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日本HP、79,800円からの法人向けデスクトップPC 4種

~Intel/AMDの2プラットフォームを用意

左端はAMD向けの「HP EliteDesk 705 G2 MT」。その右隣がIntel向け「HP ProDesk 600 G2 SF」、続いて同じくIntel向けの「HP EliteDesk 800 G2 TW」

 株式会社日本HPは、ビジネス向けのタワー型デスクトップPCを4機種発表した。10月16日より順次販売を開始する。

 Intel向けが3機種、AMD向けが1機種となっており、前者はIntelの第6世代CoreことSkylakeを搭載。後者はAPUのKaveriを搭載する。それぞれWindows 10 Proダウングレード権により、Windows 7 Professionalをプリインストールしているのも特徴で、後からWindows 10 Proにアップグレードすることが可能。社内環境に合わせたOSの運用ができる。

Intel向け3機種

 Intel向けの3機種の中でも「HP EliteDesk 800 G2 TW」は、高さが389mmと、一番筐体サイズが大きく、拡張性が高い。最小構成時の税別直販価格は121,000円。本日(16日)発売となる。

 CPUは合計3種類用意されており、Core i5-6500(3.2GHz、4コア)、Core i5-6600(3.3GHz、4コア)、Core i7-6700(3.4GHz、4コア)の中から選ぶことができる。メモリは4~32GB、ストレージはSSD(128GB/256GB)とHDD(500GB/1TB)のどちらかあるいは両方を選択でき、RAID 1構成も選べる。GPUはCPU内蔵のビデオ機能のほかに、GeForce GT 730またはGTX 960がオプションで用意されている。光学ドライブはDVD-ROMかDVDスーパーマルチドライブの2種類で、電源は400W出力タイプを備える。

 インターフェイスは、USB 3.0×8、USB 2.0×2、PS/2×2、CPU内蔵のビデオ機能による映像出力はDisplayPort×2、ミニD-Sub15ピン×1、Gigabit Ethernet、音声入出力などを装備。

 本体サイズは170×425.4×389mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約9.4kg。

「HP EliteDesk 800 G2 SF」

 ミニタワー型の「HP EliteDesk 800 G2 SF」と「HP ProDesk 600 G2 SF」は同寸の筐体を採用するが、後者は光学ドライブ用のスリムベイを搭載しないほか、ストレージの選択オプションが1台分しか用意されておらず、2台選ぶことができない。最小構成時の税別直販価格は順に119,000円、105,000円。本日から発売する。

 搭載可能なCPU、メモリなどは前述のHP EliteDesk 800 G2 TWとほぼ共通。ただし、GPUの選択肢にGeForce GTX 960が用意されていない。電源は両製品とも200W出力タイプが使われている。

 インターフェイスについては、HP EliteDesk 800 G2 TWとHP EliteDesk 800 G2 SFでほぼ同じ。HP ProDesk 600 G2 SFはUSB 3.0ポートが6基で2基少なく、USB 2.0ポートは4基で2基多くなっている。

 本体サイズ/重量は、それぞれ100×379×338mm(幅×奥行き×高さ スタンド含まず)/約7.6kg。

AMD向け1機種

 AMDのAPU“Kaveri”を搭載する「HP EliteDesk 705 G2 MT」は、高さが355mmで、4機種の中では2番目の大きさ。最小構成時の税別直販価格は79,800円と、唯一10万円を切る価格から購入可能というリーズナブルなモデルとなっている。発売は26日より。

 CPUはA4 PRO-7300B(3.8GHz、2コア)、A8 PRO-7600B(3.1GHz、4コア)、A10 PRO-7800B(3.5GHz、4コア)の3種類。メモリは2~32GBで、そのほかの仕様は冒頭のHP EliteDesk 800 G2 TWとほぼ共通。電源は280W出力のユニットが使われる。

 インターフェイスは、USB 3.0×4、USB 2.0×6、PS/2×2、APU内蔵のビデオ機能による映像出力はDisplayPort×2、ミニD-Sub15ピン×1、Gigabit Ethernet、音声入出力などを装備。

 本体サイズは170×340×355mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約6.35kg。

(中村 真司)