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前年の覇者v6プラスが初戦敗退の大ピンチ!?優勝候補Good 8 Squadの初陣の行方は?~ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022 第1節 Day2レポート
2022年9月12日 14:10
今週火曜からいよいよ開始した「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022(以下SFL 2022)」。第1節 Day2の1試合目はv6プラス FAV gaming VS コミュファDetonatioN、2試合目が忍ism Gaming VS Good 8 Squadとなる。実況は大和周平氏、解説はハメコ。氏。
前年度チャンプのv6プラス FAV gamingだが、今年はりゅうせいが体調不良などを理由に欠場となった。そんなりゅうせい不在の穴を埋めるのはドラフト枠で加入したダルシム使いの鶏めしだ。対するコミュファDetonatioNは立川の抜けた穴に本リーグ随一のローズ使い、うりょが加わっている。
魚群同様、メンバー全員がチーム所属メンバーで構成される忍ism Gamingは、リーダーももちとベテラン藤村は健在ながら、若手枠にジョニィとヤマグチが加わった。ジョニィは2020年以来2度目、ヤマグチは今回が初のSFL参戦となる。
対するGood 8 Squadはドラフト枠にはベテランのどぐらが加入。どぐらは1on1 開幕戦でも3位に残るなど早くも実績でチームに貢献しており、今後の展開が楽しみなところだ。
ということで早速第1節 Day2の様子をレポートしていこう。なお、今回も配信内容については、アーカイブが公開されており、後からでも自由に閲覧できる。また、本文中の選手名については敬称を略している。
竹内ジョンがときど撃破! 今年のコミュファDetonatioNからは目が離せない
1試合目はホームがv6プラス FAV gamingで、出場メンバーはsako、ときど、ボンちゃん、鶏めし。対するアウェイはコミュファDetonatioNで、出場メンバーは板橋ザンギエフ、ナウマン、竹内ジョン、うりょ。
アウェイとなるコミュファDetonatioNの事前オーダーは先鋒がナウマンのルーク、中堅が板橋ザンギエフのG、大将は竹内ジョンのコーディー、待機選手はうりょ。このオーダーを受け、ホーム側のv6プラス FAV gamingのリーダーsakoからは先鋒として、鶏めしのダルシムが申告された。
先鋒戦の意気込みを聞かれたナウマンは「はい! ついに始まったということで、すごい楽しみにしてました。コミュファDNGがいいスタート切れるように頑張って勝ちたいと思います」と元気なコメント。対する鶏めしは「ストリートファイターリーグ初めての参戦ということで、しかも先鋒ということで、ちょっと本当に動き固くならないように、いつも通りの動きができるように頑張ります」とした。コメントを受けて、チームメンバーたちからは「大丈夫だよ!」などと激が飛ぶいい雰囲気だ。
鶏めしダルシムとナウマンルークの先鋒戦。鶏めしダルシムはVトリガーI/VスキルII、ナウマンルークはVトリガーI/VスキルII。
1戦目1ラウンドは遠距離からの鶏めしダルシムの牽制に対して、ナウマンルークが飛び込んで活路を見出そうとするも、接近したナウマンルークに対しての鶏めしダルシムの立ち回りが上手く、削られつつも抑えきって、先ずは先制。2ラウンドはナウマンルークが画面端に鶏めしダルシムを追い詰めての猛攻で取り返す。3ラウンドは鶏めしダルシムの近距離での攻めが上手く決まって勝利。鶏めしダルシムが1本を先制した。
2戦目は1ラウンドも鶏めしダルシムのペースで試合が進み、危なげなく勝利。2ラウンドはナウマンルークが画面端に鶏めしダルシムを追い詰め、攻め切って取り返す。3ラウンドも距離を取って攻めようとする鶏めしダルシムに対して、強引に食らいついたナウマンルークがギリギリのところで勝利。ナウマンルークが1本を取り返した。
最終3戦目1ラウンドは鶏めしダルシムのペースで試合が展開して先制。2ラウンドも序盤は鶏めしダルシムのペースだが、画面端で上手く捕らえられると一転してナウマンルークのペースに変わる。そのままナウマンルークが追い詰めての攻めでここも取り返す。最終3ラウンドはスタート直後のナウマンルークの飛び込みが上手く入り、一気に試合のペースを掴む。そのままナウマンルークの勝利!
