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Google、最薄レベルの折りたたみスマホ「Pixel Fold」。25万3千円
2023年5月11日 04:04
米Googleは10日(現地時間)、最薄レベルを謳う折りたたみスマホ「Pixel Fold」を発表した。予約開始は6月20日で、発売は7月中旬、価格は25万3千円。
本体が折りたたみ式で、外側と内側それぞれにディスプレイを装備するハイエンドスマホ。本体サイズは79.5×139.7×12.1mm(折りたたみ時)、158.7×139.7×5.8mm(展開時)、重量は283gとなっており、折りたたみ式スマホとして世界最薄レベルを謳う。
ヒンジは鏡面仕上げの多相合金スチール構造で、180度の展開/折りたたみが可能。折りたたんだままでも全ての機能が使えるが、広げると動画や写真の閲覧の幅が広がるほか、2つのアプリを同時に開いて、ドラッグアンドドロップ操作によるマルチタスク操作を容易に行なえる。
外側のディスプレイは主に折りたたんだ状態で利用し、サイズは5.8型、解像度は1,080×2,092ドット(フルHD+)のOLEDを採用。最大輝度は1,200nitで8bit HDR、最大120Hz表示に対応。カバーガラスはCorning Gorilla Glass Victus。
内側のディスプレイは主に広げた状態で利用し、サイズは7.6型解像度は1,840×2,208ドットのOLEDを採用。最大輝度は1,000nitで8bit HDR、最大120Hz表示に対応。
Pixel Foldは、単に開閉できるというだけでなく、折りたたみ構造により、新しい使い方も実現している。たとえば90度程度折りたたんだ状態で卓上などに置くと、ハンズフリーで横画面動画を見やすくなる。また、この状態を三脚代わりにして、天体撮影などもできる。
開いた状態では、背面カメラと外側ディスプレイを同時に自分に向けることで、背面カメラでの自撮りが可能。また、この状態で翻訳アプリを使うと、内側ディスプレイには自分の母国語やUIが表示され、相手側の背面ディスプレイには相手の言語が表示されるといった使い方もできる。また、50以上のGoogleアプリを大画面向けに最適化している。
メモリは12GBで、ストレージは256GB UFS 3.1。SoCはPixel 7シリーズと同じTensor G2+Titan M2を搭載。背面カメラは3基搭載し、広角カメラは4,800万画素Quad PD 1/2型センサーで、F値1.7/画角82度、超広角カメラは1,080万画素1/3型センサーで、F値2.2/画角121.1度、望遠カメラは1,080万画素デュアルPD 1/3.1型センサーで5倍光学ズームに対応し、F値3.05/画角21.9度。
前面カメラは950万画素デュアルPDセンサーで、F値2.2/画角84度。広げた際の内部にも内側カメラを搭載。800万画素センサーで、F値2.0/画角84度。
SIMはNano SIMとeSIMのデュアル構成で、5Gミリ波とSub6に対応。対応バンドはn1/2/3/5/7/8/12/14/20/25/28/30/38/40/41/48/66/71/75/76/77/78/79/n257/n258/n260/n261。無線は、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2に対応。このほか、指紋認証、顔認証、FeliCa、Qiワイヤレス充電などに対応する。
バッテリ容量は4,821mAhで、駆動時間は24時間以上。本体色は、Obsidian、Porcelainの2種類。インターフェイスはUSB 3.1 Type-Cを備える。スタイラスには対応しない。