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Intel、クライアント向けPersistent Memoryの実現に向けてMicrosoftと協力

クライアントPC向けのPersistent Memoryの実現に向けてMicrosoftとIntelが協力

 Intelは、9月26日に韓国ソウル市において同社のストレージ製品に関するイベント「Memory & Storage Day 2019」を開催しており、同社が現在はデータセンター向け製品だけでサポートしているOptaneを利用したPersistent MemoryのクライアントPCへの実装に関してMicrosoftと協力して実装を行なっていくと発表した。

 SCM(Storage Class Memory、よりDRAMに近い性能を持つストレージ)と呼ばれる、DRAMに近い性能を持つOptaneは、メインメモリの一部として利用することが可能になっているが、その一方で現在のデータセンター向けの製品でもOSやアプリケーション側での対応が必要になっている。このため、Intelは将来に予想されるPersistent MemoryのクライアントPCへの実装に向けてMicrosoftと協業していく計画だ。

クライアントPCへのPersistent Memoryの実装に向けてIntelとMicrosoftが協力

まもなくワークステーションでもOptane DCPMが利用できるようになる

 Intelは今春に発表した第2世代Xeon Scalable Processors(以下Xeon SP)と同時に、Optane DC Persistent Memory(DCPM)を発表した。Optane DCPMは、レイテンシ(遅延)がDRAMとSSDの中間と少なく高速で、かつ容量もDRAMに比べて大きいという特徴を活かし、大容量のデータを展開する必要があるアプリケーション向けのメインメモリとして利用できるサーバー用のメモリモジュールとなっている。

 現在はデータセンター向けの第2世代Xeon SPでのみ利用可能だが、Intelは今後さほど遠くない時期に1Pおよび2PワークステーションでもOptane DCPMが利用できるようになると明らかにした。現時点ではIntelは第2世代Xeon SPのワークステーション向けSKUを発表していないが、以前の製品もそうだったように、今後追加SKUとしてワークステーション向けSKUが発表される可能性がある。

 また、Intelはこれまで正式に言及してこなかった、Persistent MemoryのクライアントPCへの採用に関しても公式に言及し、OSやアプリケーションなどの対応について、Microsoftと協業して取り組んでいると明らかにした。

 Microsoftは「大容量なPersistent MemoryをクライアントPCにもたらせるようにIntelと協力している。今後も正しいOSインフラを提供できるようにIntelと継続して取り組んで行く」とコメントしており、今後両社が協力してPersistent Memoryに必要な機能などを開発し、より高速なOSブートやゲームの起動時間の短縮などを実現していくと説明している。

 現時点ではそうしたクライアントPCへの実装がいつになるのか、またどのようなかたちになるのかは明らかにされていないが、これにより近い将来にクライアントPCにもPersistent Memoryが実装されることが確実になったといえ、今後も動向には要注目だ。