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■■ 松下、Leicaと共同開発した銀塩カメラ風デジカメ
~コンパクトデジタルカメラも同時発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20010917/pana.htm
●EV(Exposure Value)
イーブイ
カメラで使われる、レンズ絞り(F値)とシャッタースピード(露光時間)を組み合わせた露光量。
ISO感度100のフィルムに対し、F値1、露出時間1秒の適正露光量を「EV0」とした対数値で、「log2(F値2÷露出時間[秒])」で表される。数値が1増えると光量は2倍になり、カメラのレンズ絞りやシャッタースピード、フィルムのISO感度などは、このEV値の1/2や1/3ステップで増減するようになっている。
【参考】
□F値
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20000224/key109.htm#F
□ISO感度
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20010518/key165.htm#ISO
□絞り優先AE(Auto Exposure)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990527/key77.htm#AE
■■ワコム、168,000円の15インチ液晶タブレット「Cintiq」
~intuosシリーズもリニューアル
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20010917/wacom.htm
●4Dマウス(4 dimension mouse)
4種類の動きを検出することのできるマウス。
オーソドックスなマウスは、縦方向と横方向の動きを検出する2Dタイプで、通常は、そのままディスプレイ上の縦横の動きとして反映される。3Dの世界では、これに奥行きの操作が加わるため、2方向のマウスでは、3要素を同時に操作することができない。これを実現する、VR(Virtual Reality)などで用いられていたマウスライクなデバイスを、一般に3Dマウスといい、第3の軸を設け機械的に操作するタイプや、ジャイロセンサーなどを使って実際の動きを検出するタイプなどがある。同種のものには、ボールやグローブなどもあるが、いずれもあまり一般的な製品とはいえない。
現在は、これらとは直接関係の無い世界で、ホイールが付いたものを3Dマウスと呼んでおり、その延長で、縦方向と横方向の2つのホイールを備えたものを4Dマウスという。ワコムの4Dマウスの場合には、これとはちょっと異なり、本体は、一般的な1ホイールのマウスである。が、グリップのひねりを検出する3Dジョイスティックのように、マウスの回転を4つ目の動きとして検出できるのが大きな特徴だ。
【参考】
□光学式マウス
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990909/key90.htm#optical_mouse
■■ ソニー、Windows 2000ベースのHDD内蔵AV家電
-MDLPデッキ、TVチューナ、DVD内蔵、MPEG-2録画も可能(AV)
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20010917/sony.htm
●NetMD
ネットエムディ
ソニーが2001年に発表した、PCとMDを接続するためのインターフェイス規格。
MD(MiniDisc)は、2.5インチの光磁気ディスクをオーディオメディアに使用した規格で、同社が'91年に発表(商品化'92年)。これをデータディスクとして利用するMD-DATA('94年)や、高密度化した4倍密度MD('96年)なども発表されている。
従来のMDは、あくまでオーディオ装置であり、アナログもしくはS/PDIF(Sony/Philips Digital Interface Format)を使ったオーディオ信号の入出力しかサポートされていなかった。'99年にソニーは、MDのオーディオ圧縮方式であるATRAC(AdaptiveTRansform Acoustic Coding)を、PCのソフトやメモリーカードを使ったポータブルプレーヤに応用したATRAC3や、著作権保護技術のOpenMG、MagicGateなどを発表。著作権保護機構付きのMGメモリースティックやこれらを使ったポータブルプレーヤが発売され、音楽配信業務もスタートしている。同年には、ATRAC3を音楽MDに用いる規格MDLP(MiniDisc Long Play)も発表され、翌年には各社から製品がリリース。PC/MD間の親和性がいっそう高まり、音楽データを直接転送する規格の登場が期待されていた。
MD(MiniDisc)の規格「Rainbow Book」の新しい拡張規格として登場したNetMDは、まさにこれを実現する規格である。物理層には、広く普及しているUSB(Universal Serial Bus)を用い、著作権保護技術のOpenMG/MagicGateを使って、PC上の音楽ソースを圧縮されたままMDに転送する。従来からあるUSBを使ったオーディオ再生ではなく、ATRAC/ATRAC3エンコードされたデータを送り、MD側でそのままメディアに記録する方式なので、圧縮データのデコード/エンコードに伴なう音質の劣化は起こらず、高速に転送することができる。もちろん、記録されたメディアは、既存のMD機器で再生可能だ。
【参考】
□S/PDIF
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980617/key34.htm#S/PDIF
□MD DATA
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/981203/key57.htm#MD_DATA
□MDLP
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20000824/key132.htm#MDLP
□ATRAC
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/991119/key98.htm#ATRAC
□MGメモリースティック
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20010913/key181.htm#MG
□USB 2.0
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20000706/key126.htm#USB2
□USB
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/971014/key2.htm#usb
■■ WORLD PC EXPOレポート 今回の主役!? Windows XPは大人気
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20010919/wpe01.htm
●アクティベーション(Microsoft Product Activation)
MicrosoftがOffice XP(一部の国ではOffice 2000から)やWindows XPから導入した、ソフトウェアの不正コピーを防止するためのライセンス認証。
製品の使用にあたっては、電話もしくはインターネットを使い、製品のインストール時に生成される「インストールID(installation ID)」を登録。発行された「確認ID(Confirmation ID)」を使って製品をアクティベート(有効化)する。アクティベートしない状態でも、製品は一定期間あるいは一定回数までは利用できるが、制限を越えると機能の制限や継続的な使用ができなくなる。また、ハードウェア構成を大幅に変更した場合には、再度プロダクトアクティベーションを行なわなければならないこともある。
