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約78%が週1回以上在宅勤務、ビデオ会議では音質面などに課題。デル調べ
2021年5月17日 14:18
デル・テクノロジーズ株式会社は、ビジネスパーソンを対象とした在宅勤務やビデオ会議(リモート会議)に関する調査結果を発表した。
調査は、2021年2月22日から3月26日の期間で、法人企業に勤める2,373名を対象に実施した。その結果、77.7%が週1回以上在宅勤務していると回答。ほぼ毎日在宅勤務をしていると答えた人は36%となった。一方で、18.6%は現在も毎日出社を行なっているという。
ビデオ会議/商談については、半数以上の55.3%が1日に1回ビデオ会議を行なっており、一切行なわないという人はわずか2.7%にとどまった。
在宅勤務やビデオ会議に利用しているデバイスについては、Webカメラ/マイク内蔵のノートPCを利用している人が29.2%と最も多い一方で、ヘッドセットが15.4%、外付けディスプレイが13.6%、スマートフォンなど向けのマイク付きイヤフォンが11%、Webカメラは10%にとどまった。
さらに、ビデオ会議において課題に感じていることを聞いたところ、周囲の音声や生活音など余計な音声が入ってしまうといった音質に関するものや、ノートPCの画面が小さく投影資料が見にくいといったカメラ/ディスプレイに関するものが多く挙がった。また、目線や画角があわないことで相手方に失礼となってしまうといったコメントも多く見られたという。
ビデオ会議のために支給/購入したデバイスやツールについては、ノートPCやデスクトップPCが最も多く、あわせて35.9%となり、続いてヘッドセットが23.7%となった。一方でディスプレイは12%、Webカメラは11.6%にとどまった。
同社では、業務の生産性の向上につながる外付けディスプレイや、ビデオ会議を快適にするWebカメラ/ヘッドセットの利用が進んでいないことが、在宅勤務やビデオ会議における課題を引き起こす要因になっていると分析している。