ニュース

NVIDIA、KeplerベースのQuadro K4000など3製品

「Quadro K4000」
3月5日(現地時間)発表

 米NVIDIAは5日(現地時間)、ワークステーション向けGPU「Quadro」シリーズにKeplerアーキテクチャを採用する3製品を追加した。

 「Quadro K4000」は、SP数が768基、メモリ容量が3GB、メモリバンド幅が134GB/secで、単精度演算性能が1.246TFLOPS、ViewPerf11スコアが53。ディスプレイインターフェイスはDisplayPort×2とDVI。TDPは80W。米国での想定価格は1,269ドル。

 「Quadro K2000」、「同K2000D」は、SP数が384基、メモリ容量が2GB、メモリバンド幅が64GB/secで、単精度演算性能が733GFLOPS、ViewPerf11スコアが41。ディスプレイインターフェイスはK2000がDisplayPort×2とDVI、K2000DがMini DisplayPortとDVI×2。TDPは51W。米国での想定価格は599ドル。

 「Quadro K600」は、SP数が192基、メモリ容量が1GB、メモリバンド幅が29GB/secで、単精度演算性能が336GFLOPS、ViewPerf11スコアが26。ディスプレイインターフェイスはDisplayPortとDVI。TDPは41W。米国での想定価格は199ドル。

 K4000とK2000/DはDisplayPortのデイジーチェーンを利用することで、最大4台のディスプレイを接続可能。さらに、1スロット厚であるため、1台のPCに4枚まで装着できる。

【お詫びと訂正】初出時に、「専用のSyncカードを組み合わせると、最大で16台のディスプレイに1つの画面として出力できる」としておりましたが、これに対応するのはQuadro K5000のみで今回の新製品は対応しません。お詫びして訂正させて頂きます。

 なお、Keplerベースの製品としては最上位の「Quadro K5000」がすでに発売されている。

「Quadro K2000」
「Quadro K2000D」
「Quadro K600」

(若杉 紀彦)