こんにちは、黒田瑞貴です! 今回も1986年に光栄(現株式会社コーエーテクモゲームス)より発売された「信長の野望・全国版」をプレイしていきます! 超大型作品の"信長の野望"シリーズ第2作目のこちら、プレイしたことがない方も、一度は名前を聞いたことがあるのではないのでしょうか?
歴史シュミレーションゲームでプレイヤーは戦国時代に生きる名立たる武将の1人になり、北は蝦夷から、南は九州まで全国を統一することを目的にしています。シリーズ作品は多岐にわたり、さまざまなプラットフォームで遊ぶことができるのですが、私はSteam版を1,320円で購入しました。今年40周年を迎えた信長の野望シリーズの魅力を、今回もプレイしながら深堀していこうと思います!
前回、この当時日本の最南端、九州"薩摩大隅"の島津貴久さんで初プレイを開始し、見事に失敗。ゲームは1560年桶狭間の戦いの年からスタートし、武将一代での全国統一を目指すのですが、この時すでに46歳の島津さん。人生50年と言われたこの戦国時代では、もうおじいちゃんすぎてターンが足りずに、内政ばかりしていたらあえなく失敗( ;∀;)。初心者にはちょっと難しかったかもしれません……。
前回の失敗を踏まえて、今回の大名はとても若く、土地周辺を他の大名に囲まれておらず、そして私の出身地"蝦夷"!! ここから始めていきます!
蝦夷の大名は蠣崎慶広さんという方。私の知識不足であまり知らないのですが、まだまだ若い11歳からスタートできるのと、69歳まで生きて、この当時とても長生きさんだったらしいので、ターン消費を急かされないのと周辺からの猛追を受けなくて良い点は最高ですね。
隣接(津軽海峡越し)しているのは、現在の青森県"陸奥"のみで、そこの大名はなんと10歳なんです! これは攻めてこられても勝てる!! 小学校5年生vs 4年生なら、さすがに5年生の圧勝です。小さい頃の1年はでっかいですからね、10歳には11歳かなり大きく見えるでしょうね('ω')。
序盤の懸念点はこれで全てなくなったので、次は目押しの能力値決めです。ここも合計が450/500を超えたところでガチャをストップ。今回は健康78、野心86、運91、魅力101、IQ101、の合計457。なかなかいい数値です('ω')!
基本設定、大名、名前の変更、能力値、難易度を決めたらいよいよゲームスタートです! 今回こそは統一してやります!まぁ改善点は全て改善しながら、一歩一歩進んでますからね。ロジック的には今回ばっちりです。
「1560年春ゲームスタート」。
「第2国津軽が攻め入ってきました」。
いや待って( ;∀;)。攻めてくるの早くない??? まだ1ターンもやらせてもらってないよ( ;∀;)。内政も軍備も何もしていませんが、もう10歳が玄関先まで来ているので、迎え撃つしかありません。1ターン目から戦争です!
兵を城の周りに配置しつつ、町も同時に守っていきます。町での戦闘は平地より有利に進めることができるものの、町の価値が下がり結果的にあまり良くないのだとか……。最終手段的な感じですかね。
兵力は津軽が1万7千、こちらは2万3千です。6千も上回っているので、ここは難なく勝利。ひと安心です。ここで負けたら理不尽だって言いながら、たぶん泣いてました。
「やっぱり11歳と10歳は違うわ〜」なんて言いながら、他の国を見ていると、5国秋田が先ほど倒した2国津軽に攻め入りこれを撃破。2国が秋田の領土になりました。
んんんん!!?? 勝ったのは私なのに、漁夫られた( ;∀;)!!! 第1国からターンがスタートしていくので、最後まで取り切らないとこうやって横取りされるのか……。うぅ、悔しい……。
「1560年夏」。
「第2国秋田が攻め入ってきました」。
うううううう(´;ω;`)。私の内政と軍備は……。間髪入れずに、第2試合目の開戦です。
兵力は秋田が2万8千。こちらが2万4千。ま、負けてる( ;∀;)どうしよう! 前のターン秋田はほぼノーダメージで、津軽を取ってからの進軍なので、うん……、そうなりますよね( ;∀;)。
訓練度も全然違うし……。でもここは蝦夷! 籠城戦ができるこっちにも、まだ分はあります! と、言う事で、いざ出陣!
「黒田様、第1部隊が倒されました。もう戦えません!」。
まだ2ターン目、あっという間に信長の野望・全国版ゲームオーバーです( ◠‿◠ )。さすがに笑いが止まりませんでした。今まで数々のゲームで上位ランカーになってきましたが、あれ? もしかして私、このゲーム向いていないのか( ◠‿◠ ) ?
歴代最速ゲームオーバーを叩き出し、理不尽だと泣きながら次の大名を選択していきます。戦争や相手の能力値なども、基本はランダムなのでたまたま2回重なってしまっただけだと思い、同じ蝦夷の蠣崎さんで再度チャレンジしていきます!
「1560年春ゲームスタート」。
「第2国の津軽が攻め入ってきました」。
待て待てて、ほんで津軽さん、さっきより兵力多いじゃん?? 前回よりさらに良くない方のランダム引いてるよ! ただここは私の土地! 地形や、籠城をうまく使い勝ち切ることに成功しました。前回は少し相手兵を残してしまったので、今回は完膚なきまでに叩きのめしました。前回の失敗を即座に修正し実行、これで第2国も私のもの!!!
地図で2国が黒田に変わりました。おおお〜1ターン目で領地を広げるとは、幸先よろしい!
「第2国に第3国南部が攻め入ってきました」。
おいおい、まだ1ターン目だぜ( ◠‿◠ )。ゆっくり行こうや( ◠‿◠ )。兵は弱り切っているので、このままでは先ほどの最速ゲームオーバーを更新する勢いです。
もちろん黒田軍に余力があるわけもなく、ここはあえなく撤退を強いられます。無血開城です( ;∀;)。せっかく取ったのに、悲しい。第2国は速攻で南部のものになりました。
「1560年夏」。
「第2国南部が攻め入ってきました」。
うーーーーん!これもデジャヴ('ω')!!!!! この辺から私の目から光が消え、目つきが座ってきます。本気です。兵力に3千の差はありますが、訓練度で優っていたのと、地形をうまく使うことで南部さんに勝利。最速ゲームオーバーを回避し、初めて蝦夷の夏を超えることができました。
戦争続きで、兵も町もボロボロ……。何のために初動ファイトするんだよ( ;∀;)! なんて思っていましたが、戦争には領地を広げる以外にもメリットが。
勝つと相手国の残ったお金、兵糧、兵力が奪えます。今回私は完膚なきまでに叩きのめしてしまったせいで、兵力は補充できませんでしたが、思いのほかお金がたまっていたので、ここで兵を補充。兵士はコマンド10で、お金を使い雇うことができます。攻め入られても悪いことばかりじゃないので、この序盤のウェーブを乗り越えられたのは大きいかも知れません。
しかしこの次……、
「秋田が攻め入ってきました」。
「最上が攻め入ってきました」。
もういいからぁあああああああああ!
結局ほぼ毎ターン、かわるがわる人が攻めてくるため、全く蝦夷から身動き取れず、必死に追い返す事、数年……。
兵力42兵糧166で、もう15歳になった私がいました。最初の軟弱な私とはもう大違い、ここ数年であっという間に歴戦の猛者です。そろそろ本州をこちらから攻め落としに行く時期なのではと、ここでレッツ本州。
まずは第2国"陸奥"に攻め込みます。散々やられましたからね、津軽海峡を越えていよいよ反撃の時です。いつも通り、不利になる戦闘はなるべく避けて……。って、あれ?なんか敵めちゃくちゃ強くない? 訓練度も兵力も倍近くの差がついていて、1週間持たずに黒田軍敗北。蝦夷に撤退です。
私、弱っ!!!! 完全に井の中の蛙、世間知らずすぎました……。
負けたついでにこのタイミングで他の国も見てみると、青森同様に、私より倍近くの兵力を付けていました。コマンド12でターンを消費せずに内外の国の様子を見れるので、これはちょくちょく確認すべきでしたね…( ;∀;)。情報はお金より価値があるから、しっかり見ればよかったです。
「歴史シュミレーションゲームは、最初は内政に力を入れまくるのがセオリー!!!」と思っていたのですが、どうやらこの信長の野望全国版では、臨機応変な対応と、武力にも最初からターンを使う必要がありそうです。
軍での進行が難しいと悟った15歳の夏、まだ諦めませんよ。ここから私はやり方を変え、兵士ではなく忍者で倒していく作戦を立てました。
忍者で大名を暗殺し、空白地になると隣接国で国をかけたオークションが始まるので、入札で勝つ! この方法でも実質全国統一は可能なのと、ほぼ無血開城ができます! 血が流れないって良いですね('ω')?
兵士の相場がどんどん上がる中、相場がまだ上がっていない忍者。安いしこの作戦を試したいので、お試しで使ってみることにしました。コマンド10を開き、忍者を選択。
「何人忍者を雇いますか?(最高は131人)」。
ん? 131人? 「もうそれは忍んでなくないか?」と思いつつスリーマンセルを組ませるために、3人雇いました。忍者を雇うと忍者の相場があがったので、兵士、忍者は雇う回数が増えるほど相場が上昇していく仕組みのようです。
雇った後、忍者を向かわせる敵国を選びます。国を選ぶと次に……、
- 民離反: その国の民の忠誠度を下げる
- 兵離反: その国の兵の忠誠度を下げる
- 堤防破壊: 堤防を破壊する。その国の治水度が下がり、兵糧も減る
- 暗殺: その国の大名を暗殺する。相手の知能が高いとき、兵力が多いときは殺せないこともありますが、場合によって大名の健康値を下げることもできる
- 大火: 町に火をつけて大火事を起こす。その国の町の価値が下がる
の選択肢がでてきます。5の大火とかは特に使い方が難しそうなのと、意外にも多い選択肢なんですが、まずは作戦にもあった4の暗殺、いってみます!
可愛いドット絵で、忍者が大名をグサグサ刺しています。
「反撃されました」。
コマンド画面に戻りターンが消化されました。あんなに刺してはいましたが、どうやら作戦は失敗のようです。
忍者は片道切符らしく、作戦の成否に関わらず消化されます。次からは1人で暗殺に行かせても良さそうですね。
そうこうしていると、隣の国の南部さんが病気で亡くなり、いきなりの本州に行くチャンス到来! まだ大名が変わって国が育ち切らないうちに、急いで攻め落としに行きたいと思います!
第2国に着くと新しく国を継いだ伊谷さんの兵力は6千、対する我が黒田軍は7万2千です! もうこれは消化試合!!! あっという間に倒し、ここでようやく本州に足を踏み入れる事が出来ました( ;∀;)! あんなにも大きな壁に見えた本州も、タイミング次第ですね。
第2国"陸奥"を基盤とし、しっかり内政で国を潤し本州をここから手中に収めていきたいと思います。
しかも、ここから私にさらなる追い風が。
「今川義元が死亡しました」。
「上杉謙信が死亡しました」。
次々に名立たる武将が倒れていき、東北は空白地だらけに。この好機を逃してはいけない!
部隊編成も強い騎馬隊と、鉄砲隊に兵士を集中させ周囲の国に戦争を仕掛けまくります。
北上してきた北条軍とぎりぎりの戦いをしたり、意外にも今回は奮闘している黒田軍。良い感じなのではないか!? このゲームに初めて手ごたえを感じています!
大名が亡くなり混乱している国を狙ったり、戦争で疲弊している国を優先的に狙い、ついに合計5つまで自国の領土を広げることができました。これは大きな進歩です( ;∀;)!
国も増えて来たので、この辺で国の委任をしていきたいと思います。委任は委任でも、国の方向性は4種類から指示が出せます。
- 商業: 町の価値や民の財力を増やすことを目的とした商業国にする
- 軍事: 兵力や兵の忠誠度・訓練度・武装度を増やすことを目的とした軍事国にする
- バランス: 金/兵力/米の3要素を均一に上昇させる平均的な国にする。大名の能力に応じた国政を行なう
- 生産: 石高や民の忠誠度を増やすことを目的とした生産国にする
- 直轄: 属国にした国を、直接命令を出す国に戻す
基本的には商業国か、生産国でいい気がしますが、この辺も臨機応変に変えても面白いかも知れません('ω')。前線に兵士送るためのラインを作ったりだとかも、良さそうではあります!
序盤に敵の様子を見なさ過ぎた失敗があったので、この辺で本州ど真ん中を見てみます。うーーーん、織田と徳川が特に目立ちますね。有名武将達は部下も強いので、あまり状況は芳しくないかも知れません。このまま北上されると面倒なので、潰しあっていなくなってくれたら良いなぁ。
敵の視察をしたからと言って、凡骨大名に特にいい作戦が浮かぶわけもなく、とりあえず目の前の敵を倒す事だけ考えていきます。自国の領土が大きくなり内政も整ってくると、1年の兵糧やお金の増え方も右肩上がりで上昇していきます。どんどん兵を強くし前線を上げていき、ついに8国"磐城"と9国"岩代"を取り、最北端の北海道は蝦夷から、現在の福島県まで黒田軍は侵攻することに成功しました! これは、東北制覇なのでは!?
1574年、25歳で50国ある中の9国の統一に成功しました。まだまだ人生半分ある! ここからは勢いこのままに統一しきれそう。確かな手ごたえがありました。
「1575年夏一揆」。
「第1国で一揆が起きました」。
「第1国は空白地になりました」。
「第5国で一揆が起きました」。
「第5国は空白地になりました」。
「第6国で一揆が起きました」。
「第6国は空白地になりました」。
次回、「取った国の半分、一揆起こされてなくなる」。お楽しみに(泣)!!!!!!
まだまだ全国統一への道は長そうです!!!!!! 今回もご清覧ありがとうございました!
963の「信長の野望・全国版」レトロゲーム記事用配信2回目!