ニュース
チケットの予約やユーザーの好みを覚えるなど、Copilotに新機能
2025年4月7日 13:51
Microsoftは4日、今後実装予定のものを含むCopilotの新機能について紹介した。本日より、初期バージョンの展開を順次始める予定。フィードバックを収集しつつ、数カ月間かけて展開を進めていくという。
Memory/Personalization
Memoryは、お気に入りの食べ物や好みの映画、家族の誕生日など、ユーザーに関する情報を記憶できる機能。Copilotはユーザーが会話をする中で好みなどを記憶し、ユーザーにあわせたソリューションや先読みした提案、状況にあわせたリマインダーなどを可能にする。Copilotが記録する情報の種類や、Memory機能自体のオン/オフはユーザーが自由に設定できる。
また、パーソナライズ機能の1つとして、Copilotの見た目を変更する機能についても追加を検討しているという。
Actions
Actionsは、Copilotがユーザーのパートナーとなって、裏でタスクを実行しておいてくれる機能。たとえばチケットやディナーの予約、プレゼントの手配などといった作業に対応しており、簡単なチャットを通じてCopilotに依頼できる。ローンチ時には、Booking.comやExpedia、Skyscannerなどをサポートするという。
Copilot Vision
Copilot Visionは、スマートフォンのカメラやPCに表示されている画面を読み取り、ユーザーからの質問にCopilotが答えてくれる機能。先行してMicrosoft Edge向けに実装されている機能が、Android/iOS版CopilotアプリとWindows版アプリにも拡張されるかたち。
スマホ版はすでに展開中で、カメラに写るリアルタイムの映像のほか、カメラロールに保存されている写真の分析も可能。たとえば植物の状態を調べて必要な対応を聞いたり、オフィスの様子をスキャンして装飾のヒントを得るといったことができる。
PC版はInsider向けに先行して提供され、その後順次広範囲の展開を開始予定。作業中でもCopilotを呼び出すことができ、検索や設定の変更、ファイルの整理などを依頼できる。
Pages
Pagesは、散らばったメモやコンテンツ、収集した情報などを取り込み、Copilotが整理したり簡素化したりしてキャンバスにまとめてくれる機能。ドキュメントの下書きから最終版まで、Copilotが会話しながらサポートする。
Podcast
ユーザーにパーソナライズされた情報をCopilotがPodcastとしてオーディオコンテンツにまとめてくれる機能も登場。WebサイトなどのコンテンツをCopilotに渡すと、そのトピックについて説明するPodcastが生成され、情報を最小限の労力で簡単に得られる。
Shopping
Copilotはユーザーの買い物もサポート。お気に入りの商品やサービスをユーザーは簡単に探せるようになる。商品の調査や比較を行なうほか、価格変動やセール情報を通知し、そのまま直接購入することも可能になる。
Deep Research
大量の情報源から検索や分析を行なうDeep Research機能もCopilotに加わる。通常であれば完了までに何時間もかかるような複雑な調査や分析をCopilotが実行することで、作業を大幅に短縮できるようになる。
Copilot Search
Copilot Searchは、従来のWeb検索と生成AI検索を組み合わせた新しい検索機能。複数のWebサイトを相互に確認しつつ、Bing内で直接包括的な回答を提示する。引用元やより詳細な検索のための提案などもあわせて表示する。
