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Intel、“半額”になった新「Core X」シリーズプロセッサ

~最大18コアで979ドル

Cascade Lake-X

 米Intelは2日(米国時間)、開発コードネーム“Cascade Lake-X”こと新Core Xシリーズプロセッサを発表した。

 最大18コア/36スレッドまでのSKUが用意され、「Turbo Boost Max Technology 3.0」により最大クロック4.8GHzでの動作を謳う。第10世代目のCore Xシリーズプロセッサとなるが、Xeonスケーラブルプロセッサなどと同様、公式には表明されていない。

 深層学習向けの「Deep Learning Boost」に対応するほか、Thunderbolt 3、Optane SSD 905P、Intel製2.5Gigabit Ethernetコントローラ(i225)およびWi-Fi 6(AX200)をサポートする。

 対応メモリは4チャネルDDR4-2933で最大256GBまで対応。PCI Express 3.0レーン数はプラットフォーム全体(チップセット分含む)で72レーン。

 前世代の18コア/36スレッドCPU「Core i9-9980XE」では1,979ドルと1コアあたり109.9ドルという価格設定だったが、今回はCore i9-10980XEで1コアあたり54.4ドルと、競合するAMDの第2世代「Ryzen Threadripper」シリーズの2990WX(1,799ドル/1コアあたり56.2ドル)や2970WX(1,299ドル/同54.125‬ドル)などと同水準まで価格が大きく引き下げられている。

 製品のおもな仕様は以下のとおり。

製品名Core i9-10980XECore i9-10940XCore i9-10920XCore i9-10900X
コア/スレッド18コア/36スレッド14コア/28スレッド12コア/24スレッド10コア/20スレッド
ベースクロック3GHz3.3GHz3.5GHz3.7GHz
Turbo Boost 2.0クロック4.6GHz4.5GHz
全コアターボクロック3.8GHz4.1GHz4.3GHz
Turbo Boost 3.0クロック4.8GHz4.7GHz
L3キャッシュ24.75MB19.25MB
オーバークロック対応
プラットフォームPCIe 3.0レーン数最大72レーン
対応メモリ4チャネルDDR4-2933
TDP165W
米国価格(1,000個ロット)979ドル784ドル689ドル590ドル
おもな特徴
SKU

【3日】タイトルと内容の一部を修正しました。