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現実空間に情報を重ねて表示できる透過型XRグラス「dynaEdge XR1」

dynaEdge XR1

 Dynabookは、透過型XRグラス「dynaEdge XR1」および専用コントローラ「dynaEdge C1」の受注を開始した。価格はどちらもオープンプライス。

 dynaEdge XR1は、透過型の光学モジュールを採用し、現実空間の上に情報を重ねて表示できるデバイス。両眼型で広い表示領域を確保したとする。ディスプレイは片目1,920×1,080ドット、視野角が約45度、輝度が最大1,000cd/平方mとなっている。

 インターフェイスにUSB Type-Cを備え、専用コントローラのdynaEdge C1やPCなど、さまざまな機器と接続して利用できる。独自の技術により、かけ心地にも配慮したとする。1,300万画カメラやステレオスピーカー、マイクなど各種センサーも内蔵している。

 また、PCに専用アプリをインストールすることで、仮想デスクトップを使ったマルチディスプレイを実現する「dynaEdgeワークスペース」にも対応する。

 本体サイズは展開時が約163.6×53.5×173.8mm、折りたたみ時が約153.5×53.5×47mm、重量は約89g。

dynaEdge C1

 dynaEdge C1は、dynaEdge XR1と接続することでAI機能などを利用可能にする専用コントローラ。ボタンとタッチパッドにより簡単な操作が行なえるほか、バッテリも内蔵している。

 主な機能として、カメラやスマートフォンとの連携のほか、AIアシスト機能を搭載。会話の文字起こしや翻訳などを行なう「会話アシスト」、風景の中のオブジェクトなどを解説する「ビューサーチ」、カメラで撮影した資料などを文字認識してAIが要約する「ドキュメント要約」といったAI機能を利用できる。

 オクタコアのArmベースSoCを内蔵し、無線機能としてWi-Fi 6やBluetooth 5.2を搭載。インターフェイスはUSB Type-C 2基で、モノラルスピーカーや加速度センサー、ジャイロセンサー、コンパスなども備える。

 本体サイズは約65×112×27.2mm、重量は約222g。