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開幕初日から屈指の好カード!新たに参戦する広島TEAM iXAが魚群に挑む!~ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022 第1節 Day1レポート
2022年9月7日 14:46
今年も「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022(以下SFL 2022)」がいよいよ本日9月6日より開幕となる。リーグ戦の模様は全てYouTubeやTwitchなどのプラットフォームでライブ配信され、選手たちも自宅などから接続して競い合うオンライン大会となっている。
2018年から毎年開催されており、5シーズン目となる本節では、前回に引き続き全8チームが出場、いずれも企業がチームオーナーとなり4人1組のオリジナルチームを編成してリーグへ参画するチームオーナー制が継続される。全14節、56試合が開催され、全節終了後は、リーグ上位チームによる「プレイオフ」、そこからさらに勝ち上がったチームによる決勝大会「グランドファイナル」での勝利チームが優勝となる流れだ。
今回もルールの基本は「ホーム&アウェイ事前オーダー制」だ。流れとしては、対戦する2チームがそれぞれホームとアウェイに分かれる。本節では同じチームと2回ずつ対戦するため、1度目にホームとして対戦したチームは2度目はアウェイだ。
アウェイチーム側は番組配信開始前に先鋒、中堅、大将のプレイヤーと使用キャラクターを決定し、事前にオーダーを運営側に申告する。このアウェイチームの事前オーダーは試合開始前に公開されるので、ホームチーム側はこの公開された事前オーダーを元に先鋒の出場選手を決定して先鋒戦に挑む。
先鋒戦終了後は中堅戦の出場選手とキャラクターを決定して中堅戦を開始。中堅戦終了後も同様に大将戦の出場選手とキャラクターを決定して大将戦に挑戦と繰り返し、これで全3試合が終了となる。各対戦での勝利チームはそれぞれ先鋒・中堅戦は10、大将戦は20ポイントを獲得する。なお、試合形式は先鋒、中堅戦が3回勝負で2本先取した方が勝利のBO3、大将戦のみ5回勝負で3本先取のBO5となる。
SFL 2022の新たなルールとして、ここで同点となった場合のみ、延長戦が発生する。延長戦ではここまで出場した選手も含めて再度誰が出場するかをアウェイ側から先に選出して1回勝負のBO1を行なう。ここで勝ったチームには5ポイントが入るので、勝敗が明確に決まった状態で試合は終了となる。
こうしてリーグ全節終了時点での、総合ポイントによりチーム順位が決定する。なお、8月27日、28日に開催された「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022 開幕戦 1on1トーナメント」において、優勝したふ~どが所属する名古屋OJA BODY STAR Mildomには開始前から20ポイントが、2位のぷげら、3位のどぐら、ガチくんが所属するGood 8 Squadにも開始前から20ポイントがそれぞれ加算された状態からリーグはスタートとなる。
ということで早速第1節 Day1、第1試合が広島 TEAM iXA VS 魚群、第2試合が名古屋 OJA BODY STAR Mildom VS Saishunkan Sol 熊本の2試合の模様をレポートしていこう。なお、今回も配信内容については、アーカイブが公開されており、後からでも自由に閲覧できる。また、本文中の選手名については敬称を略している。
魚群が好調2連勝! 新加入チーム広島 TEAM iXAへの洗礼か?