これにより、アウェイのコミュファDetonatioNが10ポイントを先制した。
続く中堅戦は板橋ザンギエフのGに対して、ボンちゃんのルークが登場する。意気込みを聞かれた板橋ザンギエフは「あ、いいですか?」と確認した後、「ナウマンがねぇ、めちゃくちゃいい形で進塁してくれたんで、もちろん塁を進めていきます」と好調な流れを野球の攻撃にたとえる形でコメントした。対するボンちゃんは「ちゃんと倒すための練習してきたんで、自信あります。頑張りまーす」とシンプルなコメントを返した。
ボンちゃんルークと板ザンGの中堅戦。ボンちゃんルークはVトリガーI/VスキルI、板ザンGはVトリガーI/VスキルI。
1戦目はボンちゃんルークのペースで試合が展開。板ザンGがVトリガー「マキシマムプレジデント」発動からの猛攻で画面端にボンちゃんルークを追い詰めるが、そこを防いで反撃で勝利する流れで連勝し、ボンちゃんルークが1本を先制。
インターバルを挟んでの2戦目1ラウンドはスタート直後の板ザンGによる猛攻でボンちゃんルークが一気に体力を削られるも、そこから反撃で両者互角の展開に。その後は双方ともに時間を慎重に使った立ち回りから、10カウント前後で板ザンGが一気に攻め切り勝利。続く2ラウンドは、板ザンGが猛攻に入る前のところをボンちゃんルークが先制する展開で、そのままボンちゃんルークが攻め切って取り返す。3ラウンドは両者Vトリガー発動によるギリギリの攻防でボンちゃんルークの攻めが上手く決まり、そのまま2本先取でボンちゃんルークが勝利。ホームのv6プラス FAV gamingが10ポイントを取り返す形となった。
両チーム10ポイントずつ獲得したことで、大将戦に勝利した方がそのまま本試合の勝利チームとなる。
大将戦は竹内ジョンのコーディーに対してときどのユリアンが登場。意気込みについて聞かれた竹内ジョンは「大将を任せていただいて、ときどさんが来ることはまぁ結構予想できていたので、最後これで勝ったらめちゃめちゃおもろいと思うのでバッチリ勝とうと思います」と思いを語った。対するときどは「初戦、大切に戦って行きたいと思います。我々、一応去年の優勝チームでもあるので、その自覚を持ってどっしりと構えていきたいかなと思います」とした。
ときどユリアンと竹内ジョンコーディーの大将戦。ときどユリアンはVトリガーI/VスキルI、竹内ジョンコーディーはVトリガーII/VスキルII。
1戦目は竹内ジョンコーディーのパイプが好調で連勝して先制。続く2戦目もギリギリの接戦をキッチリと制してときどユリアンの追撃を許さず、怒涛の連勝で2本目を勝ち取る圧倒的な展開に。
インターバルを挟んでの3戦目1ラウンド。竹内ジョンコーディーの猛攻が止まらず、これも先制。2ラウンドはときどユリアンの堅調な攻めが上手く決まって取り返す。3ラウンドはときどユリアンがVトリガー「エイジスリフレクター」を活かした攻めを見せるも、双方体力ギリギリの接戦を竹内ジョンコーディーが力で押し切って制し、何と3連勝!
