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デル製品を体験できる「Dell Cafe」が明日までオープン
2019年6月18日 17:53
デル株式会社は6月18日、都内にて「デル ビジネス向けクライアント新製品記者発表会」を開催。デルにおける国内ビジネスの状況や今年(2019年)に発表/発売されたLatitudeシリーズのノートPCの製品説明などが行なわれた。
なお、発表会場となったThe Core kitchen / Space(東京都港区新橋4丁目1-1 新虎CORE)では、本日の15時30分~20時までと、明日(19日)の11時~19時にかけて、同社のビジネス向け製品を体験できるイベント「Dell Cafe」を実施中。入店は無料のほか、期間中はコーヒー全品が200円オフ(アンケート回答で無料)になる。展示物はノートPC、ディスプレイ、各種アクセサリ、ビジネス向けバッグなど、展示だけでなく体験デモも行なっている。
法人向け出荷台数は前年同期比で71%の上昇
最初に登壇した同社常務執行役員 クライアント・ソリューションズ統括本部長の山田千代子氏は、国内法人向け製品の状況を振り返り、その好調さを説明。2018年第1四半期から2019年第1四半期にかけてPC出荷台数が71%伸長しており、内訳としてデスクトップPCについては前年同期比で87%増、ノートPCは59%増となり、国内シェア2位を達成した。
山田氏はこの成長要因として、Dell Technologiesによるグループ統合の相乗効果が高まってきたこと、Chromebook/Windows/大型ディスプレイのソリューション提案での成果が上がってきたこと、そしてもともと強かったミッドマーケットの好調さを挙げた。
また、ワークステーションは世界シェア1位であること、国内においては2019年第1四半期で出荷台数ベース2位であり、出荷台数は前年同期比で30%増になっていることのほか、ディスプレイ市場においても世界1位の出荷台数と、国内法人市場でシェア2位を獲得したことを説明。他社がポートフォリオを絞っているなかで、ユーザーのニーズを吸い上げ、あえて拡大を図った結果が功を奏したとし、CES 2019において、144の賞を受賞したことをアピールした。
Latitudeシリーズにナローベゼルデザインや近接センサーを実装
次に登壇したデル株式会社 クライアント・ソリューションズ統括本部 クライアント製品マーケティング本部 フィールド・マーケティング・マネージャーの飯塚祐一氏は、同社の好調ぶりを牽引するLatitudeシリーズのノートPC製品を紹介。
今年(2019年)の3月から6月にかけて13製品を展開し、Latitudeで新しく採用したナローベゼルデザインにより、筐体サイズを変えることなく大型ディスプレイを搭載可能にしたこと、電源ボタンへの指紋認証センサーの実装されたことなどを説明した。
さらに、世界初というPC近距離センサーによる自動ログインシステム機能「Dell Express Sign-In」が採用され、赤外線カメラとWindows Helloを介してユーザーが席を離れたときに自動的に画面を消してスタンバイ状態に移行、逆に席に戻ったさいには、ユーザーを検出してログインをすませるなど、いちいちログイン作業に時間を取られることなく仕事を継続できる利便性を訴求した。
同機能にはIntelのContext Sensing Technologyが使われている。これはバックグラウンドでセンサーハブを利用可能にするソフトウェアスタックで、デルはこれと自社ソフトウェア、STMicroelectronicsのTime of Flight(ToF)センサーを組み合わせることで、Dell Express Sign-Inを実現している。
USB Type-Cディスプレイが従業員の生産性を向上
最後に、デルが好調とするディスプレイ製品について、Dell プロダクトマーケティングコンサルタントのビネイ・ジャヤクマール氏が登壇。デルはディスプレイについてIDCなどの外部調査会社に、ディスプレイが従業員に与える影響について調査を依頼し、従業員に最新の機能や大型ディスプレイを与えることで仕事の満足度が向上するとともに、顧客満足度も上がるという相関関係を披露した。
最近になって、USB Power Delivery機能付きのUSB Type-Cポートを備えたノートPCが増えており、USB Type-Cでケーブルを1本化することで、そうでないPCと比較した場合に、1日あたり4~6分間の時間を節約できるという。このほか、解像度などが上がることでも仕事の効率が向上することなどから、最新ディスプレイを使う重要性を説いた。