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Adobe、iPad版Photoshop CCを発表。Creative Cloudも更新
2018年10月15日 22:01
Adobeは、Creative Cloudにおける各種アプリのアップデートや新アプリの提供に加え、iPad版Photoshop CCを2019年にリリース予定であることなどを発表した。
Creative Cloudは昨年(2017年)に引き続き、AIが強化されており、各製品に10種類以上のAdobe Senseiの機能が追加されている。Adobeによれば、クリエイターの約74%が作業時間の半分以上を非クリエイティブな反復作業に費やしているとのことで、AIの強化によって、クリエイターはより創造的な仕事に時間を費やせるとしている。
更新内容について、Lightroom系ではApple Photosのライブラリの写真をデスクトップ版のLightroomで簡単に読み込めるようになった(Macのみ)ほか、Adobe Senseiの技術によって、顔検出による自動的な分類が行なわれるようになり、特定の人物の写真を見つけやすくなった。
定番写真編集アプリのPhotoshop CCでは、Adobe Senseiによってコンテンツに応じた塗りつぶしが一新。専用のワークスペースを利用して、塗りつぶしで使用するピクセルを選択でき、ソースピクセルの回転、リサイズ、ミラー化が可能になった。
描画モードのプレビューで適用前後の内容を一度に確認できるようになったほか、なにかしらの操作後の適用内容を元に戻すさいに、[Ctrl]+[Z]キーで複数さかのぼれるようになっている。
そして、以前よりユーザーからの要望の多かったというiPad版のPhotoshop CCが2019年に登場する。デスクトップ版と同等の機能を有するPhotoshopということで、レイヤーやマスク、PSDファイルを扱うことができ、タッチ入力/ジェスチャーといったタブレットならではの入力方法もサポート。当然Apple Pencilにも対応する。
また、デスクトップ版Photoshopで編集していたPSDファイルを、続けてiPad版Photoshopで続けて編集するといった使い方も可能で、さまざまな場所でクリエイティブな作業を続行できるようになる。
iPad向けとしては、ドローイング/ペイントソフトの「Project Gemini」も2019年にリリースされる予定で、ビットマップとベクターの両形式に対応。Photoshopのブラシを適用でき、ラウンドトリップも可能となっている。