大将戦の竹内ジョンコーディーの勝利により、アウェイのコミュファDetonatioNが30-10のスコアで前年度チャンプのv6プラス FAV gamingを破って勝利した。
試合終了後はコミュファDetonatioNへのインタビューが行なわれた。実況の大和氏が「おめでとうございます!」と投げるとチームメンバーたちは全員が大はしゃぎの盛り上がりっぷりだ。最初に大将戦で3-0のストレート勝利を決めた竹内ジョンは感想を求められると「アウェイで! 3-0! うぉぉぉぉぉ! うれしいぃぃぃ! 」とテンション高く話していた。
初戦について振り返ったナウマンは「やっぱ初戦ってすごく大事だと思っているので、念入りにすごい準備してきたものが、報われたのがすごくうれしかったです。安心して後のチームメイトに託すことができました」とした。
今回初参戦で待機していたうりょは「FAV(v6プラス FAV gaming)とのアウェイについては、すごい作戦会議をしていて、最後の最後まで順番を悩んだりとか、人をどうするのかとか悩んでこの結果が出たので、本当にチーム力があったかなと思います。めっちゃうれしいです」と試合前の状況について語った。
リーダーの板橋ザンギエフは、前年度チャンプであるv6プラス FAV gamingにアウェイで勝利した事について感想を求められると「そうっすね。やっぱり去年チャンピオンベルトを持っているチームに対して、アウェイでこの結果が出たということでね、板Zは負けてしまったんですけども、作戦通り、作戦が決まったんじゃないでしょうかね?」とした。
作戦について聞かれると「年を追うごとにキャラクター増えたりとか、バリエーションが増えていると思うんですよね。それに対してさまざまなパターンがありすぎて、布陣を考えたりするのがかなり難航しているというのが感想としてありますね。結果、ナウマンに鶏めしさん、自分にボンちゃんがきて、まぁジョンにときどが来るんだろうなという形にはなったんだけど、やっぱりこの布陣を考えるのがストリートファイターリーグのおもしろいところだなっていう、それを初っ端から楽しめたので、よかったんじゃないでしょうか」と布陣の苦労について語った。
また、次節への意気込みについては「去年やっぱり結構悔しい思いをして、特に序盤に苦しんだというのがあるので、やっぱり序盤が大事だというのはずっと思っていたので、ここを締めて2節、3節、4節と迎えていきたいと思います」と語り、インタビューを締めくくった。
Good 8 Squadは初戦から好調な滑り出し! どぐらはベガでもガヤでも絶好調!
2試合目はホームが忍ism Gamingで、出場メンバーはももち、藤村、ヤマグチ、ジョニィ。対するアウェイはGood 8 Squadで、出場メンバーはガチくん、ぷげら、カワノ、どぐら。
アウェイとなるGood 8 Squadの事前オーダーは先鋒がどぐらのベガ、中堅がカワノのコーリン、大将はガチくんのラシード、待機選手はぷげら。このオーダーを受けてホーム側、忍ism Gamingの先鋒は、ヤマグチのルークが出陣。
先鋒戦の意気込みを聞かれたどぐらは「初戦っていうことでアウェイなんですけどルークは想定してきているので、せいいっぱいがんばりますぅぅぅ!」とコメント。対するヤマグチは「どぐらさんのベガに向けて対策してきたので、それをしっかり出せれば勝てると思うので頑張ります」とした。
ヤマグチルークとどぐらベガの先鋒戦。ヤマグチルークはVトリガーI/VスキルII、どぐらベガはVトリガーII/VスキルI。
1戦目1ラウンドは慎重な立ち回りのどぐらベガをヤマグチルークがなかなか崩せず、タイムアップまで粘り、ギリギリで体力有利を保ったどぐらベガが先制。2ラウンドも削り合いの展開だがヤマグチルークが押し切って取り返す。3ラウンドは画面端にヤマグチルークを追い詰めたどぐらベガが猛攻で押し切ってそのまま勝利。1本を先制した。
インターバルを挟んでの2戦目1ラウンドはヤマグチルークが一気に攻め立てて先制。2ラウンドは早々にどぐらベガが画面端にヤマグチルークを追い込む展開。途中画面端からは脱するもどぐらベガの攻めは止まらず、そのままこのラウンドを取り返す。3ラウンドは慎重な立ち回りでじっくり攻めるどぐらベガがヤマグチルークの体力をじわりじわりと奪い、タイムアップが近づいてきたところで一気に決めて勝利。
終わってみれば2-0の2本連取でどぐらベガが勝利。この勝利でアウェイのGood 8 Squadが10ポイントを先制した。
続く中堅戦はカワノのコーリンに対して、ジョニィのGと申告。ところが、アウェイのカワノに意気込みを聞こうとカメラが向くとそこにカワノの姿はなく、白背景の中から出現して椅子に座り直す様子がそのまま流れる事態に。
