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Witcher 3がヌルヌル動くゲーミングUMPC「GPD WIN 3」のさらなる詳細が明らかに

 中国GPDは12日(現地時間)、次期スライダー式ゲーミングUMPC「WIN 3」の開発機によるアクションRPG「Witcher 3」のプレイ動画を公開した。このなかで、多くの詳細が明らかとなった。

 Witcher 3の動作状況については動画を見ていただいたほうが手っ取り早いが、低画質では60fps、高画質でも50fps台後半で推移しているのがわかる。

 ただ、この動画で注目したいのは、開発機に「Core i5-1135G7」が使われたことだろう。同社はすでにWIN 3でTiger Lake-Uの採用を決めているが、そのSKUについては明らかにされてこなかった。最終的な製品版でどのCPUを使うかは不明だが、開発機でi5-1135G7が搭載されたのは性能の1つの指標となるだろう。

 もう1つ注目したいのが、この動画投稿のコメント欄で、視聴者の質問に対し、GPDが公式でこれまで明らかにされていなかった仕様が公開されているのだ。以下に注目すべき質疑応答を挙げる。

ジョイスティックをなぜ横一列のデザインにしたのか(公開したCGのうち1枚だけ、右のスティックがA/B/X/Yボタンの位置と入れ替わっていた)

 GPD WIN Maxまではパームレスト面と同じ高さに抑えた凹みを設けていたが、WIN 3では突出したかたちを採用した。このためA/B/X/Yと入れ替えると操作中に誤爆が多発する。

なぜ凹ませなかったのか

 ジョイスティックを凹ませると必然的に移動距離が短くなり、ユーザー体験が劣るため。

重量はどのぐらいになるのか

 開発機は550gだが、現在まだ最終調整をしている状態。とはいえ±20gの範囲内には収める。

本体サイズは

 幅×奥行きは198×92mmで確定。厚さについてはまだ決めていない。

バッテリ駆動時間は

 バッテリ容量は44Wh。Surface Pro 7の43.2Whと比較すると長時間になる。

AMD CPU搭載モデルの見込みは

 AMDのCPUは現在、理想的な性能が得られるモデルはない。

スライドキーボードのデモをしてほしい

 現在バックライトについて調整中で、次の動画では公開できるはず。

キーボードを省いたバージョンは開発しないのか

 キーボードなしについては検討はした。たとえばソフトウェアキーボードで置き換えられるかどうかなどだ。しかしゲーム中に入力しようとすると、ソフトウェアキーボードがゲーム画面を覆ってしまうなど、ユーザー体験はかなり低下するため、その選択肢はないという結論に至った。

価格と発売時期は

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