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OPPO、おサイフケータイ対応のハイエンドスマホ「R15 Pro」を国内投入
~ミドルレンジモデルの「R15 Neo」も
2018年8月14日 12:00
OPPO Japanは、国内向けスマートフォン第2弾モデルとなる、上位モデル「R15 Pro」と、コストパフォーマンスに優れるミドルレンジモデル「R15 Neo」の投入を発表した。なお、現時点では発売時期および価格ともに未定だ。
R15 Pro
R15 Proは、2018年2月に登場した国内第1段モデル「R11s」の後継として位置づけられるハイエンドスマートフォンだ。中国では2018年4月に発表されたモデルだが、今回日本で発売されるにあたって、日本向けの機能を追加するなどの強化を実現した。
その強化点となるのが、IPX7準拠の防水機能と、FeliCa搭載によるおサイフケータイ対応だ。いずれも、R11sのユーザーから対応のニーズが強かったものだそうで、そのニーズを満たすべく、R15 Proでの対応をはたしたという。
機能面での特徴となるのが、AIを駆使したカメラ機能だ。背面カメラには、1,600万画素+2,000万画素デュアルレンズカメラを採用。レンズは双方のカメラともF1.7の明るいレンズを搭載する。
センサーの画素数や、通常は1,600万画素センサーを利用し、暗い場面で2,000万画素センサーに切り替わり、4つの画素を1つにまとめて利用することでより明るく撮影できるといった特徴はR11sと同じ。
ただ、R15 Proではソニー製センサー「IMX519」を採用。従来より画素ピッチが大型化されたことで、より明るい写真が撮影できるという。加えて、16種類200シーンを検出し、シーンに応じて最適の撮影が行なえる「AIインテリジェントカメラ」機能や、さまざまなライティングエフェクトを加えられる「3Dライティング」機能なども追加している。
ディスプレイ上部のインカメラの画素数は2,000万画素とR11s同様だが、こちらもセンサーがソニー製「IMX476」に強化。また、美顔撮影が可能な「AIビューティーモード」がバージョン2.0に進化し、性別、年齢、肌など296箇所の顔の特徴を識別し、800万通りのビューティ効果を実現するという。
さらに、HDR撮影にも対応し、逆光などの環境でのセルフィー時でも人物と背景がいずれも鮮明に撮影できるようになった。
ディスプレイは、1,080×2,280ドット表示対応の、アスペクト比19:9の6.28型有機ELパネルを採用。上部にはインカメラやスピーカーを囲む切り欠きが備わる。
SoCはQualcommのSnapdragon 660を採用。RAMは6GB、内蔵ストレージは128GB。SIMはNano SIMを2枚装着でき、いずれもVoLTEが利用できるDSDV対応となる。VoLTEは国内3キャリアすべてサポート。
SIMトレイは、Nano SIM2スロットのうち一方がmicroSDカードとの排他仕様となっている。バッテリ容量は3,430mAhで、30分で60%の充電が行なえる急速充電機能もサポート。OSは、Android 8.1をベースにカスタマイズを施した「ColorOS 5.1」を採用する。
筐体デザインは、工業デザイナーKarim Rashid氏とのコラボレーションによる、3D曲面ガラスを採用した「クレセントアークデザイン」を採用。カラーはパントーン社のトレンドカラーに指定されているパープルと、OPPOの定番カラーでもあるレッドの2色。サイズは75.2×156.5×8.0mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約180g。
【表】R15 Proのスペック | |
---|---|
SoC | Snapdragon 660 |
メモリ | 6GB |
内蔵ストレージ | 128GB |
OS | ColorOS 5.1(Android 8.1) |
ディスプレイ | 6.28型 有機EL 1,080×2,280ドット |
対応SIM | Nano SIM×2、DSDV対応 |
FDD LTE | B1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/26/28 |
TDD LTE | B38/39/40/41 |
WCDMA | B1/2/4/5/6/8/19 |
GSM | 850/900/1,800/1,900MHz |
無線LAN | 802.11a/b/g/n/ac |
拡張メモリ | microSD 最大256GB(Nano SIMと排他) |
アウトカメラ | 1,600万画素(F1.7)+2,000万画素(F1.7)、Sony IMX519採用 |
インカメラ | 2,000万画素、Sony IMX476採用 |
防水 | IPX7準拠 |
おサイフケータイ | 対応 |
バッテリ容量 | 3,430mAh |
サイズ/重量 | 75.2×156.5×8.0mm(幅×奥行き×高さ)、約180g |
本体カラー | レッド、パープル |
【お詫びと訂正】初出時に、Nano SIMスロットが2基およびmicroSDカードスロット1基の3スロット仕様としておりましたが、正しくはNano SIMスロット1基とmicroSDカードスロットは排他仕様となります。お詫びして訂正させていただきます。
R15 Neo
R15 Neoは、低価格ながら性能に妥協することなく日本市場に向けて開発したという、コストパフォーマンスに優れるミドルレンジスマートフォンだ。
背面に直線的な幾何学デザインやヘアライン処理、24層のコーティング処理を施すことで、質感に優れる筐体を実現。カラーはダイヤモンドピンクとダイヤモンドブルーの2色をラインナップする。
ディスプレイには、アスペクト比19:9、表示解像度720×1,520ドット表示対応の6.2型液晶を採用。ベゼルも極限までせばめられ、前面に占める表示領域は88.8%に達している。上部には、スピーカーやインカメラなどを囲む切り欠きが備わっている。
カメラ機能は、背面カメラに1,300万画素+200万画素のデュアルカメラを採用。デュアルカメラを活用した独自の被写界深度演算アルゴリズムにより、自然なボケを実現できるという。
ディスプレイ上部のインカメラは800万画素のカメラを搭載。美顔撮影機能は、上位のR15 Proと同じ「AIビューティーモード」バージョン2.0を採用する。
搭載SoCはQualcommのSnapdragon 450で、RAMは3GBまたは4GB、内蔵ストレージ容量は64GB。SIMトレイはデュアルNano SIM+microSDの3スロット構造で、デュアルSIMは双方ともVoLTEをサポートするとともに、国内3キャリアのVoLTEを利用できる。
内蔵バッテリ容量は4,230mAhと、かなり大容量となっている。OSは、Android 8.1をベースにカスタマイズを施した「ColorOS 5.1」を採用。サイズは75.6×156.2×8.2mm(同)、重量は約168g。
【表】R15 Neoのスペック | |
---|---|
SoC | Snapdragon 450 |
メモリ | 3GB/4GB |
内蔵ストレージ | 64GB |
OS | ColorOS 5.1(Android 8.1) |
ディスプレイ | 6.2型液晶 720×1,520ドット |
対応SIM | Nano SIM×2、DSDV対応 |
FDD LTE | B1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/26/28 |
TDD LTE | B38/39/40/41 |
WCDMA | B1/2/4/5/6/8/19 |
GSM | 850/900/1,800/1,900MHz |
無線LAN | 802.11b/g/n |
拡張メモリ | microSD 最大256GB(独立スロット) |
アウトカメラ | 1,300万画素+200万画素 |
インカメラ | 800万画素 |
防水 | なし |
おサイフケータイ | なし |
バッテリ容量 | 4,230mAh |
サイズ/重量 | 75.6×156.2×8.2mm(幅×奥行き×高さ)、約168g |
本体カラー | ダイヤモンドブルー、ダイヤモンドピンク |
【8月31日訂正】記事初出時、R15 NeoはIEEE 802.11a/ac対応としておりましたが、OPPOより非対応に訂正されました。