Hothotレビュー

スーパーヘビー級4Kノートが強烈な性能。マウス「DAIV 7N」をレビュー

マウスコンピューター「DAIV 7N」37万9,800円(税別)

 マウスコンピューターは、デスクトップパソコン向けCPU「Core i7-10700」とモバイル向け上位GPU「GeForce RTX 2080 SUPER」を搭載した同社のフラグシップ17.3型ノートパソコン「DAIV 7N」を2020年12月10日に発表、同日より販売を開始した。

 パワフルなCPUとGPUを採用しているだけでなく、標準で4Kディスプレイを搭載。重量は約4.65kgとスーパーヘビー級だが、高性能を持ち歩けるマシンとしてプロフェッショナルクリエイターにとって魅力的なモデルに仕上がっている。今回本製品のベースモデルを借用したので、実機レビューをお届けしよう。

10コア20スレッドのCore i9-10900Kも選択可能

 標準構成は1モデルのみ。OSは「Windows 10 Home 64bit バージョン2004」、CPUは第10世代(Comet Lake)の「Core i7-10700」(8コア16スレッド、2.9~4.8GHz、TDP 65W)、ディスクリートGPUは「GeForce RTX 2080 SUPER」を採用。メモリは32GB(DDR4-2666 SDRAM、4スロット、最大128GB)、ストレージは1TB(PCIe NVMe SSD)を搭載している。

 本製品購入時にはCPU、メモリ、M.2 SSDなどをカスタマイズ可能。外付けストレージ、キーボード、マウスなどの周辺機器も一緒に購入できる。

おもなカスタマイズ例

  • CPU
    Core i7-10700 / Core i7-10700K +9,800円 / Core i9-10900K +2万9,700円
  • メモリ
    32GB / 64GB +2万8,800円 / 128GB +8万4,800円
  • M.2 SSD
    1TB(M.2 PCIe接続)
    2TB(M.2 PCIe接続) +2万円
    2TB(1TB×2、M.2 PCIe 3.0 x4接続) +3万9,800円
    4TB(2TB×2、M.2 PCIe接続) +6万9,600円
    3TB(1TB×3、M.2 PCIe 3.0 x4接続) +7万4,500円
    2TB(RAID 5、1TB×3、M.2 PCIe 3.0 x4接続) +7万4,500円
    6TB(2TB×3、M.2 PCIe接続) +11万9,200円

 ディスプレイは17.3型4K液晶(3,840×2,160ドット、255ppi、非光沢)で「Adobe RGB比100%」が謳われている。

 ネットワーク機能はWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)に対応しているだけでなく、有線LANが2.5GBASE-Tをサポート。有線ネットワーク経由でNASや共有ドライブと大容量データをやりとりするさいに恩恵を受けられるわけだ。

 バッテリは97Whと大容量だが、バッテリ駆動時間は約4.5時間とされている。約4.65kgという重量からモバイル用途は現実的ではないが、オフィスや自宅で移動して利用するなら十分なバッテリ駆動時間が確保されている。

