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■■アドビ、Photoshopの機能限定版「Photoshop LE」単独発売
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/991012/adobe.htm
●JavaScript
ジャバスクリプト
Netscape Communicationsが開発した、スクリプト言語。
プログラムの中には、可読性の高いテキストで記述されたものをそのまま実行するタイプがあり、これをスクリプトと呼んでいる。JavaScriptは、同社が'96年にリリースした「Netscape Navigator 2.0」の機能としてリリースされたもので、'98年には、ECMA(European Computer Manufacturers Association~欧州電子計算機工業会~エクマ)の標準規格「ECMA-262:ECMAScript Language Specification 」に採用。MicrosoftのInternet ExplorerではVer 3.0から、同社のVBScript(※1)とともに、JScriptという名の互換スクリプトをサポートしている。
JavaScriptは、HTML(HyperText Markup Language)で書かれたWebドキュメントの中に直接記述されており(※2)、ブラウザがこれを解釈して実行。表示することが基本のWebドキュメントに、様々な動的処理を追加することができる。なお、名前に「Java」と付いているが、Sunが開発したプログラム言語のJavaとは異なる。
(※1)Microsoftが開発した、VisualBasicをベースとしたスクリプト言語。JavaScriptと同様、HTMLドキュメントの中に記述しブラウザが実行する。
(※2) < SCRIPT >タグを使ってスクリプトを記述。ドキュメントの一部としてブラウザが表示してしまわないように、通常はスクリプト全体が「<!-- -->」タグでコメントアウトされている。
□JavaScript Reference Manual(Netscape Communications)
http://developer.netscape.com/docs/manuals/communicator/jsref/index.htm
□ECMA Publications Standards and Technical Reports(ECMA)
http://www.ecma.ch/publicat.htm
□Microsoft Scripting Technologies(Microsoft)
http://msdn.microsoft.com/scripting/
【参考】
□ソースコード
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980127/key15.htm#SourceCode
□Java
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/971209/key10.htm#java
□ダイナミックHTML
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/971014/key2.htm#dhtml
●グレースケール(gray scale)
●インデックスカラー(index color)
●CMYK(Cyan Magenta Yellow blacK)
●Lab(Lab color)
画像などで用いられる、色表現の種類。
電磁波のうち光として見える帯域を可視光線といい、人間の目はこの可視光線の波長の違い(※1)を色感として認識している。ディスプレイや印刷物のように、色を生成したり調整するような場面では、表現するための要素とパラメータという形で色を扱っている。
生成には、別の色の配合によって作り出すことができない色要素(原色)を用意し、これをもとに、様々な色を作り出す。ディスプレイのようにそれ自体が光を発する場合には、光は直接配合される。これを加法混色といい赤、緑、青(RGB)の3原色が使われる。
印刷物は、照射した光の一部の波長が吸収され、反射してきた光によって色が表現される。これを減法混色といい、このような場面ではRGBの補色であるシアン(Cyan~水色)、マゼンタ(Magenta~赤紫)、イエロー(Yellow~黄色)の3原色がベースとなる。
ハイカラーと呼ばれているタイプは、1ピクセルを15ないし16bitで構成する。15bitの場合は、各色に5bitを割り当て32,768色を表現する。16bitの場合は、1bitを使用しないで15bitと同じ扱いにするタイプと、3原色の中でもっとも敏感な緑色に6bitを割り当てるタイプがある。このほかにも、各階調が10bit、12bit、16bitのものなどもある。
なおインデックスカラーには、カラーテーブルを持たずに、特定のシステムや特定のハードウェア固有のカラーテーブル、あるいは発色の仕組みを前提としたタイプも含まれることがある。
(※2)減法混色はCMYの3色で表現されるが、実際の印刷では、一般に深味やディテールを補完するための墨を含んだ4色で行なっており、CMYKはこれが前提となっている。
■■アップデート情報
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/driver/
DVD-ROMドライブの機能的な進化を表す、いわゆるバージョンに相当する用語。
厳密な定義は特にないが、一般には最初にリリースされたDVD-ROMモードが等速の製品を第1世代。CD-R/RWの読み取りに対応し2倍速になった製品を第2世代。現行の4~6倍速のものを第3世代と呼んでいる。ここで重要なのは、第1世代のドライブが、CD-Rを読めないという点だろう。
また、ドライブ側にリージョンロック(※1)の機能を搭載したものも登場。それ以前のドライブと区別するために、未対応のドライブをフェーズ1、対応ドライブをフェーズ2と呼んでいる。
(※1)DVD-Videoは、世界を6地域(1=北米、2=日本/ヨーロッパ、3=南アジア、4=中南米、5=アジア/アフリカ、6=中国)に分類した地域コード(リージョナルコード)を設定することができ、これを参照することによって、再生可能な地域を限定(リージョンロック)するRPC(Region Playback Control)という機能が用意されている。この機能は、もともとは再生ソフトが処理するものだったのだが、ソフトとハードが一体化していないPC上では有効に機能しないため、その後、ドライブ側にチェック機能を持たせる仕様(RPC2)に改められた。
■■後藤弘茂のWEEKLY海外ニュース
