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3DMarkにCPUだけを評価する「CPU Profile」テスト

CPU Profile

 UL Benchmarksは24日(米国時間)、3Dベンチマークスイート「3DMark」にCPU性能だけを評価する「CPU Profile」テストを追加したと発表した。

 CPU Profileでは、最大スレッド数/16/8/4/2/1という6つのテストを介してCPUを評価する。異なるスレッド数ではCPUの動作クロックや温度も異なるので、テストではそれらの結果を視ることができる。

 テスト結果はオンラインの結果と比較され、搭載CPUと同じシステムの平均スコアとともに、横棒グラフでスコアが表示される。システムに搭載されているCPUと同じ型番のものでの最大性能は棒の全長で表され、黒い縦線は同じCPUの平均スコア、緑が実際のシステムのスコア、灰色の部分がオーバークロックの伸びしろを示している。

グラフの例。全長がそのCPUの最大スコア、黒い縦線が平均的なスコア、緑色の部分が実際のスコア、灰色がオーバークロックのポテンシャルとなっている

 スレッドごとの各スコアだが、以下のような特徴や参考価値があるという。

  • 最大スレッド数はそのCPUのポテンシャルのすべてを示す
  • 16スレッドはデジタルコンテンツ制作や3Dレンダリングで威力を発揮するもので、ゲームではあまり影響はない
  • 8スレッドは近代的で4コア以上に最適化されたDirectX 12ゲームで参考となり、実際に3DMarkのTime SpyのCPUスコアとも似通っている
  • 4スレッド/2スレッドは古いDirectX 9ベースのゲーム性能に影響し、近代的なゲーミングPCのボトルネックでもある。DOTA 2やLeague of Legends、Counter-Strike: Global Offensiveといったeスポーツタイトルの多くが影響する
  • 1スレッドはプロセッサの性能の基本的な指標となる。ただ、実際のゲームや利用では、マルチスレッド性能の方が重要