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800Gbpsを実現する有線LAN仕様「800GBASE-R」が発表

800Gigabit Ethernetのブロックダイアグラム

 Ethernet Technology Consortiumは4月6日(現地時間)、800Gigabit Ethernet(GbE)の仕様「800GBASE-R」を発表した。

 800GBASE-Rでは、新しいMAC(Media Access Control)とPCS(Physical Coding Sublayer)を取り入れ、1レーンあたり106Gbpsのインターフェイス8基を使用。内部的には既存の400GbEロジック(IEEE 802.3bs)を2つセットとし、多少手を加えた上で実装している。

 データ符号化で使われるPCSが再利用され、RS符号の前方誤り訂正が保持されることから、既存の物理層との互換性を簡便にするとともに、400GbEの再利用によってコスト削減も図られている。

 なお、Ethernet Technology Consortiumの前身は、25 Gigabit Ethernet Consortiumであり、これまで25/50/100GbEといった仕様を定めてきたが、Ethernet技術の急速な発達を鑑み、団体名を改めた。