1試合目は今回新たにSFL2022に参戦する広島 TEAM iXAがホームとなる。出場メンバーはストーム久保、ガンファイト、稲葉、クラッシャー。対するアウェイは前回大会のチームからメンバーが1人も変更されず、全員が連続出場となる魚群。出場メンバーはマゴ、まちゃぼー、水派、もけ。
アウェイ魚群の事前オーダーは先鋒がマゴのルーク、中堅がまちゃぼーのネカリ、大将はもけのラシード、待機選手は水派と発表。対するホーム側、広島 TEAM iXAの先鋒戦はガンファイトのオロと、リーダーのストーム久保より申告。
先鋒戦の意気込みを聞かれたマゴは「いやー、てっきりクラッシャーさんだと思ったんですけどねぇ。まぁ一応準備してきたというのもあるし、ガンファイトさんではね、人生においていろいろな物で負けてると思うんですけど、ゲームだけは勝ちたいと思います」とコメント。対するガンファイトは「開幕戦になりますからちょっと緊張してるんですけど、頑張りたいと思います。オロがね、石当たれば何とか勝てるんです」とした。
ガンファイトオロとマゴルークの先鋒戦。ガンファイトオロはVトリガーII/VスキルI、マゴルークはVトリガーI/VスキルI。
1戦目はマゴルークの一方的な攻めにガンファイトオロはなす術もなく、オロルークの2連勝でいきなり1本先制。ここでインターバルを入れたガンファイトは2戦目からアレックスにチェンジして再開。ガンファイトアレックスはVトリガーII/VスキルII。
2戦目はガンファイトアレックスの強力な攻めで体力は互角の攻め合いだが、マゴルークが自身のペースを保ちつつここを先制。2ラウンドはガンファイトアレックスの攻めがうまくハマって取り返す。3ラウンドもガンファイトアレックスがいい形で攻め切り、連勝で1本を取り返す。
最終3戦目、1ラウンドは中距離を制するマゴルークがガンファイトアレックスを画面端に追い詰め、攻め切って先制。2ラウンドはガンファイトアレックス、マゴルークともに体力的には五分の展開から、ガンファイトアレックスがクリティカルアーツのチャンスをかわされてしまい、逆にマゴルークのクリティカルアーツ「イレイザー」を見事に決めるがリーサルにならず。ギリギリ同士の両者だが最後はマゴルークが決めて勝利。アウェイの魚群が10ポイントを先制した。
中堅はまちゃぼーのネカリに対して、クラッシャーのバーディーと申告。意気込みを聞かれたまちゃぼーは「マゴさんがすごくいい立ち上がりを見せてくれたので、僕もそれに続いてチームに貢献したいと思います」とした。対するクラッシャーは「今日に向けてしっかり練習してきたので、その成果を出し切って勝てればいいなと思います」とした。
クラッシャーバーディーとまちゃぼーネカリの中堅戦。クラッシャーバーディーはVトリガーII/VスキルII、まちゃぼーネカリはVトリガーII/VスキルI。
1戦目1ラウンドはクラッシャーバーディーの攻めがうまく決まるもまちゃぼーネカリの勢いある攻めで勝利。2ラウンドはさらに勢いのついたまちゃぼーネカリの猛攻により連勝で1本を先制。2戦目1ラウンドも読みが冴えるまちゃぼーネカリが攻め切って先制。2ラウンドも勢いが止まらず、そのまま連勝で2本目も取り切り、まちゃぼーネカリが勝利。アウェイの魚群が20ポイント目の獲得となった。
大将戦はもけのラシードに対して稲葉のベガが登場。意気込みについて聞かれたもけは「チームメイトが2連勝してくれていて、だけど大将戦で負けちゃうとそれがなかったことになっちゃう可能性がすごくありますし、その分の緊張感は持てているので頑張りたいなと思っています」とした。対する稲葉は「対もけ用の準備はしてきたつもりなので、練習通りいけるように頑張りたいと思います」とした。ここで実況のアール氏が「ここはチームを救いたいですよね 」と振ると稲葉は静かに一言「そうっすね……」と返しており、追い詰められた大将戦のプレッシャーが感じられる。
