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アイ・オー、DTCP+対応で外出先から録画番組が見られるNAS

RECBOX +REMOTE
2月下旬 発売

価格:27,720円~52,290円

 株式会社アイ・オー・データ機器は、世界初となるDTCP+に対応したネットワーク接続HDD(NAS)「RECBOX +REMOTE」(HVL-Aシリーズ)を2月下旬より発売する。価格は容量2TBの「HVL-A2.0」が27,720円、3TBの「HVL-A3.0」が36,645円、4TBの「HVL-A4.0」が52,290円。

 DLNA 1.5およびDTCP+(DTCP-IP 1.4)に対応し、インターネット経由で外出先から著作権保護されたデジタル録画を視聴できる製品。本製品はストレージ機能のみで、TVチューナは搭載しない。そのためDTCP+を利用した視聴を行なうには、DLNAおよびDTCP-IP対応のチューナ搭載機器からRECBOXを録画先に指定するか、ダビング(またはムーブ)する必要がある。

 Webブラウザで操作できるUIを備えており、「ダウンロードムーブ機能」を使うとSCE「nasne」の録画番組をRECBOX側の操作でダビングできる。また、LAN内のiOS、Android端末でRECBOXを操作できるアプリ「Magical Finder」も用意される。

 外出先から視聴できるクライアントは現状Windows PCのみ。リモート視聴ソフト「DiXiM Digital TV 2013 for I-O DATA」(ダウンロード提供)でRECBOXとPCをペアリングすると、外出先から視聴できる。DTCP+は同時1配信のみ(LAN内は3ストリーム視聴/録画対応)。配信はUDPで行なわれるため、回線速度が速くてもなめらかに再生できる録画のビットレートは1~3Mbps程度としている。光回線など上りの速いインターネット環境と、ビットレートの低い長時間録画モードにすることを推奨している。

 NAS機能としては、「disk1」、「contents」の2つのフォルダを備え、disk1はDLNAではない通常のファイル共有、contentsはDLNA対応機器から見られるフォルダとなる。データ転送速度は最大78MB/secとしている。

 インターフェイスはGigabit Ethernet。デジカメなどの接続に対応するUSB 2.0ポートと一括コピーなどが行なえるファンクションボタンを備える。

 電源はACアダプタ。本体サイズは約215×183×40mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.2kg。

(山田 幸治)