特集
プロが選ぶ2017年春の推しモバイルノート
~最新モデル9製品を徹底比較
2017年5月3日 06:00
パナソニック レッツノート XZ6の評価
※ここでは、レッツノート XZ6の評価を掲載している。今回レビューしているほかの8製品をご覧になりたい方は、ページ最下部にあるリンク付きの目次を参照いただきたい。
パナソニックのレッツノート XZ6は、今回の9製品のなかで唯一の着脱式2in1モデル。分離するタブレット部分は12型になっており、アスペクト比3:2のQHD(2,160×1,440ドット)液晶ディスプレイを採用する。また、タッチ操作に対応した液晶パネルには反射防止フィルムが貼付されているため、良好な視認性を確保している。重量は約1,109gと軽量でありながら、レッツノートらしく堅牢性も確保しており、ドッキング時の76cm落下試験や、100kgf加圧振動試験、などをクリアしている。LTE対応モデルも用意する一方で、ミニD-Sub15ピンといったレガシーなインターフェイスも残している。
評価は下記のとおり。
携帯性 | 画面 | 拡張性 | 使い勝手 | デザイン | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|
笠原一輝 | 5 | 2 | 3 | 4 | 3 | 17 |
平澤寿康 | 3 | 3 | 5 | 5 | 3 | 19 |
山田祥平 | 4 | 5 | 5 | 4 | 3 | 21 |
若林直樹 | 3 | 4 | 3 | 4 | 3 | 17 |
若杉紀彦 | 3 | 4 | 5 | 4 | 3 | 19 |
ライター 笠原一輝のインプレッション
XZ6はレッツノートシリーズ初の脱着型という意欲的な製品。惜しむらくは本体にレガシーを含めたポート有りすぎて古いPCなイメージが否めない点だが、重量が1kg強なのにタブレットと本体合わせて53Whという大容量のバッテリを搭載している点は見逃せないメリット。それにより長時間駆動が期待できる。
ライター 平澤寿康のインプレッション
ミニD-Sub15ピンも含めた豊富なポートにLTE対応WWAN搭載、優れた堅牢性、圧倒的なバッテリ駆動など、ビジネスモバイルシーンでの利便性を最大限追求している点は大きな魅力。ただ、着脱型の宿命で、ドッキング時の液晶部の揺れの大きさは残念。また、ドッキング時には厚さがあり、携帯性はやや落ちる印象。ビジネスツールという印象が強いデザインも、個人が持つ場合には気になりそうだ。
ライター 山田祥平のインプレッション
さまざま点でバランスがとれている。ただ、今後のノートPCの流れを考えると、Type-C非対応は残念。また、従来のレッツノートとは電源プラグも変わったのだから、それに合わせてPD対応を考えるべきではなかったか。
写真家 若林直樹のインプレッション
いつもの頑丈そうなレッツノートだが脱着式2in1は魅力的だ。上位機種ならばストレージが1TBでメモリ16GBのものもあり仕事で使える。画面は非光沢で階調はやや暗部が潰れているのが気になるが、明部の階調はよい。色表現は派手でなく落ちついた感じで好みではある。厚みがあるのとタッチパッドの狭さが気になるところだ。
PC Watch編集長 若杉紀彦のインプレッション
天板のボンネット構造や円形タッチパッドなど、伝統を引き継ぐデザインだが、個人的にはやややぼったいと感じる。液晶は光沢だが反射は少ないと感じる。3:2で2,160×1,440ドットという解像度は縦幅がほしい人には嬉しい。着脱式で550gのタブレットとしても使える。ただ、タッチセンサーのフィルムなのか、画面に目を近づけると格子模様が見えるのが気になる。インターフェイスは、SDカード、Ethernetに加え、ミニD-Sub15ピンも相変わらずサポートするのはさすが。LTEにも対応しているので、そのあたりがほしい人にうってつけ。
CF-XZ6HDAPR | CF-XZ6HFAQR | CF-XZ6HDBQR | CF-XZ6HFBQR | |
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CPU | Core i5-7200U(2.5~3.1GHz) | |||
GPU | Intel HD Graphics 620 | |||
メモリ | 8GB | |||
ストレージ | 128GB SSD | 256GB SSD | ||
光学ドライブ | - | |||
ディスプレイ | 12.0型QHDタッチ対応液晶 | |||
解像度 | 2,160×1,440ドット | |||
OS | Windows 10 Home 64bit | Windows 10 Pro 64bit | ||
バッテリ容量 | バッテリパック2,720mAh+本体1,880mAh | バッテリパック5,4400mAh+本体1,880mAh | ||
バッテリ駆動時間 | Sバッテリ、ドッキング時約9時間(タブレット単体で約4.5時間) | Lバッテリ、ドッキング時約15時間(同左) | ||
USB | USB 3.0 Type-C、USB 3.0×3 | |||
カードリーダ | SDXC(UHS-II対応) | |||
映像出力 | HDMI、ミニD-Sub15ピン | |||
無線通信 | IEEE 802.11ac、Bluetooth 4.1 | LTE、IEEE 802.11ac、Bluetooth 4.1 | IEEE 802.11ac、Bluetooth 4.1 | LTE、IEEE 802.11ac、Bluetooth 4.1 |
有線LAN | Gigabit Ethernet | |||
Webカメラ | 207万画素 | |||
その他 | 顔認証センサー、モノラルスピーカー、音声入出力 | |||
付属ソフト | Microsoft Office Home and Business Premium 2016 | |||
ドッキング時重量 | 約1,019g | 約1,059g | 約1,109g | 約1,149g |
タブレット単体重量 | 約550g | 約590g | 約550g | 約590g |
税別店頭予想価格(※発表時) | 250,000円 | 285,000円 | 286,000円 | 311,000円 |