稲葉ベガともけラシードの大将戦。稲葉ベガはVトリガーII/VスキルI、もけラシードはVトリガーII/VスキルI。
1戦目1ラウンドは稲葉ベガの猛攻がもけラシードを襲う。体力を削られながらも画面端に稲葉ベガを追い詰めるもけラシードだが、返り討ちにあい、稲葉ベガが先制。2ラウンドも稲葉ベガの堅牢な守りと巧みな攻めでもけラシードを攻め切って勝利。稲葉ベガが1本を先制した。
2戦目1ラウンドはもけラシードの攻めで稲葉ベガが追い詰められ、Vトリガー発動からの攻めでもけラシードに追いつくところまで来たが、最後はもけラシードが攻め切り先制。2ラウンドももけラシードの機敏な攻めからのクリティカルアーツ「アルタイル」で締めて攻め切り、もけラシードが1本を取り返した。
3戦目1ラウンドももけラシードの攻めが好調で先制。2ラウンドは稲葉ベガが攻め切り、ここを取り返す。3ラウンドは一進一退の攻防をもけラシードがギリギリのところで攻め切って勝利をもぎ取り、2本目をもけラシードが制する。4戦目は稲葉ベガが連勝で2本目を稲葉ベガが取り返す猛攻を見せて、勝負の行方は最終5戦目に持ち越された。
最終5戦目1ラウンドは再びもけラシードのペースで試合が展開。反撃かなわずもけラシードが先制。2ラウンドは稲葉ベガが取り返す。3ラウンドはお互い慎重な立ち回りを見せる。緊迫の展開からもけラシードの隙を攻め切る稲葉ベガの猛攻が徐々にもけラシードの体力を削っていき、最後まで前向きに攻め切った稲葉ベガが体力を殆ど減らすことなく勝利! ギリギリの展開が続いた大将戦を稲葉ベガが制した。
この大将戦の稲葉ベガの勝利により、ホームの広島 TEAM iXAが一気に20ポイントを獲得。初戦からいきなり延長戦に突入する運びに! いきなり荒れすぎだろ!
延長戦はアウェイ側のチームから延長戦の出場選手を申告する流れだ。アウェイの魚群からはここでまちゃぼーのネカリが登場、対する広島 TEAM iXAはガンファイトのオロが登場。延長戦への意気込みを聞かれたまちゃぼーは「折角だから勝ち越しで終わりたいんで、是が非でも勝ちたい」とした。ガンファイトは「石の神様、今回の試合だけいれば助かります」とした。ここで言う石の神様とはオロのVトリガーII「天狗石」を指す。
ガンファイトオロとまちゃぼーネカリの延長戦。ガンファイトオロはVトリガーII/VスキルI、まちゃぼーネカリはVトリガーII/VスキルI。
1回戦1ラウンドはまちゃぼーネカリの猛攻にギリギリ耐えきるガンファイトオロ。ここでガンファイトオロがVトリガー「天狗石」を発動して攻めるもまちゃぼーネカリを攻め切れない。天狗石終了後もコンボで攻め切るが、体力ギリギリのところを攻め切れずにいるところを、コンボの切れ目でまちゃぼーネカリがクリティカルアーツ「名誉の儀式」を差し込み、そのままリーサルとなり先制。
2ラウンドはVトリガー「力の迸発」で変身して攻めるまちゃぼーネカリに対して、Vトリガー「天狗石」を発動して攻めるガンファイトオロが、まちゃぼーネカリの投げ抜けを誘い、攻め切ってここを取り返す。
最終3ラウンドもギリギリの攻め合いが展開し、最後はガンファイトオロがVトリガー「天狗石」発動からのコンボで攻めるもどうやらコンボが完走しきれず、最後のクリティカルアーツ「大神仙力」が出せなかったようだ。その隙をみたまちゃぼーネカリがクリティカルアーツ「名誉の儀式」を発動! しかし、さらにそれをガンファイトオロがガードして反撃のEX「仁王力」! これが決め手となりギリギリのところでガンファイトオロが1先の延長戦を勝利! 試合結果は初出場の広島 TEAM iXAが25ポイント獲得で貴重な初戦を黒星で飾る好スタートを切る運びとなった。
