会場：Taipei International Convention Center（TICC）
　　　Taipei World Trade Center（TWTC） Exhibition Hall
　　　Taipei World Trade Center（TWTC） Exhibition Hall 2

　COMPUTEX TAIPEI 2000が6月5日、台湾で開幕する。COMPUTEX TAIPEIはコンピュータ関連のトレードショー。パソコン最新情報発信基地である台湾の最新状況を知るのに最適な展示会だ。なお、会期は9日までの5日間となっている。

　今年の会場は、従来の「Taipei International Convention Center（TICC）」と「Taipei World Trade Center（TWTC） Exhibition Hall」の2会場に加え、新たに「TWTC Exhibition Hall 2」が使用される。そのため展示面積は45,000平方メートルに拡大し、総出展社数も1,001社と'99年の912社を上回っている。

【TWTC Hall】	【TWTC Hall 2】	【TICC】

■会場内ではブースの設営が急ピッチで進む

　現在の台湾は、時期的にいえば雨季にあたるが、開幕前日である6月4日は晴れ。ただし、湿度は高く、気温は30度を越えており、かなり蒸し暑い。

　展示会場の方も、準備のため活気にあふれている。準備中の展示フロアの入り口は、どこも関係者以外立ち入り禁止で入ることができないが、立入禁止の立て札越しに展示ブースを覗いたり、吹き抜けになっている上層階から準備の様子を伺うことができた。

　そこから見た限りでは、設営が着々と進められているものの、例年どおりまだ雑然とした状態で、「前日の午後7時（現地時間）にこんな状態で、明日午前9時の開幕に間に合うのか？」という一抹の不安を感じるほど。また、ほとんどのブースがブース自体を作っているところなので、どんなものが出展されのるかはわからない状態だったが、VIAのブースにはDDR266や、Cyrix IIIのロゴがのぞいていた。

準備が進む展示フロア。まだまだ雑然としていて、明日開幕とは信じられない	吹き抜けになっているので、上層階からも見下ろすことができる	外から見ることができたVIAブースにはDDR266や、Cyrix IIIの文字が躍っていた

■今年のCOMPUTEX TAIPEIは一味違う

　例年のCOMPUTEX TAIPEIは、CPUメーカーやビデオチップメーカーが大きな発表を行なうというより、最新の製品が展示されるという傾向が強い。しかし、今年のCOMPUTEX TAIPEIは一味違い、AMDがSocket A対応CPUを、インテルが新チップセットの発表を行なうと見込まれている。

　また、この動きに合わせるかのように、先週から各マザーボードメーカーが一斉に「Apollo KT133」を採用したSocket A対応マザーボードを発表している。このことからも、会場では数多くのSocket A対応マザーボードや、Intelの新チップセットを採用したマザーボードが展示されると予想される。

　もちろん、すでに台湾がOEM供給元として重要な位置をしめているノートPC、また変わった入力デバイスといった周辺機器や、MP3プレーヤーなど、台湾ならではの奇抜な製品が数多く登場することも期待される。

　PC Watchでは、一味違う今年のCOMPUTEX TAIPEIのレポートを連日お届けする。

□COMPUTEX TAIPEI 2000のホームページ（英文）
http://www.computex2000.com/
□COMPUTEX TAIPEI 2000のホームページ（和文、TCA対日輸出促進センター）
http://www.ippc.com.tw/comp2000/default.asp

(2000年6月5日)

[Reported by furukawa@impress.co.jp]