そんなカワノに対して状況を説明しつつ、大和氏が改めて意気込みを聞くと、カワノはしばらく考えてから「そうですね……G……が、頑張ります」とし、さらに「すいません。いいこと言おうとしたんですけど何も思い浮かびませんでした」とリラックスした様子を見せてくれた。
対するジョニィは「相手(カワノ)は今年のEVOを優勝した世界王者なんですけど、もう全然関係ないです。好き勝手やらせてもらいます」と強気の姿勢を見せた。
ジョニィGとカワノコーリンの中堅戦。ジョニィGはVトリガーI/VスキルI、カワノコーリンはVトリガーII/VスキルI。
1戦目1ラウンドは慎重な攻めのカワノコーリンが先制。2ラウンドはジョニィGがVトリガー「マキシマムプレジデント」発動からの連携で決めて取り返す。3ラウンドは慎重なカワノコーリンの立ち回りに対して、果敢に攻めたジョニィGがクリティカルアーツ「パンゲアバースト」などで押し切って勝利。1本を先制した。
2戦目1ラウンドも序盤はカワノコーリンが慎重な立ち回りでジョニィGを削っていくが、ジョニィGのVトリガー「マキシマムプレジデント」発動からの猛攻で一気にカワノコーリンの体力が削られ、五分五分の状態に。ここでお互い慎重になる状況からカワノコーリンが一気に攻め切って先制。2ラウンドはジョニィGの猛攻が決まって取り返す。3ラウンドはジョニィGの猛攻にカワノコーリンが体力を削られていく。ここで形勢逆転を狙うも隙をついてのクリティカルアーツ「パンゲアバースト」が見事に決まって2-0の連勝でジョニィGがカワノコーリンを下した。
ジョニィGの勝利により、ホームの忍ism Gamingが10ポイントを奪い返した。
大将戦はガチくんのラシードに対して藤村のルークが登場。何とリーダーのももちが今回は待機する流れとなった。ここまで両チーム10ポイントずつ獲得しているので、大将戦に勝利した方がそのまま本試合の勝利チームとなる。
意気込みについて聞かれたガチくんは「ま、アウェイで30点取れれば全然いいので、大将が勝ってまず30点取ります」とした。対する藤村は「忍ism Gamingはね、開幕立ち上がりが悪いので有名なんですけど、今年こそは開幕戦(初戦)を勝利して上位を走れるように頑張ります」とした。
藤村ルークとガチくんラシードの大将戦。藤村ルークはVトリガーI/VスキルI、ガチくんラシードはVトリガーI/VスキルI。
1戦目1ラウンドはガチくんラシードが堅調な攻めで先制。2ラウンドは藤村ルークが攻め切って取り返す。3ラウンドはガチくんがいい流れの攻めと堅い守りでそのまま勝利し、1本を先制した。
2戦目1ラウンドもガチくんラシードのペースで試合が展開したまま勝利。2ラウンドもペースはそのままだったが、藤村ルークもこの攻めをきっちり守りギリギリの体力の中で取り返す。3ラウンドは一進一退の攻防から藤村ルークのクリティカルアーツ「イレイザー」が発動しきらず、ガチくんラシードのチャンスに。ところがこれらの攻めを防ぎ切り、逆にVトリガー「レンジアームズ」発動から猛攻をしかけ、最後はガチくんラシードの動きを読んでトドメを差して藤村ルークが1本を取り返した。
3戦目1ラウンドはガチくんラシード有利な展開で進むも、守りを固めつつ慎重に攻めるガチくんラシードに対して、藤村ルークはクリティカルアーツ「イレイザー」を使った差し返しで一気に体力を奪い、そのまま投げでトドメをさして先制。2ラウンドはガチくんラシードが取り返す。3ラウンドもガチくんラシードのペースで試合が運び、そのまま攻め切って勝利し、2本目を獲得した。
インターバルを挟んでの4戦目。1ラウンドは体力を削られながらも慎重な立ち回りでガチくんラシードの勢いが止まらない。Vトリガー「イウサール」を活用した組み立ての攻めでここを先制。2ラウンドは双方体力ギリギリの接戦から藤村ルークがクリティカルアーツ「イレイザー」で一気に攻め切って取り返す。3ラウンドはガチくんラシード主導の展開から一気に押し切って勝負あり。大将戦のガチくんラシード勝利により、アウェイながらもGood 8 Squadが30-10で勝利した。
試合終了後はGood 8 Squadへのインタビューが行なわれた。大将戦に勝利した感想を聞かれたリーダーのガチくんは試合終了直後だったこともあり、上の空だったようで「え? 僕?」となってみんなを笑わせてから改めてコメント。「ルーク戦は、もうかなりルークが出てから練習してきた組み合わせで、被されてもいいようにすごい練習はしてきとったんで、開幕戦(初戦)ということでチームの勢いをつけたかったので、いいプレイができてよかったです」とした。