試合終了後は広島 TEAM iXAへのインタビューが行なわれた。試合終了の解放感で放心するチームメンバーたち。最初の一声は稲葉による「緊張しましたね」から全員がリラックスムードになり、そこでガンファイトが思わず延長戦最終3ラウンドのラストについて思わず「最後はまぁ撃ったね。まさかの出ないっていう」と楽し気に語っているところで、実況のアール氏が改めて「ガンファイトさん、最後はクリティカルアーツ、撃ってましたか 」と聞くと「撃ってましたね。でも出なくて……まぁ運がよかった。多分クリティカルアーツが出ればリーサルでしたから。緊張でコマンドミスった。すいませんでした」とした。
感想を聞かれたリーダーのストーム久保は「石神さまにね、拝礼が通じたようでね。あそこめっちゃ弱かったんですけど勝ったんでね」と拳を握りながら語るところに思わず稲葉が「何握ってるんすか」とツッコミを入れられると「信仰心を示してる」と返す楽しそうなやり取りが続く。
ここで大将戦の感想を求められた稲葉は「いやー、よかったっすね。向こうも緊張してたのか、ステップがめちゃくちゃ通ってて、大分それに甘えちゃいましたね」と勝利した大将戦を振り返った。最終5戦目の果敢な攻めについて聞かれると「いやーもうちょっと、早く楽になりたかったっすね。緊張してたんで。早く終われーって」と心中を語った。
惜しくも中堅戦で敗退したクラッシャーは「いやー、僕の場合はあんまよくなかったので、チームメイトには感謝しかないです」と反省した上で「次はもうちょっといい結果を出せるように頑張りたいと思います」と前向きな感想を語った。
最後に再度リーダーのストーム久保に本日のオーダーや作戦について話を振ると「リーグが決まった時点で話し合いをしておりまして、それに向けてメンバーそれぞれが各キャラ担当を決めていろいろやっていたんですが、割と直近で魚群チームの対策など、ラウンジの履歴とかを見ていろいろとこねくり回す感じだったんですが、それがうまいこといったのか、今回分からなかったんですが」と事前の戦略の効果のほどは不明だと笑う。
しかし「まぁでもチームメンバーのみなさんがキャラ対策をしっかりやってくれていたので、その結果だとは思っています」とチームメンバーを讃えた。
次節への意気込みについて聞かれると「次回は僕らアウェイだったんですよね。アウェイだとかなり厳しいキャラやプレイヤーがいるので、そこに向けて時間を使って今回以上の成果を上げたいと思います」と次節への意気込みを語ってインタビューを締めくくった。
旧チームメンバー同士の大将対決! ふ~どの勢いが止まらない
2試合目は名古屋OJA BODY STARにMildom Beastが合流した混合チームの名古屋OJA BODY STAR Mildomがホームで、出場メンバーはあきら、ウメハラ、ふ~ど、ナリ君。対するアウェイはSaishunkan Sol 熊本で、出場メンバーはネモ、ひぐち、Shuto、YHC-餅。
アウェイSaishunkan Sol 熊本の事前オーダーは先鋒がネモのファルケ、中堅がひぐちのガイル、大将がYHC-餅のダルシム、待機選手はShutoと発表。対するホーム側、名古屋OJA BODY STAR Mildomの先鋒戦はウメハラのガイルと、リーダーのあきらより申告。
先鋒のネモは意気込みについて「結構ウメハラさんがファルケ戦やってるなと思ったので、くるなとは思ってました。まぁうちにはひぐちもいるので対策はバッチリだと思います。頑張ります」とした。同様に意気込みを聞かれたウメハラは「チームに貢献しまぁす! 」と楽しそうなトーンで一言発し、チームメンバーたちを笑わせていた。
ウメハラガイルとネモファルケの先鋒戦。ウメハラガイルはVトリガーI/VスキルII、ネモファルケはVトリガーII/VスキルI。
