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レノボ、キーボードドック付きの11.6型Windows 8.1タブレット「Miix 2 11」

「Miix 2 11」
5月下旬 発売

価格:オープンプライス

 レノボ・ジャパン株式会社は、キーボードドックをセットにして販売する11.6型Windows 8.1タブレット「Miix 2 11」を5月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は114,000円(税別)前後の見込み。

 1月に米ラスベガスで開催されたInternational CESで発表された製品の国内発表。「IdeaPad Miix」の後継とも、8型Windows 8.1タブレット「Miix 2 8」の画面サイズ拡大版とも言える製品。

 ディスプレイは、フルHD(1,920×1,080ドット)対応の11.6型IPS液晶を搭載。キーボードドックを標準で添付し、タブレットとしてもクラムシェル型ノートPCとしても利用できる。タブレット側とキーボードドックは磁石で固定され、取り付けた状態でタブレット側を持ち上げも外れないほど強力に固定される。

 また、タブレットとドックとは12ピンの電気接点で接続するが、両方向対応になっており、キーボード面に対して表向きにも裏向きにも取り付け可能。裏向きに取り付けた場合は「スタンドモード」と呼ばれ、動画鑑賞などを想定して、キーボードドックの背面側に内蔵されたJBL製スピーカーが前方を向く格好となる。タブレット側両側面に内蔵するスピーカーもJBL製。

 タブレット単体での本体サイズは約302×190×11mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約800g。キーボードドック搭載時の本体サイズは約302×204×18.6mm(同)、重量は約1.35kg。キーボードドック単体の重量は約550gということになる。キーボードドック側にバッテリは内蔵しない。

 電源は、タブレット側に付いている標準のUSB Aポートから給電する仕組みで、USB A-Aタイプの専用ケーブルと専用のACアダプタを利用。給電用のUSB ACアダプタは、本製品で使用した場合に20V/2A(40W)出力となり、通常のUSBデバイスで使用した場合は5.2V/2Aとなる専用品。ケーブルも専用品で、市販のUSB A-Aケーブルを用いても20V/2A出力で給電できないという。また、キーボードドック側に備えるUSB 2.0×2からの給電には対応しない。なお、タブレット側のUSBポートは給電専用というわけではなく、データ転送を行なう通常のUSBデバイスも利用できる。

 主な仕様は、Core i3-4012Y(1.5GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB、SSD 128GB、10点タッチ/フルHD対応11.6型IPS液晶、Windows 8.1 64bit、Office Home and Business 2013を搭載。バッテリ駆動時間は約8.2時間。

 インターフェイス類は、タブレット側がIEEE 802.11a/b/g/n無線LAN、Bluetooth 4.0、前面200万画素/背面500万画素カメラ、microSDカードスロット、USB 2.0×1、Micro HDMI出力、音声入出力、光センサー、加速度センサーを搭載。キーボードドック側はUSB 2.0×2。

左側面インターフェイス
タブレット本体左側面のUSBポートから電源供給を行なう。Micro HDMI出力の搭載はMiix 2 8との大きな違い
本体右側面
キーボードは金属で剛性も高い作り。日本語化されているが、ファンクションキーはFnキーとのコンビネーションで入力する
タブレットとキーボードドックの接続コネクタ
本体、キーボードドックともにJBL製のスピーカーを採用
付属の専用ACアダプタと専用ケーブル。オプション販売も検討中としている
ケーブルはUSB A-Aタイプで、DC-INと書かれた専用のもの
“レノボのデバイス”(=本製品)で使用した場合は20V/2A、そのほかのデバイスで使用した場合は5.2V/2A出力となるUSB ACアダプタが付属する

(多和田 新也)