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メモ帳にAI要約機能が追加。Insider向けに提供開始

メモ帳の要約機能「Summarize」

 Microsoftは13日、生成AIによる要約機能が加わった「メモ帳」アプリの新バージョンをWindows Insider向けに提供開始した。同バージョンでは「Snipping Tool」アプリで図形をきれいに描ける新機能も実装された。いずれもWindows 11のCanaryおよびDevチャネルで利用できる。

要約機能が加わったメモ帳

 メモ帳(バージョン11.2501.29.0)では、生成AIを使った内容の要約機能を追加。テキスト内の要約したい部分を選択し、右クリックまたはCopilotメニューから「Summarize」(要約する)を選ぶか、Ctrl+Mのショートカットキーで要約を生成できる。

 なお、本機能の利用には個人のMicrosoftアカウントでのサインインが必要。Microsoft 365 Personal、Family、およびCopilot Proに契約するユーザーは、AIクレジットを消費して要約を行なえる。

 また、最近閉じたファイルなどを再度開ける「Recent Files」機能を追加。ファイルメニューからアクセスでき、最近使用したドキュメントの一覧から再び開くことができる。履歴を残したくない場合は無効化も可能。

Recent Files

矢印などもきれいに描けるSnipping Tool

Draw & Hold

 Snipping Tool(バージョン11.2502.18.0)には、図形をきれいに描ける「Draw & Hold」機能が搭載される。ペンツールを使ってスクリーンショット上に図形を描き込む機能を強化したものとなる。

 線、矢印、四角形、円形を描いたときに、形を確定させる前にカーソルやペンをそのまま静止させておくと、描いた線の形を整えてくれる。そのまま移動やリサイズ、形の調整なども行なえる。