【周辺】

DVD-RAM規格Ver.1.0に準拠
OEM用の内蔵型ドライブ2種類も発表

松下、初の一般市場向け
DVD-RAMドライブとディスクを同時発表

'98/1/20 発売

価格
「LF-D100J」:100,000円
「LM-DB26J」(片面2.6GB):2,500円
「LM-DA52J」(両面5.2GB):4,000円

連絡先:光ディスク事業部 営業二部 営業企画課
Tel.06-906-2329



 松下電器産業株式会社は、PDの記録再生に対応した外付け型DVD-RAMドライブ「LF-D100J」(100,000円)と、DVD-RAMディスク2種類を'98年1月20日から発売する。ドライブ、ディスクともに、一般市場向けの製品が発表されたのは初めて。
 いずれもDVD-RAM規格Ver.1.0に準拠しており、容量は片面2.6GB、両面5.2GBとなっている。
 松下はPDディスクでDVDと同じ相変化記録技術を採用しており、製品化についても先行することとなった。

●DVD-RAMドライブ

 新開発の2レーザ2レンズ光ヘッドを採用しており、DVD-RAMのほか、PDディスクの記録再生にも対応している。PDとDVD-RAMは同じ相変化記録技術を採用しているため、波長650nmのレーザーで記録再生を行なう。CD-ROMの読みとりは、波長780nmのレーザーを使用する。
 DVD-ROMは2倍速、CD-ROM(CD-R、CD-RW含む)は最大20倍速での読みとりが可能。新開発のフロントローディング方式により、通常のディスクと、カートリッジ方式のディスクの両方に対応できる。
 インターフェイスはSCSI-2で、対応機種はPC/AT互換機。Windows 95用のドライバーソフトやMPEGエンコードソフトのほか、縦置き用のスタンドや、8cm CD用のトレイなども同梱される。
 また、OEM用の内蔵型ドライブ2種類も、2月から順次サンプル出荷を開始する。サンプル価格は、SCSI-2モデル「LF-D101N」、ATAPIモデル「LF-D111」ともに90,000円。

 なお、現在、DVD-RAMドライブをサンプル出荷している日立では「一般ユーザー向け製品の発売については検討中」としている。東芝は「一般ユーザー向け製品の発売予定はない」としている。


【主な仕様】

●DVDディスク

 片面2.6GBの「LM-DB26J」(2,500円)と、両面5.2GBの「LM-DA52J」(4,000円)の2製品を発売する。いずれもカートリッジ方式で、2.6GBの製品のみ、ディスクの取り出しが可能となっている。



□松下電器産業のホームページ
http://www.panasonic.co.jp/panasonic-j.html
□ニュースリリース
http://www.panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn971029-1/jn971029-1.html
□関連記事
【4/23】日立と松下が書き換え可能な「DVD-RAM」対応ドライブを発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/970423/dvdram.htm

('97/10/30)


[Reported by seino@impress.co.jp]


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