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デル、20mm厚で8コアCPU/RTX 2070搭載の薄型ゲーミングノート「New ALIENWARE m15/m17」
2019年6月28日 15:35
デル株式会社は、15.6型ゲーミングノート「New ALIENWARE m15」および17.3型ゲーミングノート「New ALIENWARE m17」を国内にて発売した。税別直販価格はそれぞれ212,980円から、232,980円から。
COMPUTEX 2019にて発表された製品で、薄型ながら高いゲーミング性能を実現することをコンセプトに開発されたゲーミングノートPCで、ともに20.5mmという筐体厚(Tobii搭載モデル)で、ALIENWARE史上最薄となる薄型設計が特徴。
本体デザインは以前のモデルから刷新され、フラッグシップモデル「AREA 51m」から“レジェンドデザイン”を継承。筐体はマグネシウム合金製となった。
ディスプレイはALIENWARE最薄の左右ベゼル幅(m15が5.6mm/m17が6.6mm)で、ゲーム画面への没入感を向上。
m15では4K(3,840×2,160ドット)有機ELパネルが用意され、1msの応答時間と10万:1のコントラスト比を実現。144Hz/240HzのフルHD(1,920×1,080ドット)高速IPS液晶も用意され、240HzパネルはsRGB 100%の色域と1,000:1のコントラスト比、7msの応答時間、144Hzパネルは72% NTSCの色域と800:1のコントラスト比で、応答時間は9ms。
m17では60Hz/144HzフルHD IPSが用意される。
また両製品ともに視線追跡センサー(Tobii)搭載モデルが用意され、頭のポーズや位置、細かい視線、視点を精確に追跡できる。なお、Tobii搭載の15.6型ノートとしてはm15が世界初であるという。
キーボードも新設計となり、前世代からNキーロールオーバーやアンチゴースト機能を継承しつつ、キーストロークが1.7mmへと深くなり、各キーごとにRGBのAlien FX照明の設定が可能となっている。
CPUにはCore i7-9750H(6コア/2.6GHz)、Core i9-9980HK(8コア/2.4GHz)、GPUにはGeForce GTX 1660 Ti/GeForce 2060/GeForce RTX 2070 Max-Qを搭載。
基板設計においては、CPUに6フェーズ、GPUに8フェーズ電圧レギュレータを配置した「HyperEfficient Voltage Regulation」により、各プロセッサの効率性とターボ周波数の持続性を向上。マザーボード自体のサイズもコンパクトにすることで、筐体の薄型化と軽量化、効率的な冷却を実現しているという。
冷却機構については、独自の「Cryo-Tech 3.0」を搭載し、冷却ファンの直径大型化や銅複合材ヒートパイプ、高密度銅フィンスタックの搭載、ジャイロスコープと加速度計によるダイナミックな温度制御などでシステム性能を向上させているとする。
メモリはDDR4-2666メモリ16GBで、ストレージは256GB/512GB/1TB/2TB NVMe SSDと、それぞれ2枚組のRAID0構成も用意される。なお今回の筐体設計刷新にともない、メモリはオンボードとなり交換/増設はできない。
インターフェイスはThunderbolt 3、USB 3.0×3、IEEE 802.11ac対応無線LAN、Bleutooth 4.2、2.5Gigabit Ethernet(Killer E3000)、Alienware Graphics Amplifier接続端子、フルHD Webカメラ、音声入出力。映像出力や電源などの邪魔になるポート類は背面に配置されるなど、使い勝手にも配慮されている。
本体サイズはm15が360.5×276×20.1mm(幅×奥行き×高さ、Tobii搭載モデルは20.5mm)、m17は399.8×295.5×20.5mm(同)。重量はm15が約2.16kg、m17が約2.63kg。
本体色はルナライト(シルバーホワイト)とダークサイドオブザムーン(ダークグレー)の2色。
同社では、17.3型ゲーミングノートの「New Dell G7 17」も7月上旬より発売。価格は未定。
こちらはフルHD液晶と第9世代Core、GeForce RTX 2060などを搭載する。
都内で行なわれた発表会には、ALIENWARE グローバルプロダクトマーケティングマネージャーを務めるEddy Goyanes氏が登壇。
同氏は、m15とm17の違いは画面のサイズとテンキーの有無だけで、筐体デザインや基本仕様は共通となり、本体厚も揃った統一感のあるシリーズ製品として投入できたと説明した。
発売を記念して、秋葉原のデル直販ストアにて7月13日~15日の期間で、実製品を体験できるイベントも開催される。