間に3次元映像を投影可能で、奥行きのある表示、実物への重ねあわせ、複数枚シートを重ねての使用が可能。シート本体は透明なため目立たず、ガラスなどにも貼り付けられる。
今後、看板の3D表示や、鉄道駅構内などの施設における案内表示の立体化、ショーウィンドウでの情報表示やデザイン投影、各種ジェスチャ入力機器や、非接触スイッチの可視化などでの利用が見込まれる。
これまでの空間へ立体映像を投影する技術は多く存在したが、多くの部品を必要とし、比較的規模が大きいシステムとなり設置スペースが必要だった。今回の技術ではこのネックを解消できるとしている。技術のデモは、10月7日~11日まで幕張メッセで開催されるCEATEC JAPAN 2014の同社ブースで展示する。