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PCI Express 6.0の最終ドラフトとなるバージョン0.9発表

 PCI-SIGは、PCI Express 6.0(PCIe 6.0)のバージョン0.9を発表した。メンバー企業が特許の内部レビューなどを行なうための最終ドラフトとなる。すでにバージョン0.7にて電気的な仕様は確定しており、本バージョンでは機能追加や変更は行なわない。

 PCIe 6.0では、前世代のPCIe 5.0に比べて2倍、現行のPCIe 4.0の4倍に相当する、64GT/sのデータレートを実現。16レーンでは最大256GB/sを発揮する。

 加えて、PAM-4(4レベルパルス振幅変調)エンコーディングやFLIT(Flow control unit)、低遅延なエラー訂正機能のFEC(Forward Error Correction)などを採用し、帯域幅の効率向上を図っている。なお、前世代すべてのPCIeとの後方互換性も保たれる。