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米Amazonが欠陥商品40万点以上を販売したとしてCPSCがリコール措置命令

 米国消費者製品安全委員会(CPSC)は30日(米国時間)、米Amazonが過去に40万点以上の欠陥商品や、連邦消費者製品安全基準を満たない製品を販売したため、リコールの法的責任があると指摘、Amazonに対応計画案を提出するよう命令した。

 今回問題となったのは、Amazonフルフィルメントプログラムを使用してサードパーティの販売業者が販売された製品で、欠陥がある一酸化炭素検出器、感電防止機能がないヘアドライヤー、および連邦の可燃性基準に違反した子供用パジャマなどが含まれる。

 Amazonは、フルフィルメントプログラムで販売された製品の安全性については、製品が重大な危険性があることについては異議を唱えなかったが、「販売業者」として行動していないため免責に当たると主張した。

 しかし、Amazonがサイトで製品をリストとして表示できるようにしただけでなく、サードパーティに対してさまざまなサービスも提供しているため、法務官はAmazonのこの主張を却下。また、返金や返品、破棄の代わりにAmazonクレジットを提供するAmazonの案に対しても、国民の保護には不十分であると判断。このため全会一致で今回の判決が下された。

 Amazonは今後、委員会の命令に従い、消費者に対して製品の危険性を通知し、返金や交換を行なうための計画案を作成して提出しなければない。委員会は今後、提出された案を検討し、通知と救済策に関する第2回の命令を発行する予定。