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NVIDIA、部屋の反響やペットの鳴き声も除去可能となった「NVIDIA Broadcast 1.2」

ルームエコー除去機能

 米NVIDIAは11日(現地時間)、部屋の反響抑制機能などを新規追加したライブ配信向けユーティリティの最新版「NVIDIA Broadcast 1.2」を公開した。公式ページより無料で入手できる。

 本バージョンではAIによるノイズ抑制機能を強化。音声向けには部屋の反響音を軽減する「ルームエコー除去(Room Echo Removal)」が新たに加わった。また、既存のノイズ抑制機能も改良し、猫や犬、虫の鳴き声向けのプロファイルを追加している。

 映像向けには、性能の高くないカメラを利用したり、暗所で撮影をしたりする場合に現れるノイズを軽減できる「ビデオノイズ除去(Video Noise Removal)」を追加した。なお、現時点で両新機能はベータ版での提供となる。

ビデオノイズ除去機能。左が未使用、右が使用時
各種エフェクトが重ねて利用できるように

 そのほか、被写体を捉え続けるよう自動でクロップやズームを行なう「オートフレーム(Auto Frame)」機能では、buffer zoneと呼ばれる領域を設定。中央3分の1から被写体が外れた場合のみ動作するよう調整を施した。また、音声/映像ともにエフェクトを重ねられるようになり、ビデオノイズ除去とオートフレームを同時に適用するといった運用も可能になっている。

 なお、本アプリケーションの利用には、GeForce RTX 2060以上/Quadro RTX 3000以上/TITAN RTX以上のGPU、およびGame Ready Driverのバージョン465.89以降/Studio Driverのバージョン462.46以降の適用が必要となる。

NVIDIA Broadcast App | All-New Update and Features