【表1】DAIV 7Nのスペック
製品名DAIV 7N
型番20107N-CML
OSWindows 10 Home 64bit バージョン2004
CPUCore i7-10700(8コア16スレッド、2.90~4.80GHz、TDP 65W)
GPUIntel UHD Graphics 630(350MHz~1.20GHz)
GeForce RTX 2080 SUPER
メモリDDR4-2666 SDRAM 32GB(4スロット、最大128GB)
ストレージ1TB PCIe NVMe SSD
ディスプレイ17.3型4K液晶(3,840×2,160ドット、255ppi、輝度非公表、Adobe RGB比100%、非光沢、タッチ非対応、スタイラス非対応)
通信Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)、Bluetooth 5、2.5GBASE-T LAN
インターフェイスThunderbolt 3(DisplayPort対応)、USB 3.2 Gen 2x2 Type-C(20Gbps)、USB 3.1 Type-C (DisplayPort対応)、USB 3.1×3、HDMI、Mini DisplayPort×2、SDメモリーカードリーダ、ヘッドセット、マイク入力・S/PDIF
カメラ100万画素
バッテリ容量97Wh
バッテリ駆動時間約4.5時間
バッテリ充電時間非公表
本体サイズ399×319.8×44.5mm(幅×奥行き×高さ)
重量約4.65kg
セキュリティWindows Hello対応指紋認証センサー
同梱品ACアダプタ×2、電源ケーブル×2、ACアダプタ用ホルダー、説明書類(製品仕様、ファーストステップガイド、マウスコンピューターサポートマニュアル、保証書、CLIP STUDIO PAINT DEBUTシリアルナンバー、色域出荷データシート)
カラーブラック
価格Officeなし : 37万9,800円(税別)
Office Home & Business 2019つき : 40万4,800円(税別)
パッケージには本体以外に、ACアダプタ×2、電源ケーブル×2、ACアダプタ用ホルダー、説明書類(製品仕様、ファーストステップガイド、マウスコンピューターサポートマニュアル、保証書、CLIP STUDIO PAINT DEBUTシリアルナンバー、色域出荷データシート)が同梱されている

本体の4K液晶を含めて、最大で4画面に4K出力可能

 「DAIV 7N」の本体サイズは399×319.8×44.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約4.65kg。パームレスト部だけで支えようとすると強靱な握力が試されるほどの重量感がある。さらに本製品は280WのACアダプタを2つ接続する仕様となっており、ACアダプタ×2、電源ケーブル×2、そしてACアダプタ用のホルダーの合計重量は実測2,240gに達する。もし公共交通機関で持ち運ぶのなら、作りのしっかりとしたバックパックを用意するべきだ。

 インターフェイスは非常に充実しており、Thunderbolt 3(DisplayPort対応)、USB 3.2 Gen 2x2 Type-C(20Gbps)、USB 3.1 Type-C (10Gbps、映像出力対応)、USB Type-A 3.1×3、HDMI、Mini DisplayPort×2 、SDメモリーカードリーダ、ヘッドセット、マイク入力・S/PDIFを用意している。本体の4K液晶を含めて、最大4画面に4K出力可能だ。

 ただし、Thunderbolt 3とUSB Type-C 3.1は同時に映像出力できない点に注意してほしい。デフォルトではThunderbolt 3を使用する設定になっており、USB 3.1 Type-Cを映像出力に使うためにはBIOSで設定を変更する必要がある。

天面は金属製
本体底面。バッテリは脱着可能。本体手前側にステレオスピーカー、右下にサブウーファーが内蔵
バッテリ容量は97Wh
ディスプレイは17.3型4K液晶(3,840×2,160ドット、255ppi、非光沢)
キーボードは107キーの日本語仕様
本体背面にはThunderbolt 3(DisplayPort対応)、Mini DisplayPort×2、HDMI、2.5GBASE-T LAN、電源端子×2を配置
右側面にはUSB 3.2 Gen 2x2 Type-C(20Gbps)、USB Type-C 3.1(10Gbps、DisplayPort対応)、USB Type-A 3.1、左側面にはSDメモリーカードリーダ、USB Type-A 3.1、マイク入力・S/PDIF、ヘッドセットを用意
ディスプレイの最大展開角度は実測129度
ACアダプタは、ACアダプタ×2、電源ケーブル×2、ACアダプタ用ホルダーで構成されている
ACアダプタ用ホルダーを使うと、比較的取り回しは楽になる
ACアダプタ1つあたりの仕様は、入力100-240V/4A、出力20V/14A、容量280W
ACアダプタ×2、電源ケーブル×2、そしてACアダプタ用のホルダーの合計重量は実測2,240g
本体の重量(スペック)と、ACアダプタの実測重量を合わせると約6.89kgに達する
システム情報
主要なデバイス
Windows 10のバージョン2004適用後、初期状態に戻したさいのCドライブの空き容量は910.66GB(1TBモデルの場合)
「powercfg /batteryreport」コマンドを実行したところ、DESIGN CAPACITYは96,480mAh、FULL CHARGE CAPACITYは100,512mWhと表示された

