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Zoom、セキュリティやプライバシーなどに関する機能改善の進捗を報告

機能改善の進捗状況

 Zoomは15日(現地時間)、4月1日から90日間かけて取り組んでいるセキュリティやプライバシーに関する機能改善について、進捗報告を行なった。

 今回の報告時点ではおもに、ミーティングと待機室に関するデフォルト設定の変更、ミーティング参加時のパスワード強化、通信に用いるデータセンター周りの調整、バグバウンティプログラム(脆弱性報奨金制度)の導入などを実施したという。

 ミーティングと待機室に関するデフォルト設定の変更では、Free BasicおよびSingle Proプランのユーザーについて、ミーティング参加時のパスワードと待機室がデフォルトで有効になった。なお、K-12 Educationプログラムのユーザーについては待合室のみ標準で有効となる。

 ミーティング参加時のパスワード強化では、所有者や管理者がパスワードの最低要件を設定できるようになった。英数字と特殊文字を含むもの、または数字のみのものが許可できる。Free Basicプランのユーザーについては、数字のみのパスワードの代わりに英数字のものがデフォルトで利用可能となる。

 通信に用いるデータセンター周りの調整では、通信が経由するデータセンターを管理者が選択可能となり、特定の地域を経由するかどうかを制御できるようになる。なお、この調整は4月18日より提供される。

 バグバウンティプログラムの導入はLuta Securityとの協力で行なわれ、Zoomのプログラム内に存在する脆弱性すべてをカバーする改善プランを90日間かけて実施していく。