今回ぷげらが待機というオーダーになった点など作戦について聞かれたガチくんは「本来はぷげが大将だったんですけど、コーディー戦が最後まで納得いくような内容じゃなかったので、それやったらということで僕がいきました」と事情を語った。
先鋒戦の勝利について、およびアウェイでのチームの勝利についてコメントを求められたどぐらは「いやー、まぁうれしいですね。僕の対戦相手もルーク、しかもヤマのルークは最近、すごい大会などでも勝っているし強いのは分かり切ってたんで、けどガチくんと2人で本当にルーク戦の練習を、合宿じゃないですけど、2人でずーっとルーク戦やったりして、その結果、今日2人ともルーク戦勝てたんで、練習の成果が実って出せてよかったなって感じでしたね」とした。
ここで大和氏からほかのメンバーの試合中のガヤについて触れられると「あれはねぇ、僕じゃないっすよ。あれは何か期待されてるかもしれないから無理矢理……」とあくまでもキャラで盛り上げ役をやっていると説明した。なお、試合中のどぐらのガヤは普通に試合を見ていても聞こえてくるほど賑やかなので、気になる人はアーカイブを見直してみるのもいいだろう。
中堅戦で敗退したカワノは「チーム勝ってくれてうれしいんですけど、今回のリーグやるにあたって、結構キャラが弱くなったっていうのもあって、みんながキツイ相手がいたらもう言ってくださいと。俺が出ますと。どうにかして勝率50%持っていきますっつって、まぁ普通に負けましたね」とオチをつける余裕を見せた。
また、今回待機となったぷげらは「さっきツネ(ガチくん)も言ってた通り、当初のオーダーの予定とはちょっと変えて、本当にオーダー提出締切何分前とかまでギリギリまで悩んでいて、ちょっと僕が下がってお任せする形になってしまったんですけど、やっぱり勝ってくれたんで、動きを見ていても、あぁ任せてよかったなって、やっぱいいチームだなって思えたのと、あと今回出るつもりだったのに出られなかったというのが個人的にすごく悔しくて、不甲斐ないなと思っちゃったんで、次からはビシバシ出て振り回せるようにしたいなと思いました」と語った。
最後に再度リーダーのガチくんに次節への意気込みについて聞くと「僕らGood 8 Squadは当初からすごい強い強いと言われているチームなので、今回もその期待を裏切らんように、ここから全部勝つ勢いで点とって稼ぎまくります」として、インタビューを締めくくった。
今年は名古屋OJA BODY STAR MildomとGood 8 Squadの2強か?
以上、簡単ではあるが、第1節 Day2の2試合の様子をお伝えした。全8チームの試合を眺めた感想としては、どのチームも前回大会以上に隙のない仕上がりになっているという印象だ。
3月に行なわれた大規模アップデートによる調整の影響もあり、ルークとコーディーだけでなく、新たにキャラクターを開拓したプレーヤーもいれば、あえて変えずにそのままのプレーヤーもいる中で、こうしたプロプレーヤーが一堂に会する場では、そうした個々のスタンスの違いがチームごとの特色に直結する点も見ていておもしろいポイントとなっている。
たとえば前年はユリアン使いが2人だったv6プラス FAV gamingなどは、今年のメインキャラは4人中3人がルークという去年以上に偏ったチームに生まれ変わった。逆にGood 8 Squadはメンバー全員が去年と同じキャラクターで勝負するスタンスのチームに見える。
一方でメインはルークながら初戦ではユリアンを出すときどなど、状況に応じてキャラクターを幅広く使う戦略が早くも使われており、板橋ザンギエフがインタビューで語っていた「バリエーションの広さ」が感じられ、観ている側からすると非常におもしろい流れとなっている。
キャラクターで言えば、新たに参戦した広島 TEAM iXAも、クラッシャーのバーディー、ガンファイトのオロやアレックスなど、これまで出場してきたメンバーたちの主要キャラとは異なるキャラクターを駆使するチームとなっており、今後の展開が楽しみだ。
また、今年はチームカラーやロゴが入ったチームユニフォームをキャラクターに着させられるようになっており、それをあえて着るプレーヤー、着ないプレーヤーといった違いをチェックするのも、直接の試合内容とは異なる視点で楽しめる。SFL2022も最終14節まで目が離せない大会になりそうな予感しかないのは間違いない。
次回、第2節 Day1は9月13日20時からの開始で、次回カードは1試合目がホームのコミュファDetonatioN vs アウェイの名古屋OJA BODY STAR Mildom、2試合目はホーム魚群 vs v6プラス FAV gamingの2戦が行なわれる。