1戦目はウメハラガイルがVトリガー「ソリッドパンチャー」発動からのクリティカルアーツ「ソニックテンペスト」で決める流れなどで連勝して1本先取。2戦目は引き続きウメハラガイルが先制、2ラウンドをネモファルケが取り返す。3ラウンドはネモファルケ有利で展開するが、時間も体力もギリギリのところでウメハラガイルが一気に攻め切って逆転でウメハラガイルが勝利。ホームの名古屋OJA BODY STAR Mildomが10ポイントを獲得した。
中堅戦はひぐちのガイルに対してナリ君のあきらが登場。意気込みについて聞かれたひぐちは「ナリさんはかなりガイル戦やっていたので、来るかなと思ったんですけど、かなり今、強くなっているので、油断せず勝てるように頑張りたい」とした。ナリ君は「まぁ普段、誰のガイルとやってるんだというのを見せたいと思います」とチーム練習でウメハラのガイルと日々訓練を積んでいる様子を語った。初出場のナリくんだが、事前コメントからその元気のよさが伝わる。
ナリ君あきらとひぐちガイルの中堅戦。ナリ君あきらはVトリガーI/VスキルII、ひぐちガイルはVトリガーI/VスキルII。
1戦目1ラウンドはナリ君あきらの攻めも好調ながら、ギリギリのところではひぐちガイルが粘り勝つ展開が続き、お兄ちゃんが空から降ってくるナリ君あきらのVトリガーI「漢の背中」を物ともせず投げ切って先制。2ラウンドはナリ君あきらが取り返すも3ラウンドはひぐちガイルが攻め切って1本を先制。
2戦目1ラウンドもひぐちガイルの攻めが好調で、きっちりと攻め切って先制。2ラウンドはナリ君あきらのVトリガー「漢の背中」をガードしたひぐちガイルに対してそれを逆手に取る投げからの反撃が見事に決まって勝利。3ラウンドはひぐちガイルの堅牢な守りと要所でのキッチリとした攻めが見事に決まって勝利。ひぐちガイルの勝利により、アウェイのSaishunkan Sol 熊本が10ポイントを獲得となった。
ここまで両チームがともに10ポイントずつ獲得したことで、大将戦の勝利チームがそのまま本日の勝利チームになる緊迫した展開となった。
大将戦はYHC-餅のダルシムに対してふ~どのレインボー・ミカと申告。2021年ともに戦った仲間との対決という展開に、YHC-餅は「相手が絶好調のふ~どくんなので、正直すごい苦しい戦いにはなると思うんですけど、まぁ、いけなくはないかなと思ってますので、勢いにのってやれたらなと思います」とした。対するふ~どは「前回一緒に組んだ餅さんといきなり敵でしかも大将戦でやるってのはなんかすごいうれしいなと思います。今年は敵か! みたいな感じで。だからこそいいプレイをぶつけたいと思います」と、かつてのチームメイトへの敬意が感じられる両者のコメントだった。
ふ~どミカとYHC-餅ダルシムの大将戦。ふ~どミカはVトリガーI/VスキルI、YHC-餅ダルシムはVトリガーI/VスキルI。
1戦目1ラウンドはYHC-餅ダルシムの遠距離からの攻めでふ~どミカを防ぎ切り先制。2ラウンドは逆に投げからのクリティカルアーツ「バッドリーピーチ」でリーサルを決めて取り返す。3ラウンドはYHC-餅ダルシムが遠距離からの蹴りで差し返して勝利して1本を先制した。
2戦目1ラウンドはギリギリのところでYHC-餅ダルシムが逃げ切り先制。2ラウンドはふ~どミカの接近が成功、コンボがガンガンと決まりまくって攻め切って取り返す。3ラウンドはギリギリのところをふ~どミカが攻め切って勝利。ふ~どミカが1本を取り返した。
3戦目1ラウンドはふ~どミカがYHC-餅ダルシムを画面端に追い詰め、クリティカルアーツ「バッドリーピーチ」で決めて先制。2ラウンドはYHC-餅ダルシムが体力有利でうまく立ち回り続けるも、ギリギリのところでYHC-餅ダルシムを捉えたふ~どミカが一気に攻め切って連勝。2本目をふ~どミカが先制する形となった。
4戦目1ラウンドはふ~どミカが攻め切って先制。2ラウンドはふ~どミカの攻めを読んでクリティカルアーツ「ヨガサンバースト」を放つもそこに絶妙のタイミングでふ~どミカがVリバーサル「ピーチゲーター」を発動し、これが功を奏してクリティカルアーツを防ぐ反撃となり、一気に攻め切って連勝してふ~どミカ勝利。大将戦のふ~どミカ勝利により、名古屋OJA BODY STAR Mildomが合計30ポイントとなり勝利した。
