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ソニー時代、世界で年間500万台以上売れたVAIO。新「VAIO Z」で改めて世界に挑戦
2021年2月18日 15:30
VAIO株式会社は18日、フラグシップの14型モバイルノート「VAIO Z」の新製品発表会をYouTubeにてプレミア公開した(現在は非公開で、改めて発表会の動画がアップロードされた)。新しいVAIO Zは3月上旬出荷となっており、予約受付中。価格はオープンプライスで、量販店モデルは30万9,800円からとなる。
YouTubeでのオンライン発表会では、同社代表取締役社長の山本知弘氏が登壇。VAIOが2014年にソニーから独立したことや、今年(2021年)の7月をもって満7年を迎えること、かつてのソニー時代には世界で年間500万台以上もVAIOブランドのPCを販売していたことなどを語った。
山本氏は独立後のVAIOがいったんは海外市場からすべて撤退したものの、改めて2015年に海外展開を再開しており、北米や南米欧州、アジア、中東で販売を行ない、全体の50%まで成長させることに成功したという。
ただし、フラグシップモデルについては、日本特有のニーズであるレガシーポートの採用(ミニD-Sub15ピン)などを優先するあまり、高い評価を得られていなかったとする。そこで今回、VAIOは7年間の集大成として、日本を含めた世界中のユーザーが納得できるフラグシップモバイルノートの新「VAIO Z」を投入。
山本氏は、「挑戦に火をともそう」というVAIOの新たなスローガンとともに、今回のVAIO ZをこれこそがVAIOだと言える最高のコンピューティング体験をもたらす製品に仕上げたとし、大きな自信を見せる。
VAIO Zでは、耐久性と軽量さを求め、立体成型が困難とされるカーボンファイバーをノートPCの全4面に採用したほか、Intel新しいハイエンドCPUであるCore H35シリーズの搭載や、最大34時間のバッテリ駆動、そしてハイスペック構成で1kgを切る重量設定(※5Gモデム搭載モデルは約1,059g)など、意欲的なフラグシップ製品となっている。
山本氏は、すべてのVAIO Zが、長野県安曇野にある本社工場で生産・出荷されるメイドインジャパンのPCであることも強調しつつ、ブレイクスルーこそがVAIOのDNAであると、日本発の革新的なモバイルノートであることをアピールした。
VAIO Zのスペックや使用感などについては以下の関連記事を参照されたい。
また、YouTubeにてVAIO Zが過酷な動作試験に耐える模様をとらえた数々の動画が公開されているので、そちらも合わせてご覧いただきたい。