ストロークが深めのキーボードは打鍵感良好

 本製品のキーボードは107キーの日本語仕様で、キーピッチは約18.2mm、キーストロークは約1.8mm。キーストロークが深めなので打鍵感は良好。基本的には打ちやすいキーボードだ。ちょっと残念なのがEnterキーとテンキーの間隔が近いこと。実測で5.5mm前後しか空きがないので、慣れるまではEnterキーを打つさいに数字キーを押しがちだ。キーボード面自体にはスペースに余裕があるので、次期モデルではレイアウトが改善されることを望みたい。

 今回試用していてもっとも不満に感じたのがWebカメラの画質。室内光ではかなりノイズが目立ち、また発色もいまいちだ。標準構成で37万9,800円とかなりお高めなモデルなので、Webカメラにもそれに見合った品質を期待したい。

キーピッチは約18.2mm
キーストロークは約1.8mm
文字キーの押圧力は0.5N前後
【表2】キーボードの押圧力の一例
FキーEnterキーSpaceキー
DAIV 7N0.5N0.55N0.5N
dynabook V80.51N0.54N0.5N
13インチMacBook Air0.51N0.51N0.53N
ZenBook 13 UX325EA0.53N0.5N0.51N
13インチMacBook Pro0.51N0.54N0.5N
One-Netbook A10.61N0.55N0.56N
MUGAストイックPC30.51N0.46N0.47N
DAIV 4N0.55N0.55N0.58N
LG gram 2-in-10.6N0.6N0.6N
16インチMacBook Pro0.55N0.55N0.55N
ZenBook Duo0.56N0.54N0.55N
キーボードバックライトは個別に色を設定可能
キーボードバックライトの色やエフェクトはユーティリティ「LED KEYBOARD SETTING」で設定できる
タッチパッドは物理ボタン分離式。タッチパッドの面積はボタンを除いて実測約130×68mm(幅×奥行き)。左上にはWindows Hello対応の指紋認証センサーが内蔵
ディスプレイ上部には100万画素のWebカメラとデュアルアレイマイクが内蔵
本製品のWebカメラは室内光でかなりノイズが目立つ。解像度はともかく、もう少し高感度なWebカメラを搭載してほしい

ディスプレイでスペックを上回る広い色域を確認

 「DAIV 7N」は17.3型4K液晶ディスプレイ(3,840×2,160ドット、255ppi、輝度非公表、Adobe RGB比100%、非光沢、タッチ非対応、スタイラス非対応)を搭載している。

 実際にカラーキャリブレーション機器「i1Display Pro」と色度図作成ソフト「ColorAC」で計測したところ、Adobe RGBカバー率100%、Adobe RGB比106.1%という広色域を確認できた。カタログスペックの「Adobe RGB比100%」はかなりマージンを確保した値のようだ。カラーキャリブレーションさえ実施すれば、プロクリエイターの写真現像などにも利用できるディスプレイと言える。

実測したsRGBカバー率は100.0%、sRGB比は143.2%
Adobe RGBカバー率は100.0%、Adobe RGB比は106.1%
DCI-P3カバー率は91.0%、DCI-P3比は105.6%
広色域なだけに赤や緑の細かなグラデーションまで綺麗に表示されている
ほぼ真横からでも画面の内容がわかるほどの広視野角が確保されている

 一方サウンド面については、いい意味で予想を裏切られた。ステレオスピーカーに加えて大型のサブウーファーが搭載されているおかげで、全域で伸びやかで、ボリュームのあるサウンドを楽しめる。しいて言うと解像感と、重低音の迫力にはやや物足りなさを感じるが、一般的なノートパソコンのレベルを軽く超えているというのが率直な感想だ。