インストールIDは、製品のインストール時に入力する40桁の「プロダクトキー」から生成した20桁のプロダクトID(バージョン情報に表示される、ハイフンで4ブロックに区切られたIDで、実質的には72bit値)と、ハードウェア構成から生成した64bitの値を合成した50桁(136bit)の数字である。プロダクトアクティベーションは、特定のPCとパッケージの情報が結び付けられたこのIDをユーザーに申告してもらい、アクティベートしていない未登録のパッケージであることを確認。アクティベート用の42桁の確認IDを発行するというプロセスである。
アクティベートされた製品は、起動時にハードウェアをチェックするようになっており、認証されたマシンと構成が異なる場合には、ユーザーに再手続きをとらせる。
この手続きは、登録済みのIDに対し再登録を行なう作業であるため、不特定のユーザーの申請を受け付けることはできない。あらかじめパッケージのユーザー登録を行ない、カスタマーサービスで手続きする必要がある。ライセンスの範囲内で、ほかのマシンにインストールするような場合も同様だ。
ハードウェア構成の特定には、以下の10項目が使用される。
再アクティベーションを必要とするハードウェア変更の許容範囲は、ドッキングステーションが接続できるマシンであるかどうかと、ネットワークアダプタ(以下NIC)の有無によって異なる。前者は、ドッキングステーションが利用できる場合に、着脱によってハードウェア構成が大幅に変更されるであろうことへの配慮。後者は、同じMACアドレスを持つ異なるマシンは存在しにくいであろうことを考慮したものだ。非ドッキングステーションの場合、NICがあってなおかつ同じMACアドレスなら6項目。NICがない、あるいは異なる場合には4項目。ドッキングステーションが利用できる場合には、NICがあって同じものなら9項目。ないか異なる場合には7項目となる。
なお、企業などが用いるボリュームライセンスの場合には、アクティベーションのいらない専用のプロダクトキーが提供される。また、プリインストールマシンの場合には、一般にアクティベート済みの状態で出荷されるので、ユーザーが手続きする必要はない。プリインストールマシンに付属するリカバリ用のCD-ROMなどでは、そのマシンにしかインストールできないように作られたものがある。これを発展させたSPL(System Locked Pre-installation)が採用されているシステムの場合には、再インストール時にもアクティベーションは不要となる。
□マイクロソフト プロダクト アクティベーション(Microsoft)
http://www.microsoft.com/japan/piracy/mpa/
□Microsoft Product Activation(Microsoft)
http://www.microsoft.com/piracy/basics/xp_activation.asp
□WPA Resource Center(Fully Licensed) --同社が独自に解析したレポート
http://www.licenturion.com/xp/
【参考】
□プロセッサシリアルナンバ
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990210/key64.htm#processor_serial
□ドングル
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980513/key29.htm#dongle
■■ 後藤弘茂のWeekly海外ニュース
●1T-SRAM(1 Transistor SRAM)
ゲームキューブ登場。PS2/Xboxとアーキテクチャを比較
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20010920/kaigai01.htm
ワンティーエスラム
MoSys(Monolithic System Technology, Inc.~モシス)が開発し'98年に発表した、SRAMインターフェイスを持つDRAM(いわゆる擬似SRAM)。
記憶内容の保持にリフレッシュ(再書き込み)が必要なメモリをDRAM(Dynamic Random Access Memory)、不要なメモリをSRAM(Static Random Access Memory)という。
DRAMのセルは、電荷を一時的に蓄えることのできるキャパシタ(コンデンサ)と、トランジスタのスイッチ1個で構成されており、キャパシタに蓄えた電荷の有無でビットの状態を記憶する。構造が単純なので高密度化に適しており、大容量で小型のメモリが安価に製造できるのだが、僅かな電荷を蓄積しているだけなので、一定の間隔(数ミリ~数10ミリ秒)で再充電してやらなければならない(放っておくと自然放電してしまう)。
一方のSRAMは、複数のトランジスタを使ったフリップフロップ回路で構成されている。これは、2つの論理回路の一方の出力をもう一方の入力に帰還させたもので、いったん入力をかけると、一方が他方をドライブする動作を永遠に繰り返し、一定の状態を保持し続ける。リフレッシュが不要なので扱いやすく、高速なメモリが製造できるのだが、1セルあたり4~8個のトランジスタを使用するため、高密度化や低価格化が難しい。
1T-SRAMは、両者の長所を活かしたメモリで、その名の通り、メモリセルには単一トランジスタのDRAMを使用。内部は、256bit/256MHzのマクロバスで接続した数百~千個のマルチバンク構成になっており、SRAM並みの高速なランダムアクセスを実現する。各バンクには、独立したリフレッシュコントローラが備えられており、アクセスの合間に内部で自動的にリフレッシュを実行。DRAM特有の処理は、完全に隠蔽されている。1バンク分のキャッシュも用意されており、アクセスとリフレッシュが競合することはなく、リフレッシュに起因する遅延は起こらない。中身はDRAMだが、外部的には完全なSRAMであり、DRAM並みの高密度化(純粋なDRAMよりも1割ほど劣るが標準的なSRAMの2~3倍)と低消費電力(標準的なSRAMの1/4)を実現。任天堂のゲームキューブに採用され、一躍注目を集めるところとなった。
□1T-SRAM(MoSys)
http://www.mosys.com/1t_sram.html
【参考】
□SRAM
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/991022/key95.htm#SRAM
□PBSRAM(Pipelined Burst SRAM)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980715/key38.htm#PBSRAM
□DDR FCRAM(Double Data Rate Fast Cycle RAM)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20000630/key125.htm#FCRAM
□VC SDRAM(Virtual Channel Synchronous DRAM)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980826/key43.htm#VC_SDRAM
□FPM DRAM、EDO DRAM、SDRAM
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980701/key36.htm#fpm-dram
[Text by 鈴木直美]