終了後は名古屋OJA BODY STAR Mildomへのチームインタビュー。試合全体の感想としてウメハラが「いや、まぁ、いい滑り出し。特にうちは20ポイント持ってるので、めちゃくちゃいい滑り出しだなと思います」と語る。自身の先鋒戦については「う~ん、想定していた内容とはちょっと違ったんですけど、まぁ運もよかったかなとは思うんですけど、勝ててよかったかなと思います」とした。
惜しくも中堅戦で敗れてしまったナリ君は「僕は負けちゃってすごい悔しいんですけど、チームが勝ったんでOKです! 」と元気に返した。中堅戦を振り返ったナリ君は「結構ガイル戦はやってきて、やりたい事もできたんですけど、かなりひぐちくんが守りが堅かったりでうまく崩せなかったので、次につなげるようにしたいなと思います」と前向きなコメントを残した。
勝利した大将戦についてふ~どは「めっちゃ緊張しましたね。やってない技結構出たりとか。最後のVリバースとかも、俺やらないって言ってたんすよ、みんなに。CA貯まったらやらないよって。で、言った最速で撃ってごめーん! って言ってたんですけどなんか当たってて、みんな緊張してんだなと思いました。なので、そんなに気負わずやろうかなと思います」とした。
リーダーのあきらは「なんて頼りになるチームメイトたちなんだと噛みしめてますね。ナリ君自体も本当に初戦で動きすごくよくて、やりたい事やれてたので次につながるなと……負けてはしまったんですけど、次も期待してもらっていいんじゃないかと思います」と全体の感想を語った。
作戦について聞かれると「実際に誰がきたら誰が出るっていうのがはっきり決まったのが、本当についさっき、試合1時間前くらいのことだったので……」と振り返りつつ、「でも、みんな準備してきた物が出せたというのはあるので、よかったんじゃないかなと思います」とした。
次節への意気込みについては「次はアウェイ側になって苦しい戦いになるかもしれないんですけども、次も勝って、また今日みたいに笑顔で終われればと思います」と締めくくった。
第1節 Day1終了。今年も激闘続きの予感しかない!
以上、第1節 Day1の2試合の様子を簡潔にお伝えした。今回も要所要所でギリギリの攻防が展開する試合が多く、戦うキャラクターたちの動きだけでなく、画面上部のワイプに映る選手たちの表情などを見ながら観戦するとさらに盛り上がる事は間違いない。
実況のアール氏と解説のハメコ。氏のナイスなコンビにも注目だ。アール氏は自身も大会に参加するほどのガチの格闘ゲーマーであるため、内容が適切な上に、その熱い実況は見ている視聴者のテンションを無意識に上げていく。また、ハメコ。氏も古くから格闘ゲームのシーンを追い続けるゲームライターでもあり、アップデート情報や選手たちの動向などもつぶさにチェックしているため、試合の合間などに彼ら2人の語るトークを聞くことで格闘ゲームシーンに詳しくない人でも十分に盛り上がれる知識がどんどん得られるのはありがたい。
さらに第1節 Day1からいきなり新ルールの延長戦が発生したり、通常であればガッツリ確定するようにクリティカルアーツを放つプロたちであっても、僅かなタイミングのズレで外れるといった格闘ゲーム好きな人が見ても驚くような展開がいきなり目白押しだった。今後もトッププロ同士ならではの驚愕の駆け引きや壮絶バトルが楽しめるのは間違いないだろう。
次回、第1節 Day2は9月6日20時からの開始で、次回カードは1試合目がホームのv6プラス FAV gaming VS アウェイコミュファDetonatioN、2試合目がホーム忍ism Gaming VS アウェイのGood 8 Squadの2戦が行なわれる。