PGA版Athlonは600MHz程度で来春以降に登場か
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/991014/kaigai01.htm
●SRAM(Static RAM)
エスラム、スタティックラム
メモリの種類のひとつで、記憶保持にリフレッシュ(再書き込み)を必要としないRAM。
一般に、電源の供給を受けずに記憶内容を保持し続けられるものをROM、記憶保持のために電源を供給しなければならないものをRAM(Random Access Memory)と分類している。RAMはさらに、データを記憶するメモリセルの機構の違いから、DRAM(Dynamic RAM)とSRAMの2種類に大別される。
DRAMは、1つのメモリセルを1個のトランジスタとコンデンサで構成し、このコンデンサに電荷を蓄えて記憶する。構造が単純であるため、コンパクトで大容量のチップが安価に製造できるが、蓄電池に僅かな電荷を蓄積しているだけなので、読み出すことはもとより、そのまま放置しておくだけでも自然に放電してしまう。そこで、定期的に内容を読み出しては書き込むという再充電作業を繰り返しており、これをリフレッシュ(refresh)という(読み出す際の書き戻しはプリチャージという)。
SRAMのセルは、複数のトランジスタを使ったフリップフロップ(flip-flop)と呼ばれる論理回路で構成されている。フリップフロップは、2つの論理回路の一方の出力をもう一方の入力に帰還させた回路で、いったん入力をかけると、内部では一方が他方をドライブするという動作を永遠に繰り返すことになるため、電源を供給しつづける限りその状態が維持される。すなわち、動的に記憶保持を行なうダイナミック型に対し、静的に記憶しているスタティック型という。
SRAMは、再充電が不要なため高速にアクセスでき、消費電力も低く抑えることが可能だが、セルを構成するパーツが増えるため、同じプロセスで製造した場合には、DRAMのような大容量化やコストダウンが難しくなる。そこで、大量のメモリが必要なPCのメモリシステムでは、メインメモリには安価なDRAMを使用。少量のSRAMにバッファリングさせることによって、スピードをカバーするキャッシングという手法が用いられている。このキャッシュメモリをはじめ、僅かな電力でデータを記憶しつづけなければいけないバックアップ用のメモリなどに、このSRAMが使われている。
【参考】
□L2キャッシュ (Level 2 Cache)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/971209/key10.htm#L2cache
□CMOS (Complementary MOS)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980217/key18.htm#CMOS
□マスクROM、PROM、EPROM、EEPROM
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980407/key25.htm#MaskROM
□FPM DRAM、EDO DRAM、SDRAM
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980701/key36.htm#fpm-dram
□DRDRAM
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980610/key33.htm#Direct_RDRAM
□Virtual Channel Synchronous DRAM (VC SDRAM)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980826/key43.htm#VC_SDRAM
■■ネットジャパン、パーティションの結合に対応した「PartitionMagic 5.0」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/991015/partm.htm
●パーティション(partition)
ディスクを区分し、複数の論理デバイスとして扱う場合の区分されたブロック(※1)。ボリューム(volume)とも。
MS-DOSやNT以外のWindows(以下まとめてDOSと記す)では、FDISKというコマンドラインで実行するユーティリティを使用しHDDを最大4つの領域に分割することができる。各領域は、あたかも別のディスクドライブのように扱うことができ、大容量ドライブを複数のドライブとして使用したり(※2)、別のOSや異なるファイルシステム用に利用することが可能となる。
DOSやWindows NTでは、1~4分割された領域のうち1つを、さらに複数の論理ドライブに分割して使用できるように設定することができ、これを拡張パーティション(extended partition)、他の領域を基本パーティション(primary partition)と呼んでいる。このうちDOSが認識できるのは、1つの基本パーティション(FDISKの基 本MS-DOS領域)と拡張パーティション(FDISKの拡張MS-DOS領域)のみで(※3)、ドライブレターは、最初に各物理ドライブの基本パーティション、次いで、拡張パーティションの論理ドライブ(FDISKの論理MS-DOSドライブ)という順に割り当てられる。
なお、システム起動用の基本パーティションを特に、ブートパーティション、あるいはシステムパーティションと呼ぶこともある。論理パーティション(Logical Partition)という呼び名は、拡張パーティションや、DOSが認識できないパーティションを指すこともあるが、一般には、拡張パーティションの論理ドライブを指すことが多い。
(※1)メモリやデータベースなどディスク以外のところでも、分割された区分をパーティションと呼んでいる。
(※2)MS-DOS Ver 3.2までは、1つの基本パーティションしかサポートしておらず、3.3から拡張パーティションが持てるようになり、32MB以上の大容量ドライブを分割して扱えるようになった。
(※3)分割の方法としては、「1(~4)個の基本パーティション」「1個の拡張パーティション」「1(~3)個の基本パーティションと1個の拡張パーティション」になる(括弧内も作成可能だがDOS上では同時に利用できない)。
【参考】
□FAT32
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980610/key33.htm#FAT32
□FAT32X
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980701/key36.htm#FAT32X
[Text by 鈴木直美]