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Windows 11 Insider Previewがついに公開

Windows 11の新しいUI

 米Microsoftは28日(現地時間)、初となるWindows 11 Insider PreviewのBuild 22000.51を公開した。現在、Windows 10 InsiderのDevチャネル向けに配信されており、参加者はダウンロードして利用できる。なお、現時点ではISOは用意されておらず、Windows 10 Insiderからのアップグレードのみとなる。

 Windows 11では刷新したUIを採用。タスクバーは中央寄せレイアウトとなり、新しいアニメーションを採用。ピン留めや起動、タスクスイッチ、最小化など、普段行なう操作を一通り試してほしいとしている。

 また、スタートメニューには新たに「Recommended」(おすすめ)が追加され、最近開いたファイルやほかのPCを介して開いたOneDriveのファイルなどが表示され、すぐに作業を再開できる。

 タスクバーの右下には通知センターおよびクイック設定を起動するためのボタンが追加され、通知センターでは1カ月のカレンダーが表示されるようになった。一方クイック設定では、音量、輝度、Wi-Fi、Bluetooth、集中モードなどにすぐにアクセスできる。

 ファイルエクスプローラーも刷新され、コマンドバーが新たに追加。開発者は新しいコンテキストメニューを拡張できるとしている。テーマは従来通りのダークとライトに加え、4種類の追加のテーマを用意した。さらに効果音も刷新されている。

 復活したウィジェットは、画面左からのスワイプインまたはWindows+Wキーで起動できる。ToDoリストやOneDriveの写真、スポーツやeスポーツのニュース、周辺の道路混雑状況、天気などが追加できる。

ウィジェット

 マルチタスク機能も強化し、ウィンドウ最大化ボタンのホバーで、ウィンドウをきれいに並べるスナップレイアウトが利用可能。スナップしたウィンドウをグループ化してすぐに切り替えられる機能も備える。

ウィンドウのスナップ機能

 このほか、Microsoftストアの刷新、セカンドディスプレイドッキング時の作業領域の復元、タッチキーボードのパーソナライズ化、音声入力やタッチジェスチャ、ペン機能の強化、ダイナミックリフレッシュレートのサポート、バッテリといった設定項目の刷新、インストーラーの刷新、Wi-Fi 6Eのサポート、Office利用時のデザインの刷新などが行なわれている。

セカンドディスプレイドッキング時の作業スペースの復元
タッチキーボードのカスタマイズ
Office利用時のUI刷新
設定画面の刷新