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VESA、モニターのぼやけ具合を評価する新指標「ClearMR」

 VESA(Video Electronics Standards Association)は22日(米国時間)、モニターのモーションブラーを評価するための指標「ClearMR」を発表した。

 ClearMRは、モニターのパネル技術に依存せず、液晶や有機ELなどさまざまなタイプの製品において適用できる、モーションブラーの評価基準。クリアな画素とぼやけた画素の比率によるClear Motion Ratio(CMR)を用いて測定する。

 さまざまな製品を公平に比較できるよう、テスト時には画質強化やブラー軽減技術などの使用を制限。テストパターンを表示する様子をハイスピードカメラで撮影するほか、パターンの輝度測定などを行なう。

 評価はCMRの数値により7段階に分けられ、ClearMR 3000~9000の指標で示される。数字が大きいほど、高画質でブラーは少ない。準拠テストをクリアしたモニター製品には、ClearMRロゴの認定を受けられる。現時点ではSDRモードのみでのテストを要求しているが、HDRモードでのテストについても用意する予定だとしている。

ClearMRによる段階評価