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4輪走行したり車輪をローターにして飛んだりできる自律変形ロボット「M4」

M4(Multi-Modal Mobility Morphobot)

 カリフォルニア工科大学(California Institute of Technology、Caltech)は27日(米国時間)、4つの車輪をローターとしても使えるなど、変形して8種類の動きができるロボット「M4(Multi-Modal Mobility Morphobot)」を発表した。

 M4は柔軟な動きと人工知能とを組み合わせることで、目の前の地形に応じて適切な形態を選択し、変形できる自律走行ロボット。4つの車輪や脚、スラスターなどを備えており、状況に応じてこれらを上手く変形し組み合わせることで、4輪で走る、車輪をローターに変えて飛ぶ、車輪を脚のように使って立ち上がる/歩くなど、8種類の動きができるという。

 屋外テストも実施しており、同大学のキャンパス内の地形を上手く進むことができたという。設計においては、イワシャコが急斜面を上る際に翼の羽ばたきを使う、アシカがさまざまな動きをする際にヒレを使うといった、自然界の生物が手や脚などを使う様子からヒントを得ているという。

M4 Drives and Flies Around Caltech's Campus