パナソニック、レッツノート初の12型着脱式2in1「XZ6」

CF-XZ6

　パナソニック株式会社は、「レッツノート」ブランドより、12型2in1「CF-XZ6」を、2月17日より発売する。税別店頭予想価格は250,000円から。

　XZ6は、レッツノート初の着脱式2in1 PC。店頭モデルは2月17日発売を予定する。

　キーボードベース装着時の重量は、Core iプロセッサ搭載の12型タブレットモバイルPCとして世界最軽量となる約1,019gで、タブレット部単体でも、Core iプロセッサ搭載の12型タブレットとして世界最軽量の約550gを実現。

• 薄型の簡易なキーボードでは業務に不向き→ストローク2mmの本格キーボードを搭載
• キーボードと共に持ち歩くと重い→軽量ノートPCとして持ち歩け、タブレット単体でも使用可能
• 商談中タブレット部が重い→タブレット部も軽量
• Atomモデルより性能が欲しい→第7世代Core iプロセッサを搭載し、メインPCとしても使える

　同社では、以上のようにユーザーからの現状への不満に応えた製品としている。

　キーボードはキーピッチが横19mm/縦16mm、2mmストロークとなっており、SZシリーズと同様の打鍵感を実現(キー配置も同等)。ノートPCとしての利用を想定し、クラムシェル型で自立するよう設計されているため、新幹線のテーブルや膝の上など省スペースでも安定して仕様できるという(ヒンジの最大角は120度)。

　タッチパッドには円形のホイールパッドを採用するほか、タブレット単体時の操作性を高める、ワンビ株式会社開発の「ホイールパッド・タッチLite」をプリインストール。画面に仮想ホイールパッドを表示し、両手で保持した状態でのマウス操作が可能となっている。なお、左右スクロールや拡縮操作、テンキー表示などが可能な高機能版の「ホイールパッド・タッチPro」もPanasonic Storeにて販売する。

　液晶パネルは反射防止フィルム貼り付け済みの2,160×1,440ドット(QHD)の12型で、アスペクト比3:2と書類に近い比率を採用し、B5版ならほぼ実寸(93～99%)で表示可能だという。タッチ操作にも対応するほか、オプションで「Windows Ink」対応のアクティブペン(アクティブ静電結合方式)を用意。1,024段階の筆圧検知と、消しゴム/右クリックの2つのボタンで、さまざまな利用シーンで活用できるとしている。

　世界最軽量ながら、レッツノートに求められる耐久性を確保するため、0.4mm厚のマグネシウム合金製リアキャビネットに加え、SZまで樹脂製だったフロントシャーシにもマグネシウム合金を採用(0.45mm厚)。剛性の高い筐体とタッチパネルで基板や液晶を挟み込む、3層構造により強度を確保し、ドッキング時の76cm落下試験(底面)、26方向30cm落下試験、100kgf加圧振動試験、キーボード打鍵試験、タブレット単体での6方向76cm落下試験をクリアしているという。

　また、ドッキング構造も耐久性を重視し、タフパッド/タフブックの設計技術を継承した、繰り返しの着脱に強い高耐久コネクタを新たに開発。コネクタはフローティング構造になっており、1万回の着脱試験をクリアするとしている。

　インターフェイスにはDisplayPort Alt Mode対応のUSB Type-Cや、Windows Helloの顔認証対応IRカメラを搭載し、最大300Mbpsで通信可能なLTE対応モデルも用意する。

　バッテリはキーボードベース側が交換可能となっており(タブレット側バッテリは着脱不可)、タブレット単体がSバッテリ搭載時約4.5時間、Lバッテリ搭載キーボードベースと合わせた場合には、約15時間のバッテリ駆動を実現する。

　バッテリ関連の特徴的な機能としては、キーボードベースのバッテリからタブレット側のバッテリへ充電が可能な点で、可能な限りタブレット単体での駆動時間を優先する仕様となっている。また、キーボードベース単体でもUSB給電が可能なため、タブレット単体で利用しつつ、モバイルバッテリとしてスマートフォンなどを充電することも可能。ACアダプタはタブレットとキーボードドックと共通。

　主な仕様は以下の通り。

【お詫びと訂正】記事初出時、表上の一部モデルの重量単位が誤っておりました。お詫びして訂正させていただきます。

　インターフェイスは本体にUSB 3.0 Type-C(DisplayPort出力対応)、IEEE 802.11ac対応無線LAN、Bluetooth 4.1、207万画素IR前面Webカメラ、音声入出力、キーボードベースにUSB 3.0×3、Gigabit Ehternet、HDMI出力(4K/60p対応)、ミニD-Sub 15ピン、UHS-II対応SDカードスロットを備える。

　本体サイズはドッキング時で288.5×223.7×22mm(幅×奥行き×高さ)、タブレット本体が286.5×206.2×9.5mm(同)。

　重量は本体キーボード共にSバッテリ搭載時で約1,019g/約550g(ドッキング時/タブレット単体、LTEモデルは40g増)、キーボードベースにLバッテリ搭載時でドッキング時約1,109g(LTEモデルは40g増)。

左側面

右側面

　直販限定のパナソニックストアモデルでは、800万画素背面カメラの搭載や、ブラックカラー、第7世代Core i7搭載モデルが追加される。発売は2月23日の予定で、1月12日より予約受付を開始する。

【13日訂正】パナソニックより訂正が入り、重量が変更されました。