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HP、Micro USBで給電可能な11.6型IPS搭載Chromebook

~日本のGoogle Playでも“準備中”

10月8日(現地時間) 発売

 米Googleは、同社公式ブログの10月8日(現地時間)の記事において、米Hewlett-Packard(HP)から11.6型Chromebook「HP Chromebook 11」が発売されたことを紹介した。米国および英国で同日より予約受け付けが開始されており、米国での価格は279.99ドル。年末休暇の商戦に向けて他国へも順次展開するとしており、すでに日本のGoogle Playにも日本語化したページが用意されている。ただし、現時点では「準備中」となっており価格などは記載されていない。

 HPからは14型の「HP Chromebook 14」が発表されているが、本製品は11.6型ディスプレイを搭載する、よりモビリティを重視した製品。ユニークなのは、給電に用いるACアダプタの接続口をMicro USBポートとしたことで、スマートフォンやタブレットなどとACアダプタを共用できる。給電に用いる電力は15.75W(5V/3.15A)となっている。バッテリは30Whで、最大6時間動作が可能。

 ディスプレイは1,366×768ドット表示対応の11.6型液晶で、広視野角(176度)のIPSパネルを採用。輝度は300cd/平方m。キーボードの下にスピーカーを配置し、音質を向上させるなど、エンターテイメントにも配慮している。

 プロセッサにはSamsungのExynos 5250を搭載。Exynos 5シリーズはARMのbig.LITTLEアーキテクチャを採用していることで知られるSoCだが、Exynos 5250はCortex-A15のみのデュアルコア製品となる。

 ちなみに、Chrome OSを搭載したノートPCは、これまでもHPやAcer、Samsungなどが製造/販売していたが、今回のChromebook 11は、白をベースとして天板にGoogleカラーとなる青、赤、黄、緑の4色のラインをあしらい、キーボードの周りも4色のいずれかで縁取られるなど、他機種からの使い回しではないGoogle専用のデザインとなっている(ブラックモデルもあり)。

 そのほかの主な仕様/インターフェイスは、メモリ2GB、ストレージ16GB、IEEE 802.11a/b/g/n無線LAN、Bluetooth 4.0、VGA対応Webカメラ、USB 2.0×2、音声入出力などを搭載。

 本体サイズは297×192×17.6mm(幅×奥行き×高さ、突起部含まず)、重量は1.04kg。

 Google Driveの100GB/2年間の利用権や、60日間のGoogle Play Musicフリートライアルなども付随する。

(多和田 新也)