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SoCをDimensity 1200に強化し、Wi-Fi 6に対応した「GPD XP PLUS」

 深センGPDは26日、Mediatek Dimensity 1200を搭載したゲーミング向けAndroidタブレット「GPD XP PLUS」を発表した。明らかになっているのはスペック上の変更点のみで、発売時期と価格は未発表。

 2021年9月に発売した「GPD XP」のアップデートモデル。GPDの26日のSNS投稿によると、SoCをMediaTek Helio G95からDimensity 1200に変更したことで、Wi-Fi 6に対応した。容量は不明だが、メモリにはLPDDR4x-4266、ストレージにはUFS 3.1をそれぞれ採用している。

 Dimensity 1200ではモバイル回線が5G対応へとなっているが、この点についてGPD XP PLUSは対応の可否について言及はない。一方で内蔵GPUはMali-G77 MC9となっており、Helio G95のMali-G76 MC4から大幅に性能向上する見込み。

 ちなみに数カ月前に、Qualcommから「Snapdragon G3x Gen1」についての打診があり検討したのだが、高価であるためGPDの方針に合わず採用を見送ったとしている。

 インターフェイスはUSB Type-C×1から変更はないが、「4K/60Hz」、「2K/120Hz」、「1080p/168Hz」の表記があることから、DisplayPort Alternate Modeをサポートしたとみられる。またコントローラ部にはデッドゾーン(あそび)0のスティックを採用した。65Wの充電に対応しており、現行モデルよりも充電が高速化したという。

 現行のGPD XPは、6.81型のIPS液晶ディスプレイを搭載。本体右側に磁石とポゴピンで接続する着脱式のコントローラ端子を備えるほか、microSDカードスロットや音声入出力、SIMカードスロット、加速度センサー、ジャイロセンサー、コンパスなどを内蔵する。バッテリ容量は7,000mAh。OSはAndroid 11。