インプレスeスポーツ部女子レトロゲーム班
奥村茉実の「逆転裁判」、ついに結審。アナザーストーリーの真実とは
- 奥村 茉実
2023年4月29日 08:00
みなさんこんにちは、奥村茉実です。今回も引き続き「逆転裁判123~成歩堂セレクション~」の中の1作目になる「逆転裁判 蘇る逆転」をプレイしました。このゲームはSteamにて3,362円で購入可能です。今回こそ全クリ……。
早速裁判の続きから! 今回まず証人として現れたのはアカネちゃんです。SL9号事件の犯行現場にアカネちゃんがいたとのことで、まさかのアカネちゃんを弁護することに。
アカネちゃんは、事情聴取の隙に逃げてきた犯人の青影がそれを追ってきたザイモン弟を刺した瞬間を見たそうなのです。アカネちゃんは当時、自分とタダシキ捜査官との事情聴取で絵を描きながら見たものを伝えたと言うので、その絵を探します。そこで私は証拠品として持っていたSL9号事件の証拠品リストの裏に、謎の絵が描かれていたことを思い出しました。
ここでこのリストは半分に切られていて、片割れはミツルギが持っていることが判明。実際リストを出してもらい、見てみるとミツルギ側のリストの裏にも謎の絵が描かれていたのです。
でもこの絵には矛盾があると言われ、それを突き止める証拠品を探します。他の事件の時のように見ている向きさがそもそも違うとか、振りかざし方がどうとかなのかな。暫く考えましたが全く矛盾が見つからない……。
ダメ元で色んな証拠品を突き付けることに。もちろんライフはなくなり、やり直しです。悩んでばかりいて、ふと「自分は今何を探しているんだっけ……?」となりがち(笑)。さらに時間がかかりすぎて、どれを突き付けてダメだったかの記憶も曖昧に(笑)。
そんな中でやっとザイモン弟の解剖記録が関係していることが分かりました。よく分からないまま突き付けたので、正直この記録を見てもどこが矛盾しているのかは分からない。
いったん凶器を指してみると、まさかのこの凶器が矛盾しているようでした。完全に私置いていかれている…。話を聞いていくと、背後から1回だけ刺されて亡くなったのに、凶器を振り上げている段階で先が折れているのはおかしい。実際折れた部分はザイモン弟の体内から見つかっているし、怪しくないようにも思えたのですが……。
そもそもこの凶器とか折れた部分とか、そういうこと自体が実は嘘で、不正な証拠の操作によって発生したことだったと分かりました。
では本当の凶器はなんだったのか。血も付いていたし、割れたツボかなと思いましたが違いました。本来の凶器……、それはなんと賞品のトロフィーでした。トロフィーには先が折れた剣がついています。でもだからってなぜこれが凶器だと言えるのか……? やっぱり理解できません。さらにザイモン弟がもらったトロフィーが凶器になるのなら、この振りかざしている側がザイモン弟ということにもなりそうだという新しい発見も。
ここで突然アカネちゃんが言い出したのが、もう片方の絵について。この絵もアカネちゃんが描いたそうです。でも、これ、なに(笑)。ということでここからは、アカネちゃんは何を見てこの絵を描いたのかを考えます。するとここでまたまた私の頭の中にツボが(笑)。ツボで正解でしたが、今度はどの向きで見てこう描いたのか考えます。
ここでツボの位置や犯行現場などを照らし合わせたら、まさかの違う可能性が湧き出てきました。実はアカネちゃんは、トモエさん側のオフィスで、ナイフを振りかざした人物を突き飛ばしたと話していたのですが、その突き飛ばした先である向かいのガント側のオフィスにあったのは、剣を持つ鎧。アカネちゃんが突き飛ばしたせいでザイモン弟はこの鎧の剣に刺さり、亡くなってしまったとも言えちゃうのです。
それを知ってしまったアカネちゃんは失神。そこで次の証人として来たのは姉のトモエさん。トモエさんは妹のこのことを知っていたから、今まで自分に罪をあえて被せていたのか……。ここからは、本当にアカネちゃんのせいなのかを示す証拠を探します。
死者は最後にメッセージを書き残したかも、ということでここからはそれを探します。ここで見つけたのは、やはりあのツボ(笑)。ツボには以前から血痕が付いていることは分かっていました。そこで、この血の点と点を結んでみることに。するとまさかの茜!? しかも漢字。私はひらがなの「あ」を探していました。
その後はついにガント局長が証人に。真犯人を明らかにしていきます。相変わらずガントはSL9号事件との関わりを明かさないので、なんとかして結びつけなければ。ここでも1回ライフはなくしていますが、ツボや証拠品リストがガント局長の部屋から出てきたことを言及し、話がやっと進みました!
それが隠されているってことは立派な捏造なのにな。ここからは捏造をしていたとして、誰がそれを手伝ったのかを調べていきます。ここでやはり気になるのはトモエさんとの関係。
話を聞いていくと、ガント局長はトモエさんを操っていて、事件の隠蔽を工作させたというのです。ガント局長はトモエさんがアカネちゃんを助けたがってるのを知り、自分の局長の立場を利用して、主席検事のトモエさん、いや、事件自体を動かしていたのです。
ここでガント局長が事件に関係するのを紐付ける証拠品を探します。私はまたツボを突きつけましたが、さすがに違いました(笑)。正解は久しぶりの登場、証拠品保管室に入った人のIDのリストでした。ここで、謎にしていた「7777777」のIDはガント局長ものものだったこと、そして、その番号が金庫の暗証番号だったことも伝えます。
そしてここでガント局長が部屋に入った時、タダシキさんといたのでは? という話になります。確かに、タダシキさんがどうしてもガント局長に会わわなければいけない理由はあるのです。それは遺失物届を局長本人に出すため。この時にガント局長は、タダシキ捜査官と一緒に部屋に入ったという推測になりました。
ここからは急に解決に向かいます。整理すると、事件が起きた後、まずガント局長はトモエさんに連絡をして遺体を片付けさせました。そしてミツルギの車で運ばせようとした。さらにおオキョウさんが以前撮っていた写真は、遺体を車から降ろそうとしていた瞬間だったということも分かりました。
そして最後に証人として現れたのは、またまたトモエさん。なお罪を被ろうとします。ここからだいぶグロテスクな事実が並びます。凶器の折れた部分が体内から見つかるのは、大きな証拠になるため、彼女は青影が持っていた凶器の折れた先の部分を自らガント弟の体内に埋め込んだそうなのです。グロいて……。
そして犯行の瞬間に割れたというツボ。割れて発見されてますが、そもそも割れる前に文字は書けるわけで、これもおかしいです。どうやらトモエさんは血の文字を消して、文字としての証拠をなくしたそう。さらに割れた後のカケラは全部確認していると言っていますが、そもそも金庫からカケラは見つかっているので、その時に全部確認できるわけがないのです。
ということは、遺体の第一発見者はトモエさんではなく、金庫に入れることができるガント局長だったとも言えます。彼は自分でツボを割って証拠を捏造、隠蔽。そもそも最初からトモエさんを操るための行動だったのです。
ここからはトモエさんも詳しく話してくれました。彼女が部屋に着いた瞬間、ザイモン弟は鎧の剣に刺さっていて、横には妹のアカネちゃんが倒れていた。これでは妹が怪しまれると思い、ガント局長にお願いして遺体を運ぼうとしたのです。その証拠をトモエさんは成歩堂に渡した言うので探したら、まさかのもらった本の中に写真がありました。
ここでまたガント局長が登場。どんどん場が荒らされていきます。そしてずっととっていた証拠、アカネちゃんの指紋がついた布切れの出番。写真を見るとザイモン弟の服が、この布切れに似ていて、一部切り取られています。ただ、切り取られた形が違う。そして特に血とかはついていない。なんか怪しいです。
これについても深く掘り下げると、これもガント局長が意図的に作ったものだという事実が。たしかにこれを切り取れるのは、犯行直後に現場にいた人となり、まさに真犯人がガント局長とされるのです。
さらに話が進みます。実はアカネちゃんが突き飛ばした時は、まだ遺体は鎧の剣に遺体は刺さっていなく、ガント局長が見た時は遺体は普通に横たわっていた。そこで見た時に遺体を鎧に刺したのはガント局長で、ツボの追加で血の文字を書いて、妹が犯人だと思わせたのもガント局長だったのです。
結局、SL9号事件が見送られるのを嫌がったザイモンがタダシキ捜査官に、見送られないように依頼し、それがガント局長の耳に入り、目の前にあったナイフでガント局長はまずタダシキ捜査官を殺害したという流れのようでした。
正直難しすぎて、「うわぁぁぁスッキリ!」とはなってないけど、やっとの思いで事件が解決したのは本当によかった。そしてそして待ちに待ったエンディング。思い返せばこれってアナザーストーリーだった……。
ここまできても色んな事件が頭の中で混ざって、正直まだ少しモヤモヤ(笑)。ただ、最初は「ゲームでどうやって裁判を……?」と思っていましたが、振り返るとすごく新鮮で面白かったです! あと点と点が結ばれた時のあの感じはたまらない! 今回逆転裁判というゲームを知り、1作目をクリアできたのはいい経験だったなと思いました! まぁ、分プレイも記事もすごくキツかったけど(笑)。
ということで次回からはまた別のゲームです!
最後に言わせて!
「ちょっと待った!」からの「意義あり!」