YouTubeで公開されている「前前前世(movie ver.) RADWIMPS MV」を最大ボリュームで再生したさいの音圧レベルは最大81.9dBA(50cmの距離で測定)
ユーティリティ「Sound Blaster Atlas」で、ゲーム、シネマ、Concert、夜間、ニュートラルなどのプロファイルを選び、好みの音質にワンクリックで変更できる

デスクトップパソコン用CPUの性能を遺憾なく発揮

 最後にベンチマークを実施する。今回比較対象機種としては第10世代(Comet Lake)の「Core i7-10875H」(8コア16スレッド、2.3~5.1GHz、TDP 45W)を搭載する「DAIV 5N」を採用した。下記が検証機の仕様とその結果だ。

【表3】検証機の仕様
DAIV 7NDAIV 5N
CPUCore i7-10700(8コア16スレッド、2.9~4.8GHz)Core i7-10875H(8コア16スレッド、2.3~5.1GHz)
GPUIntel UHD Graphics 630(350MHz~1.20GHz)、NVIDIA GeForce RTX 2080 SUPERIntel UHD Graphics(350MHz~1.20GHz)、NVIDIA GeForce RTX 2060
メモリDDR4-2666 SDRAM 32GBDDR4-2666 SDRAM 16GB
ストレ-ジ1TB PCIe NVMe SSD512GB PCIe NVMe SSD
ディスプレイ17.3型、3,840×2,160ドット(255ppi)15.6型、1,920×1,080ドット(141ppi)
TDP65W45W
OSWindows 10 Home 64bit バージョン2004Windows 10 Home 64bit バージョン1909
サイズ(幅×奥行き×高さ)399×319.8×44.5mm355.5×236.7×19.9mm
重量約4.65kg約1.77kg
【表4】ベンチマ-ク結果
DAIV 7NDAIV 5N
PCMark 10 v2.1.2506
PCMark 10 Score7,2235,290
Essentials10,2209,270
App Start-up Score14,57510,888
Video Conferencing Score7,8958,385
Web Browsing Score9,2798,728
Productivity8,8148,301
Spreadsheets Score10,02210,297
Writing Score7,7526,693
Digital Content Creation11,3535,221
Photo Editing Score15,82310,691
Rendering and Visualization Score15,7303,336
Video Editting Score5,8803,992
PCMark 10 Modern Office Battery Life3時間6分5時間34分
3DMark v2.16.7113
Time Spy Extreme5,123
Time Spy10,9736,487
Port Royal6,750
Fire Strike Ultra6,3963,938
Fire Strike Extreme12,4757,795
Fire Strike22,63815,624
Wild Life61,517
Night Raid58,22339,152
Sky Diver41,275
Cinebench R23.200
CPU(Multi Core)12,157 pts
CPU(Single Core)1,248 pts
Cinebench R20.060
CPU4,817 pts4,024 pts
CPU(Single Core)486 pts482 pts
Cinebench R15.0
OpenGL183.71 fps141.04 fps
CPU1,996 cb1,762 cb
CPU(Single Core)205 cb202 cb
FINAL FANTASY XV BENCHMARK
1,280×720ドット、標準品質、フルスクリ-ン18,876(非常に快適)12,969(非常に快適)
1,920×1,080ドット、標準品質、フルスクリ-ン14,773(非常に快適)8,881(快適)
3,840×2,160ドット、標準品質、フルスクリ-ン5,773(やや快適)3,269(普通)
SSDをCrystalDiskMark 8.0.0で計測
1M Q8T1 シーケンシャルリード2,450.580 MB/s1,862.294 MB/s
1M Q8T1 シーケンシャルライト1,980.616 MB/s1,561.895 MB/s
1M Q1T1 シーケンシャルリード2,026.196 MB/s1,651.753 MB/s
1M Q1T1 シーケンシャルライト1,983.125 MB/s1,478.169 MB/s
4K Q32T16 ランダムリ-ド444.883 MB/s370.363 MB/s
4K Q32T16 ランダムライト347.241 MB/s957.897 MB/s
4K Q1T1 ランダムリ-ド50.713 MB/s31.268 MB/s
4K Q1T1 ランダムライト175.938 MB/s126.634 MB/s
Adobe Lightroom Classic CCで100枚のRAW画像を現像
7,952☓5,304ドット、カラ- - 自然3分42秒094分27秒25
Adobe Premiere Pro CCで実時間5分の4K動画を書き出し
3,840×2,160ドット、30fps1分31秒231分18秒31

 DAIV 7NはCore i7-10700、比較対象のDAIV 5NはCore i7-10875H搭載しているが、TDPの差がCPUベンチマークのスコアに如実に表われた。DAIV 7NはDAIV 5Nに対して、Cinebench R20.060で約1.2倍、Cinebench R15.0で約1.13倍のスコアを記録している。

 またディスクリートGPUの性能差も大きい。DAIV 7NはGeForce RTX 2080 SUPER、DAIV 5NはGeForce RTX 2060を搭載しており、DAIV 7Nは3DMarkで最大約1.69倍、FINAL FANTASY XV BENCHMARKで最大約1.77倍のスコアを記録している。

 なお実アプリのAdobe Premiere Pro CCでDAIV 7NがDAIV 5Nより処理に約1.16倍の時間がかかっているが、これはベンチマーク実施時にGeForce RTX 2080 SUPERのGPUドライバに対応していなかったため。Adobe Premiere Pro CCが対応すれば処理時間は大幅に短縮されるはずだ。

ベンチマークはWindows 10の電源モードを「最も高いパフォーマンス」、「CONTROL CENTER 3.0」のPower Modesを「パフォーマンス」、FAN SPEED SETTINGを「最大」にして実施している
ベンチマーク実施時にAdobe Premiere Pro CCがGeForce RTX 2080 SUPERのドライバに対応していなかったため、「DAIV 7N」は本来の性能を発揮できなかった

 なお、ベンチマークとはべつに、TMPGEnc Video Mastering Works 7で5分の4K動画をエンコードしたさいのCPU温度、クロック周波数、システム全体の消費電力をチェックしてみたが、一度CPU温度が99℃に達したあと、大幅にクロック周波数が下がったが、その後CPU温度は64℃前後、クロック周波数は3400MHz前後で推移した(室温20.4℃で測定)。システム全体の消費電力もそれに連動した動きを見せている。高負荷時に3,400MHz前後で安定動作しているので、効率的に冷却できていると言えよう。

TMPGEnc Video Mastering Works 7で、5分の4K動画をエンコードしたところ、1分5秒後にCPU温度が99℃に達し、クロック周波数が大幅に下がった。以降は、CPU温度は64℃前後、クロック周波数は3,400MHz前後で安定動作している
アイドル時の消費電力は37.0W。TMPGEnc Video Mastering Works 7実行中の最大消費電力は306W。クロック周波数が4300MHz前後の間の消費電力は260W前後だったが、その後クロック周波数が3,400MHz前後に低下すると消費電力も143W前後まで下がった
FINAL FANTASY XV BENCHMARK実行中にサーモグラフィーカメラで計測したキーボード面の最大温度は35.8℃(室温19.0℃で計測。排気で温められたテーブル面を除く)
底面の最大温度は48.4℃
ACアダプタの最大温度は37.2℃

プロフェッショナルクリエイターの要求に応えるハイエンドマシン

 「DAIV 7N」はスーパーヘビー級のノートパソコンだ。2つのACアダプタと合わせれば約6.89kgに達するので、当然のことながら毎日携帯できるマシンではない。

 しかし、デスクトップパソコン向けCPU、モバイル向け上位GPU、そしてAdobe RGB比100%の17.3型4Kディスプレイと、プロフェッショナルクリエイターの高い要求に応える処理性能と画質を備えている。ハイエンドデスクトップクラスの性能を持ち歩きたい方に、「DAIV 7N」は絶好の1台と言えるだろう。