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ComfyUI、必要メモリを大幅に削減する「Dynamic Vram」をデフォルトで有効化

 ComfyUIの開発チームは、最新のマスターブランチにおいて、新たなメモリ最適化機能「Dynamic Vram」をデフォルトで有効化した。

 Dynamic Vramは、NVIDIA製GPUを搭載するWindowsおよびLinux環境向けの機能。システムメモリの使用量を大幅に削減し、全体的な処理速度を向上させるという。

 Dynamic Vramの導入により、重みのオフロード不足に起因するVRAM(ビデオメモリ)のOOM(Out of Memory)を防止できる。また、モデルの読み込みやLoRAの適用が高速化され、ページングを行なわずに自身のメモリ容量を超える大規模モデルを実行できる。なお、VRAM使用率が上昇するが、VRAMをより効果的に使用するための正常な動作だという。

 現在は最新のGitバージョンのみで有効化されており、ポータブル版ユーザーは「update/update_comfyui.bat」を実行することで更新でき、PyTorch 2.10 cu130の使用が推奨されている。数日後にはデスクトップ版向けの安定版リリースにも含まれる予定だとした。

 今後の開発として、パフォーマンス低下などの不具合修正や、AMD製GPUへの対応が予定されている。一部のユーザー環境ではTensorRTノードなどでエラーが発生するとの投稿も見られ、その場合は「--disable-dynamic-vram」を指定することで一時的に回避できるとの報告がある。