ニュース

Google、国内最薄折りたたみスマホ「Pixel 9 Pro Fold」。Tensor G4搭載

若杉紀彦

2024年8月14日 02:00

「Google Pixel 9 Pro Fold」

　米Googleは14日、折りたたみ式として国内最薄を謳うスマホ「Google Pixel 9 Pro Fold」を発表した。14日より予約を開始し、発売は9月4日。価格は25万7,500円より。

　「Pixel Fold」に続く、Googleとして2世代目の折りたたみ式スマホ。初代はナンバリングがなかったが、2代目は“Fold“の前に“Pixel 9 Pro“が付いている。実際、前世代はPixel 8とPixel Foldで投入タイミングが異なっていたが、今回は同時発表となっている。また、初代はTensor G2搭載で、その後に発表されたPixel 8がTensor G3搭載と、スレート型に比べSoCが1世代古かったのだが、今回はPixel 9シリーズと同じ最新のTensor G4を採用している。

　日本で発売された折りたたみ式スマホとして最薄(カメラ部分含まず)を謳っており、本体サイズは折りたたみ時が77.1×155.2×10.5mm、展開時が150.2×155.2×5.1mm。重量は257g。前世代は折りたたみ時が、79.5×139.7×12.1mm、展開時が158.7×139.7×5.8mmで、重量283gなので、薄くなったのに加え重量も軽くなっている。

【おわびと訂正】初出時に「世界最薄」としておりましたが、正しくは「国内最薄」です。おわびして訂正させていただきます。

　ディスプレイの仕様は、外側が1,080×2,424ドット/HDR/60～120Hz表示対応6.3型160mm Actuaフルスクリーンディスプレイ+Corning Gorilla Glass Victus 2、内側が2,076×2,152ドット/HDR/1～120Hz表示対応8型204mm Super Actua Flexディスプレイ。内側ディスプレイは前世代より80%明るくなっているという。

折りたたみ状態

展開状態

このように半分たたんだ状態でも使える

背面

　メモリは16GBで、ストレージは256/512GB。OSはAndroid 14で、7年間のOSアップデートとセキュリティアップデートが提供される。

　価格的にPixel 9 Pro Foldはシリーズ最上位になると思われるが、カメラのスペックはPixel 9 Proよりやや劣り、背面は4,800万画素、F 1.7、画角82度、1/2型Quad PD広角カメラ、1,050万画素、F 2.2、画角127度、1/3.4型Dual PDウルトラワイドカメラ、1,080万画素、F 3.1、画角23度、1/3.2型Dual PD望遠カメラを、前面は1,000万画素、F 2.2、画角87度のDual PDカメラを搭載する。

　無線機能は、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.3、5Gに対応。SIMは、Nano SIMとeSIMのデュアル構成。

　Googleの生成AIであるGeminiや、「一緒に写る」を含めたカメラ周りの機能は、Pxiel 9シリーズと同等の機能を搭載する。また、Pixel 9 Pro Fold独自の機能として、本体を展開した状態で撮影する時に、外側ディスプレイにキャラクターのアニメーションを表示させ、子どもの注意を引きつつ撮影する「こっちを